こんにちは。
社会保険労務士の田中です。
「令和 最初の秋」も後数日、12月からは「令和 最初の冬」です。
日々、寒くなってきましたが、体調にはお気を付けください。
さて、「バイトテロ」と呼ばれる現象があります。
アルバイト
従業員が勤務中の不適切な行為を
面白半分でネットにアップすることです。
これによって、小売店や飲食店では利用客が減少しますし、
個人経営の店舗では存続そのものが危ぶまれることもあります。
今回は「バイトテロ」が発生する原因と、予防策を考えます。
なお最初に申し上げますと、会社には
雇用する学生アルバイトが、
非常識な行動に走らないように監督する責任もあります。
将来ある学生を正しく育てる責任が、社会と大人にはあると思います。
☆☆ 「バイトテロ」はなぜ起きるのか? ☆☆
【 原因その1 】
アルバイトは在職期間が短く、仕事への意識が低いままである。
【 予防策 】
学生アルバイトは短期間で入れ替わります。
1年未満も多く、最長でも4年程度です。
バイトテロ予防には、教育・研修が不可欠ですが、
常に新しいアルバイトが入ってくる職場では、
頻度を高めて教育・研修を実施する必要があります。
10分から15分程度の短時間でも構いません。
「バイトテロは何故、やってはいけないのか?」という
初歩的な事だけでも伝えるべきでしょう。
【 原因その2 】
アルバイトは社員が少ない夜間・深夜に働くこともある。
店舗によってはアルバイトだけで働く場合もある。
【 予防策 】
今後は「働き方改革」により社員の
労働時間が減るため、
アルバイトだけで店を運営する時間は増えるでしょう。
社員の目が届かなくなれば規律は緩むおそれがあります。
まずは、アルバイトの安全面からも「ワンオペ」は行わない。
2人以上の勤務体制として、そのうち誰かをリーダーとする。
リーダーとしてシフトに入る場合は時給を若干、上乗せする。
要は、お友達気分で勤務するのではなく、多少なりとも
責任感を持つ者を置いて、職場の規律を保つという事です。
【 原因その3 】
勤務中にスマホ・携帯電話等の操作が禁止されていない。
【 予防策 】
ある調査によるとアルバイトの勤務中に携帯電話等の操作を
許可している飲食店が3割を超えています。
「原則は禁止」と考えていたので意外な結果です。
仕事に必要な物を持ち込めば不祥事を誘発しかねません。
私服から制服に着替えるときにスマホ・携帯電話等は
ロッカーに置いてから職場に出る事を徹底させましょう。
【 原因その4 】
バイトテロを禁止するルールがない
【 予防策 】
同じく調査によると、「ある」という回答は34%です。
「ない」と「わからない」が66%です。
この結果のポイントは「わからない」という回答の扱いです。
仮にマニュアルやルールが整備されていたとしても、
その存在を「知らない」「分からない」のであれば、
「ない」と同じことになってしまいます。
まずは、きちんとしたルールを作り、周知する事が必要です。
次回は、より具体的な対応策をお伝えします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(2019/11/26)
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田中事務所 特定
社会保険労務士 田中理文
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社会保険手続は当所にお任せ下さい。
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こんにちは。社会保険労務士の田中です。
「令和 最初の秋」も後数日、12月からは「令和 最初の冬」です。
日々、寒くなってきましたが、体調にはお気を付けください。
さて、「バイトテロ」と呼ばれる現象があります。
アルバイト従業員が勤務中の不適切な行為を
面白半分でネットにアップすることです。
これによって、小売店や飲食店では利用客が減少しますし、
個人経営の店舗では存続そのものが危ぶまれることもあります。
今回は「バイトテロ」が発生する原因と、予防策を考えます。
なお最初に申し上げますと、会社には雇用する学生アルバイトが、
非常識な行動に走らないように監督する責任もあります。
将来ある学生を正しく育てる責任が、社会と大人にはあると思います。
☆☆ 「バイトテロ」はなぜ起きるのか? ☆☆
【 原因その1 】
アルバイトは在職期間が短く、仕事への意識が低いままである。
【 予防策 】
学生アルバイトは短期間で入れ替わります。
1年未満も多く、最長でも4年程度です。
バイトテロ予防には、教育・研修が不可欠ですが、
常に新しいアルバイトが入ってくる職場では、
頻度を高めて教育・研修を実施する必要があります。
10分から15分程度の短時間でも構いません。
「バイトテロは何故、やってはいけないのか?」という
初歩的な事だけでも伝えるべきでしょう。
【 原因その2 】
アルバイトは社員が少ない夜間・深夜に働くこともある。
店舗によってはアルバイトだけで働く場合もある。
【 予防策 】
今後は「働き方改革」により社員の労働時間が減るため、
アルバイトだけで店を運営する時間は増えるでしょう。
社員の目が届かなくなれば規律は緩むおそれがあります。
まずは、アルバイトの安全面からも「ワンオペ」は行わない。
2人以上の勤務体制として、そのうち誰かをリーダーとする。
リーダーとしてシフトに入る場合は時給を若干、上乗せする。
要は、お友達気分で勤務するのではなく、多少なりとも
責任感を持つ者を置いて、職場の規律を保つという事です。
【 原因その3 】
勤務中にスマホ・携帯電話等の操作が禁止されていない。
【 予防策 】
ある調査によるとアルバイトの勤務中に携帯電話等の操作を
許可している飲食店が3割を超えています。
「原則は禁止」と考えていたので意外な結果です。
仕事に必要な物を持ち込めば不祥事を誘発しかねません。
私服から制服に着替えるときにスマホ・携帯電話等は
ロッカーに置いてから職場に出る事を徹底させましょう。
【 原因その4 】
バイトテロを禁止するルールがない
【 予防策 】
同じく調査によると、「ある」という回答は34%です。
「ない」と「わからない」が66%です。
この結果のポイントは「わからない」という回答の扱いです。
仮にマニュアルやルールが整備されていたとしても、
その存在を「知らない」「分からない」のであれば、
「ない」と同じことになってしまいます。
まずは、きちんとしたルールを作り、周知する事が必要です。
次回は、より具体的な対応策をお伝えします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(2019/11/26)
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