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病院受付嬢にビンタを食らわした外務省大女事務官!

    ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

  <第242回>頭に来て大立ち回りを演じる前に自律性を磨け!

 ==■「病院受付嬢にビンタを食らわした外務省大女事務官」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

仕事のできる人とできない人の決定的な違いは「行動特性の差」に現れます。コン
ピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理
者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非とも
お読みいただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと
 理解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】病院受付嬢に「生意気だ」とビンタを食らわした大女!
【2】自律性に欠ける行為に泣かされる鉄道会社の職員!
【3】住所・氏名・年齢・職業を公開し、自律性に目覚めさせる!
【4】編集後記

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「じりつ」という言葉を漢字で書くと概ね二つ出てくる。「自立」と「自律」だ。
「自立」は他の力によらず自分の力で身を立てるという意味だ。一方、「自律」は
自分で自分の行為を規制するという意味だ。今回は「自律」にスポットを当てる。

神奈川県逗子署は、平成22年8月中旬、通院していた逗子市内の耳鼻咽喉科医院
の受付嬢にビンタを食らわし、怪我をさせたとして外務省アジア大洋州局事務官、
羽根由香容疑者47歳を傷害の疑いで逮捕した。

体重百キロ超もある大女にビンタを食らわされた受付嬢は左顔面が腫れ上がり、全
治4日間の怪我を負ったという。

似たようなケースで困り果てているのがJRその他の鉄道会社だ。駅員や乗務員が
お客に言いがかりを付けられ、罵声を浴びせられたり殴られたりする事故が頻繁に
起こっているからだ。

そこで、今回は病院の受付嬢に「生意気だ」とビンタを食らわした外務省事務官の
大女や駅員らに暴力を働く乗客を例に「自律性」なるコンピテンシーの重要さに迫
ってみる。



【1】病院受付嬢に「生意気だ」とビンタを食らわした大女!

逮捕された羽根由香容疑者は平成22年5月24日、逗子市内の耳鼻咽喉科医院で
「診断書の安静必要期間を延長してほしい」と来院した。内容を変更した診断書が
その場でいともあっさり発行してもらえると思い込んでいたようだ。

「新たな診断書発行には再診が必要です」という受付嬢の説明に立腹した。同日の
診断料は支払ったが診断書作成料の支払いは拒否して帰ったが、そのとき保険証を
医院に忘れて帰宅した。

医院から連絡を受けた羽根容疑者は5月27日、午前8時30分ごろ保険証を取り
に再来院したが、午前9時の診療開始前で院長がまだおらず、「保管金庫のカギが
手元にないため保険証が取り出せません」と説明した受付嬢に「社会人としてなっ
ていない。生意気だ」とビンタを食らわしたというわけだ。

受付嬢から被害届けが出され、厨子署が再三呼び出したが応じず、ついに逮捕に踏
み切ったというわけだ。

社会人としてなっていないのは誰の目にも羽根容疑者のほうで、「そこのけ、そこ
のけ、外務省の事務官様のお通りだ」と言わんばかりの態度だ。大学は出ていない
が英語に堪能で内縁の夫との間に子供もいるという。「自律性」に欠ける生意気な
“木っ端役人”だった。



【2】自律性に欠ける行為に泣かされる鉄道会社の職員!

駅員がちょっと注意すると「何だと、もう一辺言ってみろ」と襟首を掴んだり殴り
かかってくる。車内でも乗務員の態度が悪いと言いがかりを付け、殴りかかったり
する。

悪くないほうの駅員や乗務員がお客扱いして謝って事を丸く治めたりしているが、
怪我を負うことも多い。酔客が多いが酔っていなくとも暴れる輩が多い。ストレス
が溜まっていて発散したいのか、暴走にブレーキが利かなくなるのだ。

乗客はお客ではあるが非常識なお客は放置してはならない。ほとんどの場合、ホー
ムで暴れている様子が監視カメラに捉えられているわけだから有力な証拠になる。
新幹線など、車内での暴力は他の乗客が見ていて証言してもらえば有力な証拠にな
る。

証拠を突きつけて警察沙汰、裁判沙汰にすることは決して望まないが、怪我を負っ
たりすれば泣き寝入りになりかねない。暴力追放を意識付けするポスターや呼びか
けを常に行うことは重要だ。「クレームは真摯に受付いたします。絶対に暴力に訴え
ないでください」と呼びかけてはどうか。



【3】住所・氏名・年齢・職業を公開し、自律性に目覚めさせる!

接客を主な仕事にしているサービス業、例えば今回の医院の受付嬢、あるいは鉄道
会社の駅員や乗務員は些細なことでお客とトラブルになり、暴力を受けることは十
分想定しておかなければならない。

今回の耳鼻咽喉科医院の受付嬢のように直ぐに被害届けを出すことは賢明だ。そう
すれば住所・氏名・年齢・職業が公開される。これで「自律性」に目覚めるはずだ。

駅員や乗務員も直ぐに鉄道警察に被害届けを出し、監視カメラの映像を基に犯人検
挙につなげることだ。会社にばれることにより会社からの処分もありえる。最悪は
クビも覚悟しなければならない。これがきっかけで「自律性」に目覚めてもらうし
かない。

些細なことで切れて暴力を振るう輩に「性善説」は通用しないということを肝に銘
じておくことだ。



【4】編集後記

飛行機の乗客も機内で客室乗務員に暴力を働いたりトイレで喫煙して注意を受ける
ものがいる。注意しても暴言を吐いたり暴れれば飛行機は最寄の飛行場に緊急着陸
して当局に身柄が引き渡され、住所・氏名・年齢・職業が公開される。このような事
例が報道されることが抑止力になり、他の乗客の「自律性」の醸成に一役買ってい
るように思う。



次回に続く
次回は、「トップとして新職場に赴任する前に共感性を磨け!」を解説します。

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