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意識改革は全社運動で推進すべき!

            ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

                (第440回)目標達成志向!<その3>

              =■「意識改革は全社運動で推進すべき!」■=

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。コンピテンシーの重要項目である「顧客重視」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深ま
 ります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】夢の無借金経営を目指してはどうか!
【2】人は働き、必要とされることで幸せになれる!
【3】意識改革は全社運動で推進すべき!
【4】CSを高めるには社員の処遇改善が急務!
【5】編集後記

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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて目標達成志向について解説したいと思います。



【1】夢の無借金経営を目指してはどうか!

【はじめに】

経営不振にあえぎ、リストラしただけでなく銀行筋に多額の借金を棒引きにしてほしいとお願いする会社は多い。私が定年まで勤めていた会社は無借金経営だった。ほかにも無借金経営を貫いている会社はある。

負債を管理する人件費が不要だからありがたい。

【本文】

T製鉄と言う会社は1999年以降、無借金経営を継続していると聞く。借金返済計画を作成する必要もなく、資金繰りは内部留保の中でまったく問題なくやれる。

私が現役時代に勤めていた会社も無借金経営だった。だが、銀行筋はお金を借りてくれと営業に来る。金融機関とも付き合いが必要と言うことでボーナス資金の一部を短期借り入れ金として借りたりしていた。

前述のT製鉄は完全な無借金経営と言うことで管理部門の肥大化が防げてきたそうだ。借金経営をすれば、付き合う銀行も一行だけと言うわけには行くまい。「うちとも是非お付き合いしてください」と言われれば複数の銀行と付き合うことになる。

借り入れ計画、返済計画を作成して説明に足を運ばなければならないからわずらわしい。経営者は、夢の無借金経営を目指してはどうかと思う。

経営学など学んだこともない松下幸之助翁は「入るを図って 出ずるを制す」という名言を残している。



【2】人は働き、必要とされることで幸せになれる!

【はじめに】

事件を起こして容疑者として逮捕される人のほとんどが無職と言うのが気になる。つまり事件・犯罪は無職と無縁ではないのだ。

人は働くことによって褒められたり、人の役に立ち、必要とされることで幸せになれるのになぜ働かないのだろうか。

【本文】

「大きくなったら何になりたい?」と子供たちに質問する。質問された子供たちは目を輝かせながら、消防士になりたい、電車の運転手になりたい、パティシエになりたいなどと目を輝かせながら答える。

八代亜紀さんは15歳のとき、歌手になると心に決めたそうだ。プロデビューしても最初は売れずに苦労したが、努力の甲斐あって日本を代表する演歌歌手になった。

日々、犯罪が起き、容疑者が逮捕されるが、9割近くが無職と言うのが気になる。人手不足の時代になぜ無職なのだろうか。

人は働くことによって人に褒められたり、誰かの役に立ち、不特定多数の人に必要とされる。そのことにより究極の幸せを味わうことができるのに無職とは悲しい。

親が働く姿を見せて働くことの意義を子供の頃から学ばせる必要があるのではないか。何でもいいから目標達成意欲を持ってとにかく職に就いてほしい。



【3】意識改革は全社運動で推進すべき!

【はじめに】

社員に対して意識改革を強く求める経営者は多い。だが、経営者は自分自身の意識改革を図ろうとはしない。そんなことでは経営革新は図れない。

全社運動を展開して社員と一緒になって意識改革を推進すべきだ。

【本文】

経営者は会社を何とかしなければと考える。そこで、社員に対して意識改革を強く求める。社員は戸惑うだろう。なぜか。

社長が旧態依然なのに、なぜ社員にだけ意識改革を求めるのだろうかと疑念を抱くからだ。結局、社長が何を言っても「笛吹けど踊らず」になってしまうわけだ。

社員に意識改革を求める前に経営者自身がどうやって意識改革を図るかを真剣に考えるべきだ。自分一人で意識改革を図ると言っても独りで相撲を取るようなもので難しい。

そこで提案だが「意識改革推進委員会」なるものを結成してはどうか。社員と一緒になって目標を掲げ、ロングランで活動すれば必ず実を結ぶはずだ。



【4】CSを高めるには社員の処遇改善が急務!

【はじめに】

どこの会社もCS(顧客満足)を高めたいと考えている。社員を冷遇するようなブラック企業はいくら社員にハッパをかけてもCSは向上しない。

「明日はわが身」の社員は転職のことで頭がいっぱいだからそれどころではないのだ。

【本文】

第一線でお客様に接しているのは末端の社員だ。人材ピラミッドでは会長・社長が頂点に位置する。次に役員が位置する。その次に部課長などの管理職が位置する。そして一番下位に一般社員やパートさんが位置するわけだ。

だが、ことCSにおいては一般社員やパートさんが頂点に位置する。そのように考えるべきなのだ。なぜなら実際、お客様と接して接客をやるのは一般社員やパートさんなのだ。

大事にされている社員やパートさんは長年辞めずに働いてくれているから会社の理念も経営方針も熟知している。だからお客様にリピーターになってもらえるように最善を尽くして接客してくれるのだ。

CSを高めると言う目標を達成するためには社員の処遇改善が急務なのだ。



【5】編集後記

CSの高さはリピーターの率で評価できる。例えばリピート率80%と40%では大違いだ。リピート率と大いに関係あるキーワードがLTVだ。LTVとは「Life Time Value」の略で、「顧客生涯価値」と訳す人が多い。リピーターのお客様が、事情があって離反するまでの間、ほぼ確実に当社に落としてくれる売り上げ・利益と考えることができる。

リピーターの率が高ければ高いほど将来の売り上げが見込めるか、らこんなありがたいことはないのだ。



次回に続く
次回は、「目標達成志向4」を解説します。


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