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高校生アルバイトの誓約書について

著者 komorebi7 さん

最終更新日:2013年03月02日 20:46

高校生のアルバイトに対しての誓約書があります。労基などに違反していないか教えてください。
(1)不正行為が発覚した場合や就業規則に違反する行為をとった場合、無断欠勤(遅刻)や突然連絡もなく出勤なくなる等が発生した場合 
解雇処分 ②店に与えた損害額全額弁償 ③給料支給の全額停止 ④本人家庭および学校、警察への通報

(2)酒・たばこの販売に関する誓約書
店から従業員教育の一貫として未成年者に対する酒・たばこの販売をいかなる理由があろうとしてはいけない説明をうけている。
未成年である確認か取れない場合時は身分証明書の提示を求め年齢確認をしなくてはならない説明もうけている。必ず実行する。
未成年と知りつつ販売をしたときは解雇になっても反論をしない。また、未成年と知りつつ販売を行い、重大な事件、問題が生じたときには自己責任とする。
よって、酒・たばこの販売業免許の取り消し等となった時には、お店に対する損害補償をする。
上記のようなことがないよう、未成年と知っての酒・たばこの販売は絶対にしないことを誓う。

以上ですが、保護者も含め、この内容でサインをさせることは可能でしょうか。
(1)誓約書の③と④の学校への連絡のあたりが気になるのと、雇用契約者が全面責任逃れしているよう感じ、これが法律上通るのか教えてください。よろしくお願いいたします。

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Re: 高校生アルバイトの誓約書について

こんにちは komorebi7さん

 こういった書類に関してですが、基本的に法律的に無効な部分は訴訟などになった際には無効となるということはご存じだと思います。その上で気になるところですが、

1) ② 全額賠償について
 店(会社)側の監督責任もあるので、全額賠償という文言を、賠償請求額の一部または全額を本人の過失など総合的に判断し決定し請求する。など最初から全額というのはペナルティとして重すぎると思います。
  
   ③ 給与の全額支給停止について
完全に違反です。無断欠勤出社拒否でも支給しなければなりません。ただ、店側の気持ちも分かります。なんで払わなければならないのか、とも思いますが、本人から連絡があるまで支給停止でも違法です。そこは、身元保証人または、親に連絡を取った上で、支給方法を考慮しては如何でしょうか。この項目は削除することが望ましいと思います。どうしても含めたいのであれば、最後にこういった場合は、支給方法を両親や身元保証人と検討する場合もある、程度にとどめることが無難だと思います。支給することは絶対必要です。

   ④学校、警察への連絡について
基本的にこの項目は載せなくてもいいと思います。横領などを想定していると思うのですが、100円の横領でも警察、学校に連絡しますか?先輩などが悪意をもって現金誤差をその高校生の責任にしたら?などがありますので不掲載がいいと思います。社会はこんなに厳しいと分からせて自覚を持って働かせたいのだと思いますが、文言重すぎて働く前から怖くなってしまいます。口頭での説明にし、内規文書などに通報することもある、などと記載しては如何ですか?

 質問の最後に記載されているように、雇用側の責任逃れの誓約書と取られ兼ねないので未成年者といえど、社会人として対応します、ということをまずは自覚させることが必要かもしれないですね。
 また、酒・たばこの販売も未成年者に故意に販売した場合、もしくは意図的になど店側の指導を守らず販売した場合は会社・店が被った被害、損害について過失などに応じて被害額の一部または全額を求めることがある、という様な感じで記載してはどうでしょうか。

 文言が一律に厳しすぎるかな?という感じは否めないです。また、こういった文章は未成年の場合は、親権者に連帯保証を求めることも必要ですので親にも説明できる文章にされた方が無難でしょう。

 長文失礼しました。

Re: 高校生アルバイトの誓約書について

著者komorebi7さん

2013年03月17日 00:24

暇人36さん、こんにちは。ご回答ありがとうございました。

やはり、厳しい内容だと私も思います。地域性があるかと思いますが、一部のエリアでこのような誓約書が書かされている事実を把握いたしました。

今後、修正がかけられればと思います。
とても助かりました。ありがとうございました。



> こんにちは komorebi7さん
>
>  こういった書類に関してですが、基本的に法律的に無効な部分は訴訟などになった際には無効となるということはご存じだと思います。その上で気になるところですが、
>
> 1) ② 全額賠償について
>  店(会社)側の監督責任もあるので、全額賠償という文言を、賠償請求額の一部または全額を本人の過失など総合的に判断し決定し請求する。など最初から全額というのはペナルティとして重すぎると思います。
>   
>    ③ 給与の全額支給停止について
> 完全に違反です。無断欠勤出社拒否でも支給しなければなりません。ただ、店側の気持ちも分かります。なんで払わなければならないのか、とも思いますが、本人から連絡があるまで支給停止でも違法です。そこは、身元保証人または、親に連絡を取った上で、支給方法を考慮しては如何でしょうか。この項目は削除することが望ましいと思います。どうしても含めたいのであれば、最後にこういった場合は、支給方法を両親や身元保証人と検討する場合もある、程度にとどめることが無難だと思います。支給することは絶対必要です。
>
>    ④学校、警察への連絡について
> 基本的にこの項目は載せなくてもいいと思います。横領などを想定していると思うのですが、100円の横領でも警察、学校に連絡しますか?先輩などが悪意をもって現金誤差をその高校生の責任にしたら?などがありますので不掲載がいいと思います。社会はこんなに厳しいと分からせて自覚を持って働かせたいのだと思いますが、文言重すぎて働く前から怖くなってしまいます。口頭での説明にし、内規文書などに通報することもある、などと記載しては如何ですか?
>
>  質問の最後に記載されているように、雇用側の責任逃れの誓約書と取られ兼ねないので未成年者といえど、社会人として対応します、ということをまずは自覚させることが必要かもしれないですね。
>  また、酒・たばこの販売も未成年者に故意に販売した場合、もしくは意図的になど店側の指導を守らず販売した場合は会社・店が被った被害、損害について過失などに応じて被害額の一部または全額を求めることがある、という様な感じで記載してはどうでしょうか。
>
>  文言が一律に厳しすぎるかな?という感じは否めないです。また、こういった文章は未成年の場合は、親権者に連帯保証を求めることも必要ですので親にも説明できる文章にされた方が無難でしょう。
>
>  長文失礼しました。

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