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原価か販管費か?

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/08/24(第616号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□    
■□  ”業績をアップするには、まずは会計から変えよう!”
■■        http://www.tm-tax.com/
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 皆様、おはようございます。
 税理士の北岡修一です。

 8月も終わりに近づき、少しずつまた仕事モードに戻っていく
 時期かなと思います。

 ただ、税務調査は、既に7月後半より本格的に始動しており、
 私どもも非常に、今年は多いです。小型のものが多いですが。

 これから本格的な税務調査の季節?皆様、引き締めていきま
 しょう!


 ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いい
 たします。
 
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■□  原価か販管費か?
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●製造や製作、開発、建設など、何かを作っている会社の場合に
 は、単純な売上原価だけでなく、原価計算を行います。

 すなわち、かかった費用を、まず、原価か販管費に分ける必要
 が出てきます。


●これが結構、難しいですね。直接的に製造の作業に関わってい
 る人や、そこで使われているものの経費であれば、それは原価
 ということで、簡単です。

 ただ、製造間接費と言われるような、製造をサポートする部門
 で発生する経費は、どちらに入るのか、ということです。


●一般的に言えば、総務や経理や営業などの部門で発生するもの
 は、販管費ですね。

 研究開発は、どちらにも入る可能性があります。製造現場など
 で、その製品を作るために、新たな製造手法などを開発するよ
 うな経費は、原価と言えるでしょう。

 でも、基礎研究的な試験研究は、一般管理の部門に入ってくる
 のではないでしょうか。


●原価は、直接的な原価の他、たとえば、設計や、品質管理、生
 産管理、材料調達等の様々な製品の製造をサポートするような
 ものも、間接原価として、やはり原価になります。

 このあたりが、難しいところですね。どこまでが製造のサポー
 トで、どこからが一般管理なのか...?


●完全に工場や現場が、本社から離れていれば、その判定は簡単
 になりますが、でも本社の中にも製造サポートの部門があるこ
 とも多いです。

 要はこれらについては、会社が基準などを作って、明確に決め
 る、ということが大事ということになります。

 そして、状況に変更があれば、その基準に沿って、明確に変更
 する、というようなことも必要です。

 
●基本的には、その会社の考え方が、妥当であれば優先される、
 ということになります。ですから、会社が「これが当社の原価
 なんだ」という基本理念を持つことが大事です。

 この原価に対する基本理念がしっかりしていれば、その都度、
 あまり悩まなくて済むようになります。

 是非、そういったものをきちんと確立しておいて欲しいです。


 ただし、それが会計の基準や考え方などに対して、おかしくな
 いかどうか、論理的であるかどうか、などは、会計士さんや税
 理士さんなどに聞いておいた方がいいですね。


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<編集後記> 
 
 先週後半は、学校法人の監事研修会というものに行ってきました。
 ある学校法人の監事になったためですが、各大学から多くの監事
 が集まってきて、文科省の方の講演や大学理事長の講演を聞いた
 り、監事同士のグループディスカッションもかなり長い時間やり
 ました。皆様母校の監事が多いこともあり、とても真面目で真剣
 で、かなり深い議論ができましたね。これだけ監事ががんばって
 いれば、各大学どんどん良くなっていくのでは? と思いますね。

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