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シリーズ「第二創業の実践の中で仕事のできる人の集団を作る!」
<第466回>[(第26話)「街の不動産屋が繰り出す第二創業でコミュニティを築く!」]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「第二創業の実践の中で仕事
のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介
していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】奉仕を重視する企業が栄える!
【3】ニーズに応えて熱烈なフアンを生む!
【4】気付いたら即実行がモットー!
【5】編集後記
===========================
公立八鹿病院の名誉院長を務めていて谷尚氏が「いい医療をすれば患者が増え、利益
に繋がる」と言っていたのを思い出す。全国の病院の約65%は赤字経営なのだそうだ。
にもかかわらず年々
医療費の支出は増加の一途をたどっている。
患者が増えないから薬漬けの医療が横行し、飲みきれないほどの薬を処方する。儲け
るのは製薬会社だけで、病院は儲からないと言う皮肉な現象が起こっている。
儲からないのは、谷名誉院長の言うように「いい医療をすれば患者が増え、利益に繋
がる」を実践しないからではないだろうか。
それと同じようにどんな商売でも熱烈なフアンが集まってくるような仕掛けを考えて
実践すればお客様は集まってくるわけだ。特に今は地方創生が叫ばれている。政府は
補助金をばら撒けば地方が活性化すると勘違いしているようだが、それは違う。
今回は「地域密着経営で熱烈なフアンを生み出している街の不動産屋」を採り挙げる。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
「人」や「社会」の役に立つことが売上に繋がるのです。
野老(ところ)真理子
***********************************************************************
【2】奉仕を重視する企業が栄える!
千葉県大網白里市に「大里綜合管理」と言う町の不動産屋がある。どこにでもある街
の不動産屋だが地域の住民から驚くほど支持されている。
社員は不動産に関する本業に携わる時間とその他諸々に携わる時間は約6:4だ。新入
社員の場合はその比率が逆転している場合が多い。
例えば朝のラッシュ時には駅前のローターリーにマイカーが侵入してくるため路線バ
スの邪魔になり、運行遅延の大きな要因になっていた。そこで社員がロータリーに出
て交通整理をすることでバスはスムーズに運行できる。バスのドライバーも利用者も
は大助かりだと喜ぶ。
アスファルトの継ぎ目から雑草が生えてきて景観を損ねる。普通なら草をむしりとっ
て終わるが「大里綜合管理」の社員は草の根っこまで抜き取る。こうすることで次に
生えるまで時間が稼げるわけだ。心配りが嬉しい。
現在取り組んでいるボランティアは283種類にも上るそうだ。これが地域と共に生きる
「大里綜合管理」姿なのである。
【3】ニーズに応えて熱烈なフアンを生む!
大網白里市の「大里綜合管理」の建屋には連日のように住民たちが集まってくる。建
物の前は臨時の野菜売り場になる。主婦たちが「安いわねえ」、「新鮮だわねえ」と
言いながら競って野菜を購入する。
二階にはこだわりのランチを売りにするレストランがあり、賑わっている。まるで道
の駅のようだが本社なのだ。
野菜を安く買いたい、気の利いたレストランがほしいという地元の人々のニーズに応
えて不動産以外のサービスを提供するようにしてきた。そのことにより熱烈なフアン
を生み出しているのである。
それだけではない。学童保育や各種カルチャー教室、コンサートの開催など前述した
ように283もの活動を行っている。気付く力を養い、気付いたなら即実行。これが「大
里綜合管理」のモットーなのだ。
【4】ボランティア活動が本業に好循環をもたらす!
「大里綜合管理」の事業の屋台骨は土地の管理業務である。土地を所有しているがち
ょっと離れたところにすんでいる。例え近くに住んでいても草を刈ったりと言った土
地管理は大変だ。そのような土地管理を請け負い、年2回草を刈り、記念の花を植え
て写真を撮り地主に送る。信頼が信頼を呼び、土地管理の仕事は年々増加するから嬉
しい。
もちろん新築の注文住宅も請け負う。建て前には近所の老若男女が集う。施主が二階
からお餅やお金を投げる上棟式と言う祭事は盛況だ。このような祭事は田舎でも見ら
れなくなったが、「大里綜合管理」はこのような儀式を復活させることにも熱心に取
り組んでいる。
施主と近所の住人の交わりは上棟式から始まる。こうした絆を生むことにも一役買っ
ているのだ。コミュニティが活発なら、変な事件も起きにくいだろう。
【5】編集後記
以前、MファンドのM氏が「金儲けをすることがそんなに悪いことですか」と世間様
に敵意を示した。悪いとは言わない。だがエコノミックアニマル過ぎるのはいかがな
ものかと思う。
「奉仕を重視する企業は栄え、利益ばかりを重視する企業は衰える」。これが世の常
と言うものではないだろうか。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
<今回の記事はテレビ東京の「カンブリア宮殿」も参考にしています。>
第二創業に挑戦したい企業様からのご連絡をお待ちします。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/
(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
http://www.ss-net.com
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ブログにも興味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
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http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
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http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/
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ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「第二創業の実践の中で仕事
のできる人の集団を作る!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介
していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】奉仕を重視する企業が栄える!
【3】ニーズに応えて熱烈なフアンを生む!
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公立八鹿病院の名誉院長を務めていて谷尚氏が「いい医療をすれば患者が増え、利益
に繋がる」と言っていたのを思い出す。全国の病院の約65%は赤字経営なのだそうだ。
にもかかわらず年々医療費の支出は増加の一途をたどっている。
患者が増えないから薬漬けの医療が横行し、飲みきれないほどの薬を処方する。儲け
るのは製薬会社だけで、病院は儲からないと言う皮肉な現象が起こっている。
儲からないのは、谷名誉院長の言うように「いい医療をすれば患者が増え、利益に繋
がる」を実践しないからではないだろうか。
それと同じようにどんな商売でも熱烈なフアンが集まってくるような仕掛けを考えて
実践すればお客様は集まってくるわけだ。特に今は地方創生が叫ばれている。政府は
補助金をばら撒けば地方が活性化すると勘違いしているようだが、それは違う。
今回は「地域密着経営で熱烈なフアンを生み出している街の不動産屋」を採り挙げる。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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「人」や「社会」の役に立つことが売上に繋がるのです。
野老(ところ)真理子
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【2】奉仕を重視する企業が栄える!
千葉県大網白里市に「大里綜合管理」と言う町の不動産屋がある。どこにでもある街
の不動産屋だが地域の住民から驚くほど支持されている。
社員は不動産に関する本業に携わる時間とその他諸々に携わる時間は約6:4だ。新入
社員の場合はその比率が逆転している場合が多い。
例えば朝のラッシュ時には駅前のローターリーにマイカーが侵入してくるため路線バ
スの邪魔になり、運行遅延の大きな要因になっていた。そこで社員がロータリーに出
て交通整理をすることでバスはスムーズに運行できる。バスのドライバーも利用者も
は大助かりだと喜ぶ。
アスファルトの継ぎ目から雑草が生えてきて景観を損ねる。普通なら草をむしりとっ
て終わるが「大里綜合管理」の社員は草の根っこまで抜き取る。こうすることで次に
生えるまで時間が稼げるわけだ。心配りが嬉しい。
現在取り組んでいるボランティアは283種類にも上るそうだ。これが地域と共に生きる
「大里綜合管理」姿なのである。
【3】ニーズに応えて熱烈なフアンを生む!
大網白里市の「大里綜合管理」の建屋には連日のように住民たちが集まってくる。建
物の前は臨時の野菜売り場になる。主婦たちが「安いわねえ」、「新鮮だわねえ」と
言いながら競って野菜を購入する。
二階にはこだわりのランチを売りにするレストランがあり、賑わっている。まるで道
の駅のようだが本社なのだ。
野菜を安く買いたい、気の利いたレストランがほしいという地元の人々のニーズに応
えて不動産以外のサービスを提供するようにしてきた。そのことにより熱烈なフアン
を生み出しているのである。
それだけではない。学童保育や各種カルチャー教室、コンサートの開催など前述した
ように283もの活動を行っている。気付く力を養い、気付いたなら即実行。これが「大
里綜合管理」のモットーなのだ。
【4】ボランティア活動が本業に好循環をもたらす!
「大里綜合管理」の事業の屋台骨は土地の管理業務である。土地を所有しているがち
ょっと離れたところにすんでいる。例え近くに住んでいても草を刈ったりと言った土
地管理は大変だ。そのような土地管理を請け負い、年2回草を刈り、記念の花を植え
て写真を撮り地主に送る。信頼が信頼を呼び、土地管理の仕事は年々増加するから嬉
しい。
もちろん新築の注文住宅も請け負う。建て前には近所の老若男女が集う。施主が二階
からお餅やお金を投げる上棟式と言う祭事は盛況だ。このような祭事は田舎でも見ら
れなくなったが、「大里綜合管理」はこのような儀式を復活させることにも熱心に取
り組んでいる。
施主と近所の住人の交わりは上棟式から始まる。こうした絆を生むことにも一役買っ
ているのだ。コミュニティが活発なら、変な事件も起きにくいだろう。
【5】編集後記
以前、MファンドのM氏が「金儲けをすることがそんなに悪いことですか」と世間様
に敵意を示した。悪いとは言わない。だがエコノミックアニマル過ぎるのはいかがな
ものかと思う。
「奉仕を重視する企業は栄え、利益ばかりを重視する企業は衰える」。これが世の常
と言うものではないだろうか。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
<今回の記事はテレビ東京の「カンブリア宮殿」も参考にしています。>
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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