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地元に愛され生かされている小さなバス会社物語!

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     シリーズ「第二創業の実践の中で仕事のできる人の集団を作る!」

  <第461回>[(第21話)「地元に愛され生かされている小さなバス会社物語!」]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「第二創業の実践の中で仕事
のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介
していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】父が経営する小さな旅行代理店に入社!
【3】路線バスの営業資格を取る!
【4】地域と一体となり、地域ぐるみで業績を伸ばす!
【5】編集後記

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全国に路線バス会社は約4000社あるがそのうち7割が赤字を抱えている。毎年約1000
キロメートルの路線が廃止されているそうだ。やむなく行政が赤字を埋め合わせて第
三セクター方式で運営している例も多い。

そのような路線バス業界にあってお客様を年々増やしている地方の小さなバス会社が
ある。小江戸川越市に本社を置く「イーグルバス」だ。江戸情緒を今も漂わせている
埼玉県の川越市には全国から観光客が訪れている。最近は外国人観光客も増えた。そ
んな川越市に一度は乗ってみたいと評判の乗り物がある。レトロなボンネットバスだ。
乗ってみるとバスの運転手がマイク越しに観光案内までしてくれる。しかもこれが観
光バスではなく路線バスと言うから驚く。そのユニークなバス会社を率いるのがイー
グルバス社長の谷島賢(まさる)氏61歳だ。

今正に人気の観光スポットとなった川越市だがかつてはご多分に漏れずシャーター通
りだった。その川越市再生の仕掛け人が谷島社長なのである。谷島社長は川越観光協
会の理事も兼務しており、紛れもなく川越市の顔そのものでもあるのだ。

今回は「奇跡の改革を果たしたイーグルバスの第二創業」を採り挙げる。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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シェア争いをするのではなく、地域に必要とされ、生かされる経営を目指したいと考
えています。


       谷島 賢(まさる)


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【2】父が経営する小さな旅行代理店に入社!

谷島社長は成蹊大学法学部を卒業し、父が経営する旅行代理店に入社した。田舎の小
さな旅行代理店では飽き足らない思いが強くなり、バス事業に乗り出すことにした。
地域と共に成長できる路線バスの運営を志したのだが、何の実績もない者には路線バ
スの営業資格は下りないことが分かった。

とりあえず1980年にイーグルバスを設立した。バス2台を導入し送迎バスの運行を始
めた。川越市には目の不自由な人の学校があり、その学校の送迎にも貢献することに
したのである。10年の実績を積んで次に観光バス事業に参入した。



【3】路線バスの営業資格を取る!

そしてついに念願の路線バスの営業資格を取得することが出来た。前述したように路
線バス業界の7割が慢性的な赤字を抱えており、毎年約1000キロメートルの路線が廃
止されている。

送迎バスや観光バスはお客様に見積書を提出し、合意に達して仕事を引き受ける。だ
から必ず何がしかの利益が出る。しかし路線バスはそうは行かない。お客様が何人乗
ってくれるかは分からないからだ。つまり自分たちの力で集客しなければならないの
である。

例えば路線バスに観光客にも乗ってもらうにはどうすればよいかを考えた。ノスタル
ジックなボンネットバス。運転手に観光ガイドを兼務してもらう。英会話を身につけ
外国人観光客にも対応できるようにする。

「皆様、これが川越城の本丸でございます」。「♪通りやんせ、通りやんせ、ここは
どこの細道じゃ♪ 私の突然の歌にびっくりされましたか? ここの通りが童謡の通
りやんせの細道でございます」とガイドする。

外国人のペアが運転手に英語で「菓子屋横丁までここから何分ぐらいか?」と尋ねる。
片言の英語で「約2分です」と答える。休憩時間を利用してイーグルバス独自の英語
教材で勉強しているから対応できるのだ。



【4】地域と一体となり、地域ぐるみで業績を伸ばす!

川越市の隣町が日高市だ。日高市を走っていた西部バスが不採算で撤退してしまった。
何とか引き継いでくれと日高市から頼まれ、実情も把握しないまま、引き受けてしま
った。ところが案の定赤字続きだ。谷島社長自ら現地調査をしたところ乗客はほぼゼ
ロだった。

これはとんでもない事業を引き継いでしまったものだと思った。だが今さら投げ出す
わけには行かない。バスにセンサーと位置情報を取り付け、どの停留所で何人乗り降
りしたかとバスの位置が常時把握できるようにした。そのIT情報は直ぐに役立った。

停留所の位置を例えば病院の直ぐそばに変更したり、バスの中継ポイントを設けてバ
スの本数を増やして利便性を高めた。最寄りのバス停まで行くには遠いお年寄りのた
めにデマンドバスを走らせ、ワゴン車で中継ポイントまで連れて行くシステムも導入
した。病院に行くにも買い物に行くにも便利になり、乗客は月当たり約3000人も増え
たのである。

イーグルバスの「創客戦略」はまだまだ続く。地元の状況を徹底分析し東秩父村に目
をつけた。ウイークデーはガラガラなのに土日・休日は満員で乗り切れない現象があ
った。登山客が大挙して押し寄せるのだ。そこで村長とコラボレーションし、世界遺
産に指定された細川紙の工房を経由して観光スポットを結び、交通網を整備している。
コンビニ一つなかった村にレストランを設け、細川紙工房での体験ツアーを組み、賑
わいと雇用まで生み出している。

小さなバス会社が乗り出した地方の都市開発構想モデルは全国的に大いに参考になる
のではないか。



【5】編集後記

谷島社長の第二創業のプロセスを紹介した。小さな旅行代理店が送迎バスで出発し、
観光バスを経て路線バスに進出した物語である。

とにかく街ぐるみで「創客」する。例えば毎月18日は着物の日と決めた。着付け料込
みで3000円弱で着物を借りられる。着物を着て街を歩けばさまざまな特典が用意され
ているから楽しい。

誰もが将来性がないと考える路線バス。だがやり方一つで宝の山なのである。地域に
必要とさて生かされていると謙虚な谷島社長だが、全く新しいコンパクトシティ構想
をさらに発展させていくことだろう。


今回の記事は報道番組「テレビ東京のカンブリア宮殿」も参考にさせて頂いた。



=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



第二創業に挑戦したい企業様からのご連絡をお待ちします。




コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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