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コラムの泉

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『非所有化・非収益化・非物質化…』の下で4WDになるために…

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第187号(2016年5月
14日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、『全文』は、『後述のリンク先』より、無料で、何の登録
 手続きもなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

============================================================

近年着目されているビジネスとして、例えば、「世界最大のタクシ
ー会社は、車両を持っていない」(…Uber)、「世界で最も人氣の
あるメディアには、基本的に自身で生み出したコンテンツがない」
(…Facebook)、「世界最大の小売業者は、在庫を持たない」(…
Alibaba)、「世界最大の宿泊設備・施設提供業者は、不動産を持
っていない」(…Airbnb)といった事例を取り上げるなら、『非所
有化』といった共通の傾向を指摘することができるかもしれません。

他にも、

●『大衆化』(数十億円の医療機器を用いなくても、後発開発途上
国の田舎でガン診断ができるなど)

●『非収益化』(カメラのフィルムのような「モノ」や長距離通話
のような「サービス」に払われていた『対価が消える』こと;フィ
ルム型カメラ→デジタルカメラ、長距離電話→インターネット経由
の無料動画通話)

●『非物質化』(テレビや図書館などの代わりにスマートフォンが
用いられるようになるなど『モノそのものが消える』こと)

や、「製造業やサービス業で働く人々が、機械に取って代わられ始
めたという例が増加している」など、さまざまな技術の進展に伴い、

日常生活の中でも、『知識の入手や技術のコピーが容易な、デジタ
ル化の時代』、『状況や経営判断によっては、多くの人財が機械
(AI搭載ロボットなど)に置き換えられてしまう可能性も現実味
を帯びてきた時代』の到来を感じる機会が増えてきたように感じて
います。

先進国という正解があり、それに追いつくために無駄なく効率的に
進めばよかった時代の私たちというのは、「敷かれたレールの上を
進む列車」あるいは「きれいに舗装された道路を進む自動車」だっ
たかもしれません。

しかし、上述のような『VUCA World』(※1)を生きる私たちは、
変化を常態として受け入れ、「さっきまで左側通行だと言われてい
たのに、ここからは右側通行だと言われ、ルール変更に適応しなけ
ればならない自動車」や「レールや舗装道路などがなく、起伏の激
しいガタガタ道や、道なき道を進まざるを得ない4輪駆動車(4W
D)」になることを求められているのではないでしょうか?

※1 VUCA World
混沌として先が読めない世界。Volatility変動性, Uncertainty不
確実性, Complexity複雑さ, Ambiguity曖昧さ の頭字語がVUCA。

(中略)


■『他流試合の厳しさ、相互啓発の楽しさ』を求める!

(中略)

『ユニークに生き抜く』ために『個性に磨きを掛けたり、発展させ
たりしていく』には、『他流試合の厳しさ』や『相互啓発の楽しさ』
を経験していくことは必須だろうと、弊社では考えています。

大きな組織に属していらっしゃる方ほど、「他の組織のことや他の
仕事をされている方のことは知らないので、○○が普通のことなの
かどうかもわかりません。

今の仕事がなくなってしまわないのか、邪魔者扱いされずに在籍し
続けることができるのか、定年後どうして行けばよいのかわからな
いのは、正直不安です」といった発言をされます。

あなたは普段、『相互啓発の楽しさ、他流試合の厳しさ』が味わえ
そうな場を自ら求めていらっしゃるでしょうか?

※3 参考記事
●インクルージョンが能動的でなければ、ダイバーシティは逆効果!?
( https://at-jinji.jp/expertcolumn/17 )
--『管理的なダイバーシティ』と『戦略的なダイバーシティ』
--『受動的なインクルージョン』と『能動的なインクルージョン』


■『他流試合、相互啓発』を妨げる『社会的な強制力』

しかし、『個性に磨きを掛けたり、発展させたりしていく』ために
も、ずっと『他者から求められ続ける人物であり続ける』ためにも、
「普段から『相互啓発や他流試合』を心掛けよう、楽しもう!と思
うのだけれど、なかなかそうも行かなくて…」という人も多いかも
しれませんね。

確かに、『相互啓発や他流試合』に日常的に遭遇する『価値観が多
様な社会』の生活に慣れた人と、多くの日本人のように『価値観が
類似の社会』で過ごすことに慣れた人では、心理的なハードルの高
さが異なるかもしれません。

そうした状況の背景には、私たちが、『合理的な理由とは別』に、
(自覚しているかどうかは別として)「Aさんが○○と言っている
から」「Bさんが○○しているから」「業界Cでは○○となってい
るから」…などといった『社会的強制力』とも呼ぶべきものから、
さまざまな影響を受け、

実際にどういう言動や態度を選ぶかについて判断しているといった
事情があります。 こういった事情について概説したのが、図解2:
「『協創対話』の場の力学」(※4)の内容です。

図解2:『協創対話』の場の力学 [ 合同会社5W1H作成 ]

※4 協創対話(Co-Creative Dialogue)
『視点変更』を促す質問を活用した、『真実・解決策・新たな可能
性を探求するための、関係者との粘り強い対話』のことで、『独創
×競創×協創』を促進し、『横断的・統合的な連携』を実現するの
に役立ちます。 協創対話の内容については、『フレームワーク質
問力(R)』を基盤とする『合同会社5W1H流コーチング学習プロ
グラム』でお伝えしています。


例えば、『人財育成・組織開発コンサルティング』などでは、
「『創発』を促す『深い対話』について学ぶツール」あるいは「個
人の価値観と、組織の方向性の『擦り合わせ』を行い、日常の実務
を行いながら、職場の改善や組織開発を進めるためのツール」とし
て、図解2:「『協創対話』の場の力学」を用いることがあります。

また、明日の『教養醸成の会』で扱う『タテ社会の人間関係』中根
千枝(著) の中には、次のような内容も登場します。

------------------------------------------------------------
●「権威主義」が悪の源でもなく、「民主主義」が混乱を生むので
もなく、それよりも、もっと根底にある日本人の習性である、「人」
には従ったり(人を従えたり)、影響され(影響を与え)ても、
「ルール」を設定したり、それに従う、という伝統がない社会であ
るということが、最も大きなガンになっているようである。(…本
文からの引用)

●論理を容易に無視するこの相対的価値観は、現実の日本人の人と
人との関係、やりとりに如実に発揮されている。そして、特に知的
な活動において致命的な欠陥を暴露するのである。[中略] その証
拠に、日本人の会話には、スタイルとして弁証法的発展がない。
「ほめる書評」と「けなす書評」しかないように、「ごもっともで」
というお説頂戴式の、一方通行のものか、反対のための反対式の、
平行線をたどり、ぐるぐるまわりして、結局はじめと同じところに
いるという、いずれかの場合が圧倒的に多い。(…本文からの抜粋
引用)

●日本のような形の単一社会における思考では、異なる2つの存在
は、『敵対』するか『合流』するか(一方が他方を『呑流』するか、
『従属』させるか、共に完全に独自性を喪失して『ひとつになる』
か)しかなく、両者が『独自性と対等性を保持したパートナーにな
る』という展開は望めない(…高野の解釈による改変表現)
------------------------------------------------------------

『持続的な自己刷新』を行ったり、4WDとなって『ユニークに生
き抜こう!』としたりするには、現状に疑問を持ったり、自ら課題
やルールを設定したり、「AかBか」ではなく「AとB」あるいは
「C」という解を探求したり…することが求められます。

これを可能にするのが、上記の『独自性と対等性を保持したパート
ナーになる』という、私たちの意識ではないでしょうか? …研究
者や技術者には比較的馴染みやすいかもしれませんが、社会人類学
的視点から見て、多くの日本人にとっては『慣れていない在り方』
のように感じています。

『我を張る』のでも『敵対』するのでも『合流』するのでもなく、
『独自性と対等性を保持したパートナーという在り方』を意識しな
がら、『自分(たち)はこうしたい!自分(たち)はこう考える!』
といった想いを『方位磁針』として持ち、4WDとして、まだ地図
に描かれていない領域を開拓していくには、

『粘り強く話し合う』過程を通して『納得解』を共有することで仲
間を束ねる『協創対話』のようなアプローチが不可欠ではないでし
ょうか?(他にも、「『評価を伝える』のとは異なる『フィードバ
ック』」なども重要かもしれません。)

『非所有化・大衆化・非収益化・非物質化…』といった潮流が渦巻
く中、『経済的・文化的な変化や歴史的な推移を乗り越えていく4
WDになる』ため、『他流試合や相互啓発』を通して『自分自身を
深く理解』し、『所属組織の内外で、分野横断的なつながりを築く』
ために、あなたはどんな取り組みをされていますか?

(後略)

============================================================


冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記よ
りご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細につ
いてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●ニューズレター第187号
『非所有化・大衆化・非収益化・非物質化…』の下で4WDになる
ために…
 → http://5w1h.hatenablog.jp/entry/187(ブログ版)
 → http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no187.pdf(PDF版)
============================================================
出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
============================================================


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
もし、『協創対話』という『基本』、『相互啓発する組織体質への
改善』などに関心をお持ちで、時代を超えて生き残る、『本物志向
で上質な学習プログラム』をお探しでしたら、是非、下記のような
機会の活用を検討なさってみてください。

●5月27日(金)開催
「ファクト・ベイスト・フィードバック」
~現場・面談で主体的に学び合い、業績向上につなげるコミュニケ
ーション~
http://www.5w1h.co.jp/training/i/feedback.html
…「面談時のフィードバック」と「日常業務におけるフィードバッ
ク」の基礎(それぞれに適した実施方法、双方に一貫性を持たせる
ための準備など)を学びます。

●6月7日(火)~8日(水)開催
 6月18日(土)~19日(日)開催
『フレームワーク質問力(R)』(…『コーチング学習プログラム』
のモジュール1)
http://www.5w1h.co.jp/training/i/im.html
…クリエイティブで粘り強い『協創対話』の根幹を成す、『対人ス
キル』と『クリティカル・シンキング』の両方が同時に学べるセミ
ナーです。

●『合同会社5W1H流コーチング学習プログラム』
http://www.5w1h.co.jp/training/i/clp.html
…『ソリューション提案能力の向上』や『人財育成』、『ダイバー
シティ・マネジメント』などに関心をお持ちの方向けに、『思考の
生活習慣』ほかについて扱う回を織り込み、『フレームワーク質問
力(R)』の内容を発展させつつ、弊社が考える『協創対話』を学ん
でいきます。

●6月12日(日)
【 読書会 】教養醸成の会
http://www.5w1h.co.jp/learning/CGG.html
…6月テキストは、「素数の音楽」です。『初参加割引』や、5回、
10回の『セット割引』もあります。単発参加が可能ですので、
お氣軽にご参加ください♪

●7月2日(土)~3日(日)
『ディスエンタングルメント入門』
http://www.5w1h.co.jp/training/i/disentanglement.html

●その他、イベント一覧↓ です。
http://www.5w1h.co.jp/event.html

●『ペア割』…仕事仲間やお得意様、お友達やお知り合いなどとご
一緒に、おトクに参加できます!
http://www.5w1h.co.jp/pair.html

P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
 http://www.5w1h.co.jp/newsletter.html
 (バックナンバーもご覧いただけます♪)

合同会社5W1H の『公式 Facebookページ』
 http://www.facebook.com/5W1H.LLC
 (Facebookのアカウントなしで読める公開記事や
  『期間限定公開のレポート』などが入手可能です♪)

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『持続的な自己刷新で、ユニークに生き抜こう!』

 ~「クリエイティブで粘り強い」人財・組織の育成を支援~

          合同会社5W1H 代表
          高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

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