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最高経営層(トップ・マネジメント)

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■■経営テクノ研究所■■
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2011年8月1日 第1・3週月曜日発行
発行人:舘 義之http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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第8回:最高経営層(トップ・マネジメント)
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 ヘンリー・フォード二世の例を引用するまでもなく、瀕死のボロ会社が立
派に立直ったり、伝統的大企業が倒産して更正会社に転落した例は、わが国
にも数限りなくあります。

 また、個人の創始した会社が、10年余りで、世界のホンだ、世界のソニ
ーとして国際市場に挑戦した事実は、余りにも有名です。

 J・バーナムは、「経営者革命論」を唱え、「来るべき社会は社会主義社
会でなく、経営者社会である」ことを強調したのも、この間の事情を現して
います。この経営者の中で、最高の地位を占めているのが最高経営層(トッ
プ・マネジメント)なのです。

 日常、我々は、「これはトップの命令だ」とか「トップに報告しなければ」
と言って何気なく使っていますが、このトップというのは、どんな構造なの
でしようか。

 資本と経営が分離した今日、商法上の最高機関である株主総会は、もはや
形式と化し、実権は取締役会がにぎっています。取締役会は、株主の信託を
受けて基本方針を設定する受託経営者層(トラステーシップ・マネジメント)
です。

 取締役の中には「平取締役」と、社長とか副社長と称して会社の代表権を
持っている「代表取締役」と、専務・常務取締役といわれる業務執行にあた
る「業務担当取締役」に分かれます。近年、アメリカの例にならって取締役
に非常勤の「社外取締役」を入れ、会社意思決定や基本方針の設定に広い視
野と新しい感覚を導入するようになってきています。

 取締役会は、トップ・マネジメントの最上層に位置するわけですが、わが
国では、取締役会は一種の「身分」または、「資格」、ときによっては内部
昇進者の年功的処遇の方法の1つとて取締役に選任するということが行われ
てきたため形骸化が生じていました。

 このため、常務会・経営委員会・経営戦略会議と呼ばれる制度が普及しつ
つあります。これは、社長・副社長・専務・常務等の有力幹部で構成される
もので、事実上最高経営組織の中核となっています。したがって、通常トッ
プ・マネジメントという場合、これらの制度の構成メンバーである全般経営
者層(ゼネラル・マネジメント)を指します。

 こりほか、やや実質的な意味を失いつつあるものに、会長・監査役・顧問・
相談役等があります。

 では、これらのトップ・マネジメントは、どのような役割を持つのでしよ
うか。それは、企業の総合目的かつ長期的に生成発展させるための機能と責
任を持っていることだ、いえます。従業員・労組・株主・金融機関・取引先・
顧客・政府等あらゆる企業を取巻き接触する対環境関係で、企業活動の果た
す役割と責任は大きくなっています。

 トップ・マネジメントは、この責任をまっとうするために、広い視野と深
い見識のもとに総合的判断を下し、長期的見通しにたって目標を定め、経営
諸活動の計画化を図り、その結果について最終的責任を負う義務があります。

 また、企業がいつまでも繁栄し、現在の計画を遠い将来にわたって結実さ
せるためには、後継者の育成も、トッブに課せられる重大な責任の1つです。
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舘 義之への問い合わせtate@agate.plala.or.jp
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     舘 義之http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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