■■今週の肝【 信じる力 】■■
先週の肝を読まれた方からこんな質問を頂戴しました。
「 相手の懐に飛び込むには、“相手を信じること”が必要ではないでしょうか? 」
まさしくその通り。
選手やチームを成功に導く優秀なコーチは、「信じる力」が普通のコーチより
飛びぬけて高い。
スポーツの世界では、
マラソンの小出監督、ロッテ球団のバレンタイン監督、ソフトボールの宇津木監督
シンクロナイズド・スイミングの井村コーチ、サッカー日本代表のジーコ監督。
この監督・コーチ達を思い出してください。
選手を見る目、選手のことを語る言葉に「信じる力」を感じませんでしょうか。
「彼ら、彼女らは絶対にやってくれる」という無言のエネルギーを。
ビジネスの世界はスポーツの世界と少し違います。
部下を信じない経営者や上司でも、一般的に成功を収めているケースが多々
あります。
なぜか?
簡単です。ビジネスの場合は、スポーツと違って「商品」や「商売の仕組み」
で他社と差別化すればうまくいくからです。
(その商売の仕組みさえきちんと実行してもらうだけでいいならば、
逆に信じないほうがいいかもしれない)
スポーツの場合は、そうはいきません。
選手の個々の実力の差はほとんどなく、戦略もルールという制約があるので、
差別化が困難です。
ビジネスの話に戻ります。
経営者やマネジャーの力量のみで、「商品」と「商売の仕組み」を差別化できなく
なったらどうなるでしょうか?
その会社は衰退していきます。
そんな衰退期の会社の経営者やマネジャーがいう言葉は決まっています。
「 わが社の社員は今まで井の中の蛙だったから使い物にならない 」
そして外部からどんどん人材を
採用しようとします。
すると、既存社員の反感を買って、さらに衰退が加速される。
さて、話は少し戻ります。
信じる力には、『自分を信じる力』と『他者を信じる力』の2種類があります。
では、何を信じるのか? それは『可能性』です。
自分の可能性と、他者の可能性を信じる。
優秀なプレーヤーは自分の可能性を信じる。
優秀なリーダーやコーチは自分の可能性を信じ、同じぐらい他者の可能性も信じる。
しかし優秀なプレーヤーの多くは自分の力を信じるあまり、他者が信じれない。
その状態のままコーチになると、選手は伸びず、チームは強くならない。
読売ジャイアンツがその典型的な例かもしれません。
現在ビジネスの世界では、商品と商売の仕組みで差別化し続けるのは困難です。
なぜなら、世界的に情報化が進み、すぐにマネされるからです。
とすると、強いビジネス組織を作るには、経営者やマネジャーがコーチとなって
部下を信じ、育て、仕事を任せ、組織のあらゆる場面で、差別化の芽が出るような
状態にもっていくことが大切です。
では部下はどうするのか?
経営者や上司を信じることです。
ここで信じる力が試されます。ここで信じる力を伸ばすことができます。
部下の時に、経営者や上司を信じる力を育てた人は、プレーヤーとしても育ち、
さらに優秀な経営者・マネジャーになっています。
書いていて気づきましたが、一人でかかえてバーンアウトしてしまうのは、
実は自分しか信じていないからかもしれないですね。
私もまだまだ修行が必要のようです。
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【発行元】
ウィルビジョン
株式会社
http://www.will-vision.com
【発行責任者】
泉 一也 (いずみ かずや)
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ご意見・ご感想は
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■■今週の肝【 信じる力 】■■
先週の肝を読まれた方からこんな質問を頂戴しました。
「 相手の懐に飛び込むには、“相手を信じること”が必要ではないでしょうか? 」
まさしくその通り。
選手やチームを成功に導く優秀なコーチは、「信じる力」が普通のコーチより
飛びぬけて高い。
スポーツの世界では、
マラソンの小出監督、ロッテ球団のバレンタイン監督、ソフトボールの宇津木監督
シンクロナイズド・スイミングの井村コーチ、サッカー日本代表のジーコ監督。
この監督・コーチ達を思い出してください。
選手を見る目、選手のことを語る言葉に「信じる力」を感じませんでしょうか。
「彼ら、彼女らは絶対にやってくれる」という無言のエネルギーを。
ビジネスの世界はスポーツの世界と少し違います。
部下を信じない経営者や上司でも、一般的に成功を収めているケースが多々
あります。
なぜか?
簡単です。ビジネスの場合は、スポーツと違って「商品」や「商売の仕組み」
で他社と差別化すればうまくいくからです。
(その商売の仕組みさえきちんと実行してもらうだけでいいならば、
逆に信じないほうがいいかもしれない)
スポーツの場合は、そうはいきません。
選手の個々の実力の差はほとんどなく、戦略もルールという制約があるので、
差別化が困難です。
ビジネスの話に戻ります。
経営者やマネジャーの力量のみで、「商品」と「商売の仕組み」を差別化できなく
なったらどうなるでしょうか?
その会社は衰退していきます。
そんな衰退期の会社の経営者やマネジャーがいう言葉は決まっています。
「 わが社の社員は今まで井の中の蛙だったから使い物にならない 」
そして外部からどんどん人材を採用しようとします。
すると、既存社員の反感を買って、さらに衰退が加速される。
さて、話は少し戻ります。
信じる力には、『自分を信じる力』と『他者を信じる力』の2種類があります。
では、何を信じるのか? それは『可能性』です。
自分の可能性と、他者の可能性を信じる。
優秀なプレーヤーは自分の可能性を信じる。
優秀なリーダーやコーチは自分の可能性を信じ、同じぐらい他者の可能性も信じる。
しかし優秀なプレーヤーの多くは自分の力を信じるあまり、他者が信じれない。
その状態のままコーチになると、選手は伸びず、チームは強くならない。
読売ジャイアンツがその典型的な例かもしれません。
現在ビジネスの世界では、商品と商売の仕組みで差別化し続けるのは困難です。
なぜなら、世界的に情報化が進み、すぐにマネされるからです。
とすると、強いビジネス組織を作るには、経営者やマネジャーがコーチとなって
部下を信じ、育て、仕事を任せ、組織のあらゆる場面で、差別化の芽が出るような
状態にもっていくことが大切です。
では部下はどうするのか?
経営者や上司を信じることです。
ここで信じる力が試されます。ここで信じる力を伸ばすことができます。
部下の時に、経営者や上司を信じる力を育てた人は、プレーヤーとしても育ち、
さらに優秀な経営者・マネジャーになっています。
書いていて気づきましたが、一人でかかえてバーンアウトしてしまうのは、
実は自分しか信じていないからかもしれないですね。
私もまだまだ修行が必要のようです。
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