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2007年2月19日発行 第1・第3週月曜日発行
メールマガジン:経営のパートナー VOL3
<経営学で企業を再生する>
【発行責任者】
経営テクノ研究所 代表 舘 義之
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【H P】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno
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◆CONTENTS◆
VOL3.マーケティング
●既存製品の改良
●閑話休題「高潔な論理観を持て」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●既存製品の改良
既存製品の改良とは、「今まである製品に新しいアイデアをとり入れて製
品を若返らせる」ことです。
新製品は、市場が開拓されていくにつれて、競争者が現れてきます。各生
産者とも、市場の占拠率を増やし、消費者に、よりよく受け入れられる製品
を作ろうとします。
この競争に打勝つためには、競争者の製品より、何らかの点で優れていな
ければならないのです。また、競争品と違った特徴を持たなければなりませ
ん。
製品の改良を疎かにすると、市場での落伍者になってしまいます。1つの
製品の立ち遅れは、他の製品の名声をも害するようになります。製品の改良
は、新製品の開発と共に生産者が必ず行なわなければならない事なのです。
1.製品改良の方法
現在の製品改良は、「競争者の製品より、何らかの点で優れている」「競
争品と違った特徴を持っている」といったものではなく、消費者の絶えざる
生活向上の意向を反映した「原材料の変更」「製造方法の変更」「デザイン
の変更」「包装の変更」などの改良が挙げられます。
また、原価引下げによって、多数の消費者に消費してもらうような改良も
行います。
(1)消費者の意向反映
消費者の希望は、「より便利なもの」「より高級なもの」「より便利なも
の」を望んでいると共に、「より安価なもの」も求めています。
また、生活習慣が変わることによって消費者の要望も変わってきます。さ
らに時代の感覚の変化によってデザインの好みも変わってきます。
このような消費者の欲求の変化に対応して、それにマッチした製品になる
ように、製品の改良につねに心がけなければならないのです。
(2)原材料の変更
すぐ思いつくのは、より高級な原材料、つまり、「純度が高い」「高度が
高い」「強度が高い」「耐食性がある」等々、その他「物理的に優れている」
「化学的に優れている」といった原材料を使用することによって、製品の性
能の向上を図ります。これも製品改良の1つです。
しかし、これと逆に、不必要な品質・性能を持った高級原材料から、必要
にして十分な品質・性能を持った「低級な原材料」に変えることによって余
分な品質・性能を除去したり、あるいは余分な性能を短くするのも製品改良
の方法です。
これらの方法によると、原価低減による価格の引下げが可能になるため、
今まで購買できなかった需要者を開拓することができるようになります。こ
れは、消費者・生産者の両方に利益をもたらすことになります。
(3)製造方法の変更
「鍛造で行っていたものを鋳造に変える」「機械工作のものを鋳造に変え
る」「切削加工していたものをプレス加工やプラスチックに変える」「少量
生産であったものを連続性産に移す」「天然資源から抽出していたものを合
成に変える」等々、このような製造方法の変更によって、製品自体の品質向
上を図ることができると共に、原価を大幅に引き下げることができます。
(4)デザインの変更
「形状・色彩を、より時代感覚にマッチしたものに変更する」「従来の機
能を、より向上させたり、新しい機能をつけ加える」「操作をしやすくする」
「製品差別化で進めてきたものをマーケット・セグメントに適合した製品に
変える」等々。
これにより、その製品の市場への適合性を、より増大させることができま
す。デザインを変更するときには、ただデザインの変更だけでなく、材料や
製造方法の変更を伴う場合が多いのが普通です。
「製品の操作をしやすくする」ということは、消費財の場合には、非常に
大切です。今のPCなどは、まだまだ改良しなければならないことが多いと
思います。つまり、特殊な言葉を覚えなければならない点が多いからです。
(5)包装の改良
「壜詰」「缶詰」「プラスチック詰」「金属箔とプラスチェク箔の重層に
なったものを使う」。また、外装は、「木箱からカートンボックスにする」
「内装に発泡スチロールを使う」等々。
金属箔を用いると、変質を防ぐことができ、包装に
費用がかからなくなり
ます。インスタント食品の発達は、このような包装材料の発達に負うところ
が多いのです。
包装数量を変えることも、改良することになります。1回の使用量ずつ包
装するとか、小口の包装を作るとか、バラ売りをプリパッケージにする、な
どによって製品の改良ができます。
さらに、包装デザインを変更することによっても、製品を改良することが
できます。たとえば、「洗剤」「砂糖」「醤油」など、そのまま使えるよう
に包装を変えています。
トマトケチャプは、昔は口が小さかったので使いにくかったが、広口壜に
なったのでスプーンで取り出せるようになりました。しかし、これも終わり
になると、やはり出しにくくなるので、ビニールのようなしぼり出し容器が
できました。
お酒も、焼酎も一升瓶は、食卓に出しにくいですが、洋酒壜のようにして、
消費量を伸ばしました。
このように内容は変わらなくても、前述のようなことをすれば、製品は改
良されたことになります。
2.製品改良の情報源
消費者の不満、苦情を解消する方法を追及すれば、製品は必ず改良されま
す。消費者は、不満を述べることはできますが、どうすればそれが改良・改
善されるか、ということは知りません。その方法を見つけ出すのが生産者の
任務なのです。そのためには、社内の各分野での協力が必要となります。
また、アフターサービスの結果の報告が十分に原因まで調査したものが、
届いているかどうか、ということです。ただ「故障箇所だけ」の場合、故障
の原因は分かりません。もっと突っ込んだ報告が必要です。
そして、それがサービスや保守部門内でのみで処理されないで、製造・設
計部門にフィードバックされ、その製造に対し至急の改良と、将来の製品に
対する布石にしなければなりません。
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●閑話休題「高潔な論理観を持て」
経営者が企業の根本的な変革を行うことは当然なことですが、その中には
高潔な「論理観」がなければなりません。
企業にとって、論理観というものが非常に必要であることは間違いありま
せん。論理観というものは、経営理論も意思決定論も使えません。なぜなら、
論理観の根本は、「感情」にあるからです。つまり、「理性・知性・論理」
を超えたところにある感情こそが論理観の原点になるからです。
したがって、「良き感情は良き論理に勝り」「悪しき感情は悪しき論理よ
り劣る」のであり、さらに、良き常識は、良き論理に勝るものになるのです。
会津藩の藩校に入る前の子弟に対して「什(じゅう)の掟」があり、その
最後に「ならぬことはならぬものです」と結ばれていますが、まさしく感情
そのものなのです。言葉をかえて表現すれば「価値観」といえます。
企業経営も同じです。経営者として、一体何を目標に企業をやっていくの
か、それを深くつきつめて考えなければならないと思うのです。その価値観
が明確にされたならば、
従業員の隅々にまで、それを浸透させることが必要
です。
アメリカの企業でも、日本の禅とか、あるいは老子、荘子、孔子という東
洋の思想が研究されるようになりましたが、これはやはり経営者にとって価
値観というものが最も必要だということを認めているからだといえます。
石田梅岩(ばいがん)は、商人道で商行為の正当性について、「仁・義・
礼・智の心が信を生む」。つまり、商人が、
●仁(他人を思いやる心)
●義(人として正しい心)
●礼(相手を敬う心)
●智(知恵を商品に生かす心)という4つの心を備えれば、お客様の
●信(信用・信頼)となって商売は、ますます繁栄すると説いているのです。
このように見てくると、誰も見ていなくても、誰かに報告しなくても、貫く
価値観が論理観といえます。
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■コンサルティング・セミナー・講演会などお任せください。
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●生産方式の改善・セル生産方式への移行したい!
●部品・仕掛品・製品在庫の削減をしたい!
●開発・設計期間の短縮をしたい!
●セールス活動の効率化を図りたい!
●商談技術を強化したい!
●市場開拓への戦略構想をつくりあげたい!
●
目標管理の導入・定着を図りたい!
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経営テクノ研究所
〒323-0807 栃木県小山市城東2-8-7
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2007年2月19日発行 第1・第3週月曜日発行
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●既存製品の改良
●閑話休題「高潔な論理観を持て」
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●既存製品の改良
既存製品の改良とは、「今まである製品に新しいアイデアをとり入れて製
品を若返らせる」ことです。
新製品は、市場が開拓されていくにつれて、競争者が現れてきます。各生
産者とも、市場の占拠率を増やし、消費者に、よりよく受け入れられる製品
を作ろうとします。
この競争に打勝つためには、競争者の製品より、何らかの点で優れていな
ければならないのです。また、競争品と違った特徴を持たなければなりませ
ん。
製品の改良を疎かにすると、市場での落伍者になってしまいます。1つの
製品の立ち遅れは、他の製品の名声をも害するようになります。製品の改良
は、新製品の開発と共に生産者が必ず行なわなければならない事なのです。
1.製品改良の方法
現在の製品改良は、「競争者の製品より、何らかの点で優れている」「競
争品と違った特徴を持っている」といったものではなく、消費者の絶えざる
生活向上の意向を反映した「原材料の変更」「製造方法の変更」「デザイン
の変更」「包装の変更」などの改良が挙げられます。
また、原価引下げによって、多数の消費者に消費してもらうような改良も
行います。
(1)消費者の意向反映
消費者の希望は、「より便利なもの」「より高級なもの」「より便利なも
の」を望んでいると共に、「より安価なもの」も求めています。
また、生活習慣が変わることによって消費者の要望も変わってきます。さ
らに時代の感覚の変化によってデザインの好みも変わってきます。
このような消費者の欲求の変化に対応して、それにマッチした製品になる
ように、製品の改良につねに心がけなければならないのです。
(2)原材料の変更
すぐ思いつくのは、より高級な原材料、つまり、「純度が高い」「高度が
高い」「強度が高い」「耐食性がある」等々、その他「物理的に優れている」
「化学的に優れている」といった原材料を使用することによって、製品の性
能の向上を図ります。これも製品改良の1つです。
しかし、これと逆に、不必要な品質・性能を持った高級原材料から、必要
にして十分な品質・性能を持った「低級な原材料」に変えることによって余
分な品質・性能を除去したり、あるいは余分な性能を短くするのも製品改良
の方法です。
これらの方法によると、原価低減による価格の引下げが可能になるため、
今まで購買できなかった需要者を開拓することができるようになります。こ
れは、消費者・生産者の両方に利益をもたらすことになります。
(3)製造方法の変更
「鍛造で行っていたものを鋳造に変える」「機械工作のものを鋳造に変え
る」「切削加工していたものをプレス加工やプラスチックに変える」「少量
生産であったものを連続性産に移す」「天然資源から抽出していたものを合
成に変える」等々、このような製造方法の変更によって、製品自体の品質向
上を図ることができると共に、原価を大幅に引き下げることができます。
(4)デザインの変更
「形状・色彩を、より時代感覚にマッチしたものに変更する」「従来の機
能を、より向上させたり、新しい機能をつけ加える」「操作をしやすくする」
「製品差別化で進めてきたものをマーケット・セグメントに適合した製品に
変える」等々。
これにより、その製品の市場への適合性を、より増大させることができま
す。デザインを変更するときには、ただデザインの変更だけでなく、材料や
製造方法の変更を伴う場合が多いのが普通です。
「製品の操作をしやすくする」ということは、消費財の場合には、非常に
大切です。今のPCなどは、まだまだ改良しなければならないことが多いと
思います。つまり、特殊な言葉を覚えなければならない点が多いからです。
(5)包装の改良
「壜詰」「缶詰」「プラスチック詰」「金属箔とプラスチェク箔の重層に
なったものを使う」。また、外装は、「木箱からカートンボックスにする」
「内装に発泡スチロールを使う」等々。
金属箔を用いると、変質を防ぐことができ、包装に費用がかからなくなり
ます。インスタント食品の発達は、このような包装材料の発達に負うところ
が多いのです。
包装数量を変えることも、改良することになります。1回の使用量ずつ包
装するとか、小口の包装を作るとか、バラ売りをプリパッケージにする、な
どによって製品の改良ができます。
さらに、包装デザインを変更することによっても、製品を改良することが
できます。たとえば、「洗剤」「砂糖」「醤油」など、そのまま使えるよう
に包装を変えています。
トマトケチャプは、昔は口が小さかったので使いにくかったが、広口壜に
なったのでスプーンで取り出せるようになりました。しかし、これも終わり
になると、やはり出しにくくなるので、ビニールのようなしぼり出し容器が
できました。
お酒も、焼酎も一升瓶は、食卓に出しにくいですが、洋酒壜のようにして、
消費量を伸ばしました。
このように内容は変わらなくても、前述のようなことをすれば、製品は改
良されたことになります。
2.製品改良の情報源
消費者の不満、苦情を解消する方法を追及すれば、製品は必ず改良されま
す。消費者は、不満を述べることはできますが、どうすればそれが改良・改
善されるか、ということは知りません。その方法を見つけ出すのが生産者の
任務なのです。そのためには、社内の各分野での協力が必要となります。
また、アフターサービスの結果の報告が十分に原因まで調査したものが、
届いているかどうか、ということです。ただ「故障箇所だけ」の場合、故障
の原因は分かりません。もっと突っ込んだ報告が必要です。
そして、それがサービスや保守部門内でのみで処理されないで、製造・設
計部門にフィードバックされ、その製造に対し至急の改良と、将来の製品に
対する布石にしなければなりません。
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●閑話休題「高潔な論理観を持て」
経営者が企業の根本的な変革を行うことは当然なことですが、その中には
高潔な「論理観」がなければなりません。
企業にとって、論理観というものが非常に必要であることは間違いありま
せん。論理観というものは、経営理論も意思決定論も使えません。なぜなら、
論理観の根本は、「感情」にあるからです。つまり、「理性・知性・論理」
を超えたところにある感情こそが論理観の原点になるからです。
したがって、「良き感情は良き論理に勝り」「悪しき感情は悪しき論理よ
り劣る」のであり、さらに、良き常識は、良き論理に勝るものになるのです。
会津藩の藩校に入る前の子弟に対して「什(じゅう)の掟」があり、その
最後に「ならぬことはならぬものです」と結ばれていますが、まさしく感情
そのものなのです。言葉をかえて表現すれば「価値観」といえます。
企業経営も同じです。経営者として、一体何を目標に企業をやっていくの
か、それを深くつきつめて考えなければならないと思うのです。その価値観
が明確にされたならば、従業員の隅々にまで、それを浸透させることが必要
です。
アメリカの企業でも、日本の禅とか、あるいは老子、荘子、孔子という東
洋の思想が研究されるようになりましたが、これはやはり経営者にとって価
値観というものが最も必要だということを認めているからだといえます。
石田梅岩(ばいがん)は、商人道で商行為の正当性について、「仁・義・
礼・智の心が信を生む」。つまり、商人が、
●仁(他人を思いやる心)
●義(人として正しい心)
●礼(相手を敬う心)
●智(知恵を商品に生かす心)という4つの心を備えれば、お客様の
●信(信用・信頼)となって商売は、ますます繁栄すると説いているのです。
このように見てくると、誰も見ていなくても、誰かに報告しなくても、貫く
価値観が論理観といえます。
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