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コラムの泉

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本来の目的に立ち返り人事制度を考える

人事コンサルタントとして人事担当者の方とお話をさせて頂く機会が多いが、人事の方と話をするときに傾向として言われることであり、気になることがある。

それは、人事制度の細かいテクニックや他社もしくは最新の事例に興味を持っている方が多い一方で、「なぜ制度を見直すのか」という問いに対しては、言葉が詰まるか「上席に確認しないと分からない」など言われることが多い。


仮説であるが、彼/彼女らに共通することは、「制度を変えること」が目的となってしまっており、「本来の目的」を忘れているのではないだろうか。

もちろん、テクニックや他社・最新の事例は比較対象として参考にすることは大切である。
しかし、外部の事例を自社に導入したとしても、検討の背景や経緯が異なるので必ずしも自社にマッチするとは限らない。また、細かいテクニックにこだわりすぎると枝葉論に陥ってしまう恐れもあるし、運用の複雑化を招く一因にもなりうる。
それ以前に、本来の目的があいまいな中で人事制度を改定することは健全であると言い難い。


ここで言う「本来の目的」とは、「組織活性化」「従業員モチベーション向上」など、他社でも同じように使われるような内容ではない。
会社として「何で勝負していくのか」「自社が業界で生き残るには何が必要なのか」という各社固有のキーワードが「本来の目的」であると考えている。
また、各社固有のキーワードは社外に転がっているのではなく、自社で考え捻りださなければ見つからないものであると考えている。


「何で勝負していくのか」、「何で生き残るか」を決めなければ、どのような布陣・兵科で戦い、どんな手柄を高く評価するのかが決められないのではないか。
また、自社は何が弱いのか、何が不足しているのかも明確になり、改善策も定義しやすいはずである。

小規模の企業であれば、乗り切ることで精一杯という事情も分かるが、むしろ、限られた経営資源で戦う小規模の企業の方が「的を絞る」というインパクトは大きいはずである。

人事制度を考える際には、最新の事例や細かいテクニックに目線が行きがちであるが、「本来の目的」も忘れないでいただきたいと切に願う。


―――――――――――――――――――――――――
 ヒューマン イノベーション株式会社
http://www.humani.jp

 今井 洋一(社会保険労務士,東京商工会議所登録エキスパート)
 Tel/Fax :03-6303-0509 (相談無料)
 Mail: info@humani.jp

ブログ: 訊く!聴く!効く!
  ~コンサル×コーチでモヤモヤ⇒スッキリ
  http://blog.livedoor.jp/humani/




★今井洋一 略歴
1976年生まれ 兵庫県出身
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社株式会社リクルートマネジメントソリューションズを経て、07年1月にヒューマンイノベーションを創業。09年10月に法人化。


人・組織に関するコンサルティングに従事し、人事制度改革、組織風土改革、営業力強化などのコンサルティングに携わる。


ヒューマンイノベーション創業後は、ベンチャー企業の社長向けの事業運営に関するディスカッションパートナーや、社内でのコミュニケーション活性化活動の伴走、研修の講師、個別事情を重視したビジネスコーチを行う。

名無し

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