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人の話を聴いて理解する人!

      ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

<第130回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!
==■「人の話を聴いて理解する人!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】人の話を聴かず行動してしまう人!
【2】人の話を聴いて理解する人!
【3】こんな点を学べ!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

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【1】人の話を聴かず行動してしまう人!

上司に呼ばれて仕事の指示を受けたとき「ハイ、分かりました」と言って
あっさり引き下がる人がいます。

しかし、実はよく分かっていないのです。だから仕事の出来栄えはよくあ
りません。「オレはそんな指示はしていないよ」と上司に言われてやり直
しです。

顧客の話の腰を折り、一方的に喋りまくる営業マンがいます。せっかく会
えたのだからということでイニシャティブを取りたいのでしょう。会社案
内、商品カタログを広げて一生懸命しゃべります。

顧客は迷惑そうな表情で眉間にしわを寄せているのですが、お構い無しで
す。顧客は関心もなく、別に今困っていることでもないのです。「これか
ら会議が始まるので」と言われて退席されてしまうでしょう。もちろん次
回のアポは取れません。

【2】人の話を聴いて理解する人!

「ハイ、分かりました」という前に「目的は何か、何時までにやるのか、
アシスタントはつけてもらえるのか、予算はどれぐらいかけられるのか」
などしつこいくらい上司に質問をする部下がいます。

そして指示された仕事に対して求められるアウトプット(成果)をよく理
解します。「途中、壁にぶつかったときは相談させていただきます」と言
って引き下がります。

節目で進捗状況を上司に報告してアドバイスに耳を傾けます。そして期日
までにほぼ期待される成果を提出するのです。

初対面の顧客に対しては、顧客にたくさんしゃべってもらうように心掛け
ます。うなずきながら、時々念押しの質問をします。そして顧客の話をで
きるだけ理解するように努めます。これを「傾解力」と名づけました。耳
を傾けてよく聴き、理解する力という意味です。

そのことにより顧客の人物評価ができます。ものの考え方、価値観、趣味
・趣向も分かります。そして顧客企業としてどんな問題や課題を抱えてい
るかもよく分かります。これからどんな企画提案をすればよいかが見えて
きます。

イニシャティブは後できっと取れる場面がきます。それまでは相手が主役
であるべきなのです。

コミュニケーションの上手な人は「傾解力」なるコンピテンシーを磨いて
いるのです。

【3】こんな点を学べ!

まずは相手の話に耳を傾け、よく理解することです。そのためにうなずき
ながらよく聴き、タイミングよく質問してよく内容を理解することが大切
です。次に自分を分かってもらうようにすればよいのです。

多くの人はこの順番を間違えている場合が多いのです。

自分の意に反する意見でもまずはしっかりと聴き入ることです。決して否
定してはいけません。「よく分かりました。そういう考え方も大事ですね
」と肯定しておいて「しかしですね・・・」とこちらの考え、意見を言う
ことです。

あなたが肯定的な態度を採ったわけですから、あなたの話も聴いてもらえ
る可能性が高くなることでしょう。

【4】今日のまとめ

1.「ハイ、分かりました」とあっさり言うのではなく、目的、内容、期
  限、予算などよく聴いて、理解したうえで仕事に取り掛かること。

2.特に初対面の顧客の話には耳を傾けよく聴き、内容を理解することに
  努めること。そして人物評をし、顧客企業の抱えている課題や問題を
  しっかり把握すること。その上で、次回以降の企画提案に生かすこと。

【5】編集後記

コミュニケーションはまず相手に話させ、よく聴き、理解することが出発
点です。

上司との関係、同僚や後輩との関係、顧客との関係も考え方は同じです。
是非コミュニケーションという武器を上手に使いましょう。



次回に続く
次回は、「独創性のある人!」を解説します。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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