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人活経営でパワーアップ<ダイキン工業編>

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          シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」

   <第195回>[(第1話)ダイキン工業に見るモチベーションアップの施策!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「ダイキン工業に見るモチベーションアップの施策!」
1.ダイキン工業とは?
2.社員が全てを運営するダイキンオーキットレディス!
3.全てが井上イズムを磨く道場!
4.緻密な理論よりも実行スピード!
5.井上イズムを表すキーワード!
【3】今日のポイント
【4】編集後記

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現代経営学の父と言われたピーター・ドラッカー氏が昨年亡くなりました。95
歳でした。

彼は大規模な企業組織と権威主義的な上下階級的組織の限界をいち早く見抜いて
いたのです。はるか前に恐怖心やお金(報酬)よりも「プライドの充足」によっ
て動機付けられる労働者(社員)の台頭を予見し、社員の能力を活かすために新
たな経営手法が必要であると強調していたのです。


【1】心に刻んでおきたい言葉

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役職や年齢に関係なく、もっともふさわしく、強い思いを持つ人間が「コアマン」
となり、それを周囲が支えるという柔構造の組織運営。

       井上礼之(のりゆき)

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【2】メルマガ本論

[(第1話)ダイキン工業に見るモチベーションアップの施策!]

1.ダイキン工業とは?

今、ダイキン工業が輝いています。大阪の地味な空調機メーカーということでご
存じない方もいるかもしれませんが11期も連続して増益を達成しているのです。
エアコンという単品ビジネスで2004年度には売上高6,000億円突破、経常利益600
億円突破です。

ダントツだった業務用に続き、ルームエアコンでもシェアトップに立ちました。
そして昨年秋、三回目のアメリカ進出です。アメリカは過去二度進出して芳しく
なく撤退したのでした。三度目の正直できっと成功を果たすのではないかと見守
っています。

ダイキン工業躍進の原動力は、なんと言っても井上礼之会長が実践してきた「人
を活かす経営」に尽きると思われます。

人を活かすためには社員の「コンピテンシー」を限りなく高める必要があります。
本業とは無縁のゴルフトーナメントの運営で、もてなしの心を身につけさせると
いうことをやっている会社が他にありますでしょうか。年齢や職位に関係なく、
やる気を示す社員がリーダーを務めるのです。そしてそのリーダーを周りが支え
るという構図なのです。

理屈を超えた熱い思いと今流行の合理主義を巧みに融合した「新たな日本的経営」
で組織全体を活性化しています。それはこれからの日本的経営の進化の方向を示
すものと注目されます。

2.社員が全てを運営するダイキンオーキットレディス!

今大人気の女子プロゴルフ。毎年のスタートはダイキンオーキットレディスです。
藍ちゃんがプロ初優勝を飾った大会です。

ホスト役となるダイキン工業の井上会長をはじめ、同社の社員が招待客をおもて
なしするのです。大会運営の企画から空港へのお出迎え、前夜祭とプロアマ大会
の実施から最後の空港までのお見送りまで専任のスタッフが招待客一人ひとりに
付き添います。

スタッフは若手、中堅、ベテランまで総勢80名。スタッフ全員が招待客の顔と
名前を覚え、相手の名前を呼びかけて挨拶することから始まります。社名、肩書
き、名前を書いたカードと写真を何度も照合してしっかりと頭に叩き込みます。
司会者はアナウンサーの指導を受け、司会のスキルをプロ並みに磨きます。

この企画に関して、スタッフは「どうすればお客に喜んでもらえるか」に一点集
中し、納得いくまで議論します。おもてなしの質は当然高まります。このホスピ
タリティには招待客の誰もが感動すると言います。

本業とは関係のないこのようなイベントを通じて企業文化を深め、社員たちのコ
ンピテンシーが磨かれていくのです。

3.全てが井上イズムを磨く道場!

ダイキン工業では「フラット&スピード」が合言葉です。大会運営の仕事では肩
書きによる上下関係は存在しないのです。若手がリーダー、上司が裏方で運搬役。
それで当然という雰囲気なのです。

会議でも年齢、職位に関係なく全員が意見を出し合い、どんな些細なことでも
「なぜこうするのか」を追求します。そして一度決めたことはものすごいスピー
ドで実行に移すのです。組織全体の「意識の共有」、これが実行のスピードの源
泉です。井上会長は社員の「納得感」の醸成に力を入れる所以でもあるのです。
納得していなければスピードが鈍るからです。

4.緻密な理論よりも実行スピード!

井上会長の考え方、それは「緻密な理論よりも実行スピード」です。「理」が6
分程度でもみんなの納得が得られれば後は走りながら軌道修正すればいいという
フィロソフィ(哲学)があるからです。他社と比べてそれほど優れた戦略を持つ
わけではないが実行のスピードならどこにも負けないと井上会長は自負していま
す。

5.井上イズムを表すキーワード!

井上イズムを表す代表的なキーワードがあります。

(1)人を機軸に置く経営

企業の競争力の源泉は「人」。一人ひとりの社員の「成長したい」という夢の総
和が企業の成長となるという考えです。

(2)コアマンとサポーター

職位や年齢に関係なく、もっともふさわしく、強い思いを持つ人が「コアマン」
となり、それを周囲が支えるという柔構造の組織運営を意味します。

(3)衆議独裁

わいわいがやがや議論を重ねた上でトップが決めたことは一致団結して実行する
という「フラット&スピード」の考え方を意味します。

(4)帰属意識

ダイキン工業の経営理念や企業風土に共感して働く社員にチャンスを与え、同時
にロイヤルティと帰属意識の向上を求める考え方です。

(今回の参考文献:日経ビジネス2005年6月27日号)

【3】今日のまとめ

1.企業の業績を向上させ、発展させるためには「人を活かす経営」が重要であ
  ること。


2.そのためには社員のコンピテンシーを向上させる必要があること。

3.イベント、会議、合宿などあらゆる場が経営理念やトップの熱い思いを浸透
  させる場であること。

4.年齢や職位に関係なく、その仕事にもっともふさわしく、熱意を持つ人がリ
  ーダー役となり周りが支えていくという柔構造の組織体制はこれからの日本
  的経営のモデルになりえること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp

【4】編集後記

バブル崩壊後の人事政策の一つとして、即戦力の採用があります。採用して役に
立たなければ切り捨てるという合理性がもてはやされる風潮がありました。

ダイキン工業には新入社員が入社後直ぐに参加する5泊6日の合宿があります。
社会人として必要な知識やスキルを学ぶ研修ではありません。「他人との積極的
なかかわりを通じて、自分はこのままでいいのかと自問し、成長への意欲を高め
てもらうことを目的」にしています。この合宿は新入社員が泣き、感動する研修
だと言います。

社員を感動させる研修だからこそモチベーションが高ぶるのです。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



次回予告

次回は、シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」第2話「トリンプ流人財
育成の施策!」を解説します。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから http://www.ss-net.com

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