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ラインとスタッフ

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■■経営テクノ研究所■■
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2011年9月5日 第1・3週月曜日発行
発行人:舘 義之http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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第10回:ラインとスタッフ
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 ライン組織とは、わかりやすく言えば軍隊式組織のことです。連隊長から
大隊長・中隊長・小隊長といったぐあいに、指揮命令系統が上から下に一本
化している組織のことです。

 企業にあっては、係りは係長に、係長は課長に、課長は部長に直接上司の
命令によって動き、責任を負う仕組みがこれです。これに対し、命令系統が
数本あって、それぞれの職能部門から命令を受ける組織があります。これを
職能組織(ファンクショナル組織)といいます。

 スタッフ組織は、ライン部門の業務を促進するための専門的助言や助力を
担当する組織です。軍隊の「参謀」に当たるもので、直接指揮命令権は持っ
ていません。

 ところが、組織が大きくなり業務が複雑化すると、ライン部門(製造とか
販売の部門)が職能的に分化してくるし、従来ライン部門が内部でやりくり
していたスタッフ機能も、次第に独立化・専門化してくるようになります。

1.スタッフの責任
 各種の個別スタッフ機能を統轄し、経営の意思決定を輔佐し、総合的な管
理機能を行うもので、ゼネラル・スタッフが盛んに設置されるようになって
きました。また、計数管理を主体とし、予算統制から内部監査までを総合的
に管理するコントローラー制度も、現代企業経営上重要なスタッフ部門です。

 スタッフの責任の達成度は何によって評価したらよいのでしょうか。これ
は甚だ困難なことですが、下記の諸条件がその基準となります。
(1)提案や勧告の内容
(2)会社の実績や管理水準との適合性
(3)期待される効果
(4)提案や勧告を出した件数とラインに受け入れられた件数の比率
(5)コストダウンの総額

2.ラインの責任
 ラインは、後顧のうれいなく、ものをつくったり売ったりする仕事に専念
し、一方、調査とか、計画とか、管理とか、サービスといったスタッフ機能
を専門部門として設け、これがラインに助言し、資料を提供または補助促進
業務を分担したほうが好都合となります。

 ラインの責任の達成度を評価する基準は各種各様であって一概にいえませ
ん。しかし、生産工場におけるライン幹部の評価基準の一般的なものについ
ては、下記の諸条件が考えられます。
(1)生産計画の達成度
(2)品質条件の維持
(3)納期の確保
(4)コストダウンの程度
(5)部下の技能の向上度
(6)安全作業の尊守、災害危険の発生頻度
(7)部下の勤怠状況
(8)部下の定着性の程度

 このような正式に会社で規定された公式の組織(フォーマル・オーガニゼー
ション)のほかに、正式に会社で規定づけていない非公式の組織(インフォー
マル・オーガニゼーション)があります。

 非公式の組織は、個人の趣味や感情・利害等で私的にグループ化されたもの
です。経営管理者が、これを採用して効果をあげることが大切であることは、
「ホーソンの実験」によっても明らかにされています。
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■舘 義之のポジション
 人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
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して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
舘 義之への問い合わせtate@agate.plala.or.jp
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     舘 義之http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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