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人事担当者が知っておくべきキャリア形成のメカニズム(後編)

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    『伸びてる会社は人事が違う!』  第088号

               発行元 : 社会保険労務士法人すずき事務所
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【今回、初めてご覧いただいた方へ】

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人事コンサルタント・社会保険労務士が、
『会社が成長するための人事』 をテーマにお届け致します。

◎伸び続ける会社になるために、人事は何をすればよいのか?

◎日々改正される労働法令。労務トラブルを防げる体制にあるのか?

皆さんの会社で活かせる情報を、共有していきたいと思います。

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人事担当者が知っておくべきキャリア形成のメカニズム(後編)
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前編では、山登り型キャリア形成
すなわち「目標設定 → 努力と学習 → 目標達成」
というキャリア形成は通用しなくなったとお伝えしました。

では、どうするか?

これからは、川下り型キャリア形成をしていく必要があります。

どういうキャリア形成かと言いますと…

まずは、目標やなりたい姿を決めつけず、色々やってみることです。
それには、「好奇心」「柔軟性」「リスクテイク」が必要です。
もちろん、偶然も大きく作用するでしょう。

変化が激しく、先の読めない時代です。
山がいつ噴火するか分かりません。
とにかく川の流れに身を任せて、色々体験していくことが重要です。

そのような経験の中から、楽しめる仕事を発見します。
楽しめる仕事とは、自然に能力が発揮できて、自身の動機や価値観にも合っている仕事のことです。

そのような仕事を発見するためには、
目の前に仕事にしっかり向き合いつつ
自分の気持ちやアウトプット(成果)に対して、定期的に振り返ることが必要です。


そして、発見された仕事にのめり込むことによって
やがて他人にとって意味(価値)のある仕事となっていきます。

のめり込んで取り組む間にも
滝があったり、岩にぶち当たったりするでしょう。
そんな時は、柔軟性を持って、軌道修正を加えていくことです。


キャリア形成のメカニズムがこのように変化している中、
企業としてはどのように人材育成に取り組んでいけば良いでしょうか?


まずは、教育・指導型の育成から、
コーチング・カウンセリング型へと変えていくことが必要です。

すなわち、特定のスキル獲得に向けて教えるよりも、
気づかせることの方が重要なのです。

これは、日常業務のマネジメントにあたる上司も
気づかせることを中心にマネジメントしていく能力を身に付ける必要があるということです。


また、準備されたものではなく、
主体的な取り組みを促す環境も必要です。

具体的な例としては、
多くの疑似体験をつめる機会を用意するなどの方法があります。

そして、その体験を通じて学びが深まるよう、相互にフィードバックを行います。
フィードバックがなければ、なかなか気づきは得にくいものです。

これらの体験から得た、やりがいを感じる仕事あるいはワークスタイルを次の仕事に繋げていく。
そうやって、のめり込んで仕事をするうちに成果創出へと結びつけていく。

このような選択の場や機会を提供していくことが重要です。


時代の変化の中で、
キャリア形成のメカニズムも大きく変化しています。

しかし、それに気づかず山登り型キャリア形成を追いかけ、
もがき苦しむ従業員や育成に失敗する企業が多いのも事実です。

自社の採用・育成方針を今一度、見直してみてはいかがでしょうか?


▽ご意見、ご質問、ご感想などなど、こちらからお気軽にお寄せ下さい。
⇒ http://clap.mag2.com/daleacaelu?088

◆◇◆ 編集後記 ◆◇◆

こんにちは、火村です。
かつてパイロットは、憧れの職業でした。

(今もかな?)

私の父は、鉄道会社に勤めていたにもかかわらず
小学生の私に向かって、「パイロットになったらどうだ?」と言ってきたりもしました。

(父は完全な自己否定をしていることになる)

そんな職業ですが、
昨今では新規参入の航空会社も増え、高収入の職業とも言えなくなっているのが実情のようです。
さらには日航が、パイロットの整理解雇に踏み切るとの事。

直接の知人ではないので、又聞きになるのですが
日航のパイロットをしている人が、
「私はジャンボ機を運転するしか能力がない。
 家も買ってしまったし、妻は専業主婦。この先、どうすればよいのか。。。」
と話していたそうです。

先が見えない時代です。
従業員も企業もキャリアに対して
真剣に向き合う時がきたことを、上述の出来事は示唆していると思うのです。

ご精読いただき、ありがとうございました。


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