人を助ける子供たちの心温まるお話！」

人を助ける子供たちの心温まるお話！」

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2016-04-25

　　　　　　◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆ 　　　　＜第３７７回＞賢人のコンピテンシーをベンチマークする！＜その７０＞ 　　　　　　　＝＝■「人を助ける子供たちの心温まるお話！」■＝＝ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成 果に結び付けられない人が実に多いのです。 「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。 コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・ 社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただ きたいと思います。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一 　層深まります。（コンピテンシー宣教師より）■ ＜今回のメニュー＞ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 【１】８９歳の老婆を助けて立ち去った中学生！ 【２】小４女子児童が祖母に迫るオレオレ詐欺を撃退！ 【３】踏切の外に男性を引きずり出して助けた小６女子児童！ 【４】子供たちにも求められるコンピテンシー教育！ 【５】賢人から学ぶべきこと！ 【６】編集後記 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークし ない手はないのだ。 【１】８９歳の老婆を助けて立ち去った中学生！ 平成27年7月8日の出来事だった。埼玉県朝霞市立第一中学校3年生の男子生徒Ｋ君が坂道で 動けなくなっていた89歳の老婆を助けた。 その老婆は近所での会合に出た後、急いで帰る途中だったが未舗装の上り坂で滑って転倒し てしまい動けなくなった。背中のリュックの中から携帯電話を取り出すことができず、途方 にくれていた。昼間でも人通りの少ない場所だったため、下手をすると翌朝までこのままか もと思うと心細かった。 そこにＫ君が通りかかり、10メートル先の公園のあずま屋までその老婆をおぶって連れて行 った。老婆は携帯電話を取り出して家人に電話をし、救急車を呼ぶことができた。右足2カ 所を骨折し、2ケ月も入院するほどの重傷だった。 気が動転していた老婆は助けてくれた中学生の名前も連絡先も聞きそびれてしまったことが ずっと気になっていた。退院後、読売新聞に投稿し、そのことが10月19日に掲載された。そ の記事を見た担任の教諭がＫ君から聞いていた話と一致することに気付き、約4ケ月ぶりに 再会を果たした。 その老婆は家族と中学校を訪れ、お礼の品を渡して何度もお礼を言った。Ｋ君は当たり前の ことをしただけだから騒いでほしくないと思い、当初は友人にも話していなかった。校長は 「我が学校の生徒がお褒めの言葉を頂き、誇らしい」と話した。 世間では生徒の非行で矢面に立たされることの多い校長が「誇らしい」と言えるなんてとて もすばらしいことだ。 【２】小４女子児童が祖母に迫るオレオレ詐欺を撃退！ 平成27年11月16日のお話だ。夕方5時ごろ小4の女子児童が帰宅したところ、82歳の祖母がタ ンス預金していた現金を数えていた。不思議に思って尋ねると「息子から電話があって、出 張先で大事なものを紛失したため、お金が必要と言っている」と話した。 女子児童はテレビでいつも見ているオレオレ詐欺に似ているととっさに思った。父が出張と 言う話も聞いていなかったので父親の職場に連絡した。電話に出た父が祖母と話して詐欺だ と分かった。 宇都宮南警察署ではすばらしい家族の連携だったとして小4の女子児童に感謝状を贈った。 児童の通う小学校の校長は、「自分で自分を守ろうと教育しているが、こういう形で家族を 守れたのは本当にすばらしく、学校の誇り」と称賛した。 小4女子児童のほうが祖母よりもはるかに冷静だったのである。(児童の名前は非公開) 【３】踏切の外に男性を引きずり出して助けた小６女子児童！ 平成27年12月16日のことだった。奈良県の市立真菅小6年生の女児児童が自転車で買い物に 行く途中、近くの近鉄大阪線の踏み切りで座り込んでいる男性(62歳)を発見した。自転車 を降りて駆け寄って「大丈夫ですか」と声を掛けたが返事がなく、警報機もなり始めた。 非常ボタンを押すのが正しい行動だろうが、この女子児童は遮断機をくぐって腕を引っ張 り、踏み切りの外に男性を引きずり出すことに成功した。 気付いた通行人が119番通報し救急車がきたが、男性の体調が回復したため、駆けつけた家 族と一緒に帰宅した。 この女子児童は学校では吹奏楽部でトランペットを吹く活発な女の子。「助けているときは 無我夢中で、何も考えられなかった」と振り返る。 消防署の署長は「危険を顧みず、勇気を出して助け出し、事故を防いでくれと」と感謝状を 贈った。家族は、「いいことをしたが、一歩間違えば極めて危険な行為と複雑な気持ちだ」 と言う。 【４】子供たちにも求められるコンピテンシー教育！ 今、非行の低年齢化がものすごい勢いで進んでいる。いじめ、暴力、万引き、窃盗などの事 件が毎日のように報道される世の中だ。そんな中、今回紹介したようなすばらしい行いをす る児童もいるということだ。 弱者を助ける行為、弱い立場の人を助ける行為は賞賛に値する。特に人格分野のコンピテン シーは人間として生きていくための基本であり、思いやり、誠実さ、几帳面さ、規律制など は特に重要だ。今回紹介した子供たちはこれらのコンピテンシーを身に付けていてくれて正 直ホッとした。 子供のうちからコンピテンシー教育を進めるべきだと思う。昔は「道徳」と言う科目があっ たが、残念ながら今はあまり熱心に「道徳」を教える学校は少ないように思う。 【５】賢人から学ぶべきこと！ ビジネスマンの中には論理思考を磨いている人は多い。知識や技術を身に付けている人も多 い。だが、行動力の乏しいビジネスマンが多い。 「立派なことを言うよりも、立派なことをするほうが立派だ」と心に刻んでおくことをお勧 めする。 動けなくなっていた老婆をおぶって公園のあずま屋まで連れて行き、家族と連絡が取れて救 急車がきてくれたのを見届けて立ち去った男子児童。 祖母があれほど騒いでいるオレオレ詐欺に引っ掛かる寸前だったところに帰宅した小4女子児 童が直ぐに父に連絡を取り、詐欺と分かって未然に防いだ行為。 わが身の危険を顧みず、遮断機をくぐり、動けなくなっていた男性を踏み切りの外に引きず り出した小6女子児童。 これら児童の行動力を是非学んでほしい。 【６】編集後記 埼玉西武ライオンズにドラ一で指名されていた大阪桐蔭高校の森捕手。線路に転落した男性 を勇敢にも同じ野球部の仲間と線路に飛び降りて救出した話が大きく報道されたのを覚えて いる。 体育会系の男子高校生だから男性をホームに持ち上げて、素早く自分たちもホームに駆け上 がることができたが、危機一髪だった。 このような話に触れるたびに拍手を送りたくなる。そして誇りに思う。彼らは「当たり前の ことをしただけ」と言うが、当たり前のことができない人が多すぎる世の中だ。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 次回に続く ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。 「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから ⇒　http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html 「melma」での登録・退会はこちらから ⇒　http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 発行責任者：さいたま市中央区上落合５丁目１９－２９ 　　　　　　　　彩愛コンサルピア代表　下山明央 この記事に関するご感想、ご意見はこちらから　3223898301@jcom.home.ne.jp ************************************************************************* メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中！登録はこちら ⇒　http://www.melma.com/backnumber_59181/ ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック！ ⇒　http://blog.livedoor.jp/shimo1873/ ⇒　http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/ *************************************************************************