• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

『心の運動不足』を解消し、『心の筋力』を高めていきましょう。

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第190号(2016年8月
9日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、『全文』は、『後述のリンク先』より、無料で、何の登録
 手続きもなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

============================================================

(前略)

(地方によっては時期が異なりますが)「お盆」には、身内や近し
い親戚が顔を合わせたり、懐かしい友人に出会ったりする方が多い
こともあってか、日常の忙しさから離れた状態で自分(および家族
や、経営する会社など)の将来について考える人も増える時期です。

そうした人々と話すと…(中略)次のような感覚を覚えていらっし
ゃる方々が多いことに氣づきます。

------------------------------------------------------------
それなりに順調なようにも思うけれど…
本当に、このままで良いのだろうか?
------------------------------------------------------------

別の生き方や、別の働き方を、すぐに検討するほどではないのだけ
れど…
------------------------------------------------------------
●今まで大事だと思ってきたことが、以前ほど大事に思えなくなっ
てきて、それに関わるのが面倒だと感じる場合も出てきた。

●同じ趣味を持った者どうしで集まるのはそれなりに楽しいのだけ
れど、そういう場では、深く掘り下げた話もしづらいし、結局、心
ゆくまでは楽しめない。

●「管理職」になったのは認識していたけれど、無意識のうちに、
今も「現場スタッフ」の姿勢で仕事をしていたようで、周囲から
「それではいけない」と指摘されてショックを受けた。…「周囲か
ら期待されていること」と「自分の果たしている役割」にズレがあ


●現状に甘んじて、嫌なことがあるたびにストレス解消して、自分
をダマしダマし過ごしていていいのだろうか?
------------------------------------------------------------

これらは…環境(周囲の価値観、業界の常識、主流の技術など)も
変わるし、自分(社会的役割、身体能力、認知能力、個人の価値観
など)も変わっていっているはずなのに、自分のアイデンティティ
(※1)は、以前のままでいるために、

ふとした時に「あれ?」と感じる場面が増えてきたという話、すな
わち、「『環境認識と自己認識のズレ』や『葛藤』が生じ始めた」
という話なのかもしれません。

あなたは、似たような感覚をお持ちでしょうか?

※1 アイデンティティ(identity)とは、「自分=○○の人」
「この場面における自分=○○の役割を果たす人」「自分=○○が
好き/得意な人」「自分=集団の中で○○というポジションの人」
などといった自己認識のことです。


「環境認識と自己認識のズレ」や「葛藤」を放置しておくと、周囲
から否定されているように感じたり、能力に自信が持てなくなった
り、物事に関わる意欲を無くしたり…と、苦痛が大きくなっていっ
てしまいます。

そうならないために、「環境認識と自己認識のズレ」や「葛藤」を
感じ始めた段階で、『自分のアイデンティティをアップデート』
(自分自身の再定義)を行えていれば、例えば、「判断軸が明確に
なって迷いが少なくなる」「言動に一貫性が保てる」など、「自分
自身のみならず周囲に好影響を与える」といった形で、状況が好転
します。

『アイデンティティのアップデート』は、本来、日々の生活の中で
少しずつ自然にできることなのですが、「アップデート」をしばら
く怠っていたようであれば、「日常の忙しさから離れた場で、アッ
プデートの準備に集中的に取り組む」のも効果的です。

あなたは、「環境の変化」に合わせて、『自分のアイデンティティ
をアップデート』してきていらっしゃいますか?


■『ズレや葛藤』は『心の運動不足』から?

私たちは、『環境との継続的な相互作用』を通じて、さまざまな能
力を発達させたり、それらを統合したりすることで、『自己刷新を
続け、ユニークな存在となっていく』ものなのではないでしょうか?

このような視点に立って考えるならば、「『環境認識と自己認識の
ズレ』や『葛藤』が目立ってきた」というのは、「『アイデンティ
ティの環境適応』(環境との継続的な相互作用を通して、アイデン
ティティを刷新し続けること)が、現状うまくいっていないという
メッセージ」なのではないでしょうか?

『アイデンティティの環境適応』というのは、少しカタイ表現かも
しれませんので、日常生活における『心身の環境適応』といった切
り口から考えてみましょう。

まず、「環境への身体の適応」について考えると…例えば、江戸時
代に暮らしていた多くの人にとって「移動」といえば「徒歩」だっ
たため、便利な交通手段が普及している現代に暮らす私たちに比べ
て、「健脚」の人が多くて当然かもしれません。

また、靴を汚さずに「水たまり」を越えて進もうとする場合には、
「水たまりの大きさ」(環境)と「歩行者の身体の大きさや歩幅」
(身体)の両方から判断して、「またぐ」のか「飛び越える」のか
「迂回する」のかなどといった身体活動を選んでいます。

こう考えると、「どういうワーク/ライフ・スタイルが当たり前の
環境に身を置くか」によって、運動不足で生活習慣病になってしま
いやすいのか、知らず知らずのうちに適度に身体を動かして健康体
を維持しやすいのかが違ってくるのかもしれませんね。

「身体の運動不足」は、「体力の衰え」などといった形で、氣づき
やすいかもしれませんが…「物理的・社会的な環境への心の適応」
を促すのに重要な役割を果たす「対面のコミュニケーション」はど
うでしょうか?

「対面コミュニケーション」とは、「環境認識と自己認識のすり合
わせ」を知らず知らずのうちに行うなど、さまざまな効果を含んだ
「心の運動」(環境との相互作用)でもあります。 

便利な通信機器の普及に伴って、「対面コミュニケーション」(心
の運動)に、あまり時間やエネルギーを割かなくなったという人も
多いのではないでしょうか?

現状、あなたの「対面コミュニケーション」(心の運動)は、「環
境への心の適応」(※2)を行うのに充分な「量と質」でしょうか?

※2 ここでは、「環境変化に応じて、適宜、自分自身の再定義を
行うこと」という意味で用いています。


■『心の運動不足』を解消し、『心の筋力』を高めていくために…

VUCAとも表現される変化の激しいビジネス状況、不安やストレスの
多い社会に適応して生きていくためには、「関係者と協調しつつも、
自分の考えを主張することができる」ように、『社会情動的スキル』
(心の筋力)を普段から向上させることが重要です。(※3)

※3 もちろん、新しい事柄を効率よく学んだり、試行錯誤しなが
らも自力で答えを導けたりする知能も引き続き重要ですが、今後は、
1人の人間の能力・時間といった制約を超えた働き方で価値を創出
することの重要性が増していきます。 これは、『チーム・メンバ
ーなどの他者や、異業種の他社からも貪欲に学びつつ、効果的な協
創・協働ができる』という、『社会情動的スキル(心の筋力)の効
果的な発揮』が今まで以上に求められるということです。


ところが現状は、「対面コミュニケーションが不足」(心の運動が
不足)しているために、「社会情動的スキル」(心の筋力)が充分
に育っておらず、「『環境認識と自己認識のズレ』や『葛藤』が生
じやすくなっている」という方や、「ひとりで専門分野の仕事をこ
なすのは問題ないけれど、分野や部門を横断して協働する働き方が
苦手」という方が増えています。

「心の筋力が落ちている」にもかかわらず、「環境認識と自己認識
がズレたまま」あるいは「心に葛藤を抱えたまま」で、急に「たく
さんのコミュニケーションを図ろう」(心の筋肉に、過剰な負荷を
かけよう)としては、自分の心理負担が大きいだけでなく、相手や
周囲に迷惑をかけてしまう恐れもあります。

では、どうすればよいのでしょうか?

「関係性や場を良好に保ちつつ、クリティカル・シンキングを用い
る『協創対話』」などを身につけるための『対人演習の機会』を探
されるのも良い(※4)かもしれませんし、

自分に合った相性の『コーチ』を活用して、積極的に「図表『ジョ
ハリの窓』の『開放の窓』領域を拡張する」のが良いかもしれませ
んし、いろいろな方法があると思いますが…

図表:「ジョハリの窓」(“Johari window” by Joseph Luft &
Harry Ingham) を用いたアイデンティティ・アップデート

『アイデンティティ・アップデート』セミナーでは、「自分が感じ
る価値」や「大切にしたい信念」を洗い出し、「現在の自分が身を
置いている物理的・社会的な環境の下」で、「今後は採用しない方
が良さそうなもの」「引き続き採用していくのが良さそうなもの」
「新たに採用した方が良さそうなもの」といった視点も踏まえて整
理して、「価値観・信念体系を再構築」し、

それらを「日常生活を通して心身に落とし込み」やすくするために、
他の参加者との『対人演習』や『複眼的&重層的な振り返り』で、
「アイデンティティ・アップデートの準備に集中的に取り組む」こ
とを予定しています。

日常生活における「環境認識と自己認識のすり合わせ」を自力で出
来るようになるためのヒントを得るため、直接の利害関係がなく向
上心が高い人々との「対面コミュニケーション」(心の運動)を通
した実践的な学習で、「自分のアイデンティティをアップデート」
(自分自身の再定義)したい!とお考えの方と会場でお目にかかれ
るのを楽しみにしております♪

(後略)

============================================================

冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記よ
りご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細につ
いてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●ニューズレター第190号
 アイデンティティ・アップデート ~『心の運動不足』を解消し、
『心の筋力』を高めていきましょう~
 → http://5w1h.hatenablog.jp/entry/190(ブログ版)
 → http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no190.pdf(PDF版)
============================================================
出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
============================================================


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
本文でご紹介していたセミナーの詳細は、下記よりご確認いただけ
ます。

●9月10日(土)
アイデンティティ・アップデート
~環境適応するように自己認識が変わると、態度・言動・関係・
結果も自然に変わる!~
http://www.5w1h.co.jp/training/i/iu.html

P.S.2
●8月14日(日)~15日(月)
2日間「コーチング漬け」体験
http://www.5w1h.co.jp/training/i/zuke.html

●8月20日(土)
納得するセカンド・キャリアの基礎 ~キャリアをデザインするた
めの判断軸を確立し、他者の視点で磨き上げる~
http://www.5w1h.co.jp/training/i/sc.html

●8月23日(火)~24日(水)
●9月17日(土)~18日(日)
●10月1日(土)~2日(日)
『フレームワーク質問力(R)』(…『コーチング学習プログラム
』のモジュール1)
http://www.5w1h.co.jp/training/i/im.html
…クリエイティブで粘り強い『協創対話』の根幹を成す、『対人ス
キル』と『クリティカル・シンキング』の両方が同時に学べるセミ
ナーです。

●8月28日(日):福岡開催
一歩踏み込んで、聴く
~本人も氣づいていなかった、本質・本音を捉える~
http://www.5w1h.co.jp/training/i/ttc.html

●9月9日(金)
ファクト・ベイスト・フィードバック
~現場・面談で主体的に学び合い、業績向上につなげるコミュニケ
ーション~
http://www.5w1h.co.jp/training/i/feedback.html
…「面談時のフィードバック」と「日常業務におけるフィードバッ
ク」の基礎(それぞれに適した実施方法、双方に一貫性を持たせる
ための準備など)を学びます。

●9月11日(日)ほか月1回
【 読書会 】教養醸成の会
http://www.5w1h.co.jp/learning/CGG.html
…9月テキストは、「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」
です。『初参加割引』や、5回、10回の『セット割引』もありま
す。単発参加が可能ですので、お氣軽にご参加ください♪

●その他、イベント一覧↓ です。
http://www.5w1h.co.jp/event.html

●『ペア割』…仕事仲間やお得意様、お友達やお知り合いなどとご
一緒に、おトクに参加できます!
http://www.5w1h.co.jp/pair.html

※もし、内容に関心をお持ちのグループ(組織、部署、自主勉強会
ほか)があるようでしたら、人数等に応じて、出張開催も可能です
ので、こちら→ https://www.5w1h.co.jp/all/form.html からお氣
軽にご相談ください。

P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
 http://www.5w1h.co.jp/newsletter.html
 (バックナンバーもご覧いただけます♪)

合同会社5W1H の『公式 Facebookページ』
 http://www.facebook.com/5W1H.LLC
 (Facebookのアカウントなしで読める公開記事や
  『期間限定公開のレポート』などが入手可能です♪)

_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/


『持続的な自己刷新で、ユニークに生き抜こう!』

 ~「クリエイティブで粘り強い」人財・組織の育成を支援~

          合同会社5W1H 代表
          高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

 ●ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
  "Get Insightful Ideas!" at
  http://www.5w1h.co.jp/newsletter.html

 合同会社5W1Hウェブサイト http://www.5W1H.co.jp/
 Facebookページ http://www.facebook.com/5W1H.LLC
 Google+ページ https://plus.google.com/+5W1HcoJP-Quest
 今後のイベント一覧 http://www.5w1h.co.jp/event.html

_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/

絞り込み検索!

現在22,382コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP