━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/11/27(第160号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】
■□ 財務アプローチで儲かる会社を作る
■□
http://www.tm-tax.com/mm-k.htm 購読者数 5,756名
■■
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おはようございます。
税理士の北岡修一です。
毎日のように新聞には税制改正の話がでている昨今ですが、ポイントは
本日も取り上げている、
固定資産の
減価償却のことばかりですね。
他の目玉は、証券税制の軽減税率の廃止のですかね。
今、上場株式の譲渡益課税は10%になっていますが、これを20%に
戻そう、ということです。
最近は、新興株市場などあまり調子よくないので、ちょっと時期的には
どうかなという気はします。
実務をやっている立場からは、少し、上場熱もさめているような気がし
ています。
もうちょっと新興株市場に元気出してもらうためにも、軽減税率は続けた
方がいいのでは、と私は思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□ 持たない経営
■■
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●
固定資産への投資は、資金が寝てしまうこと、その分税金を払わなけれ
ばいけないことは、前回お話しました。
そして、
会計的には、
減価償却費が増える、購入の
借入金利息が増える、
置き場所や管理、メンテナンスの手間が増え、管理費が増えること、
すなわち、
固定費が増えることになります。
また、
借入金の返済などものしかかってきます。
このように、
固定資産を持つ経営というのは、資金面でもコスト面でも
経営を圧迫していくことになります。
●したがって、できるだけ
固定資産を持たない経営をした方が、
楽に経営することができます。
そこでまずは、
固定資産をできるだけ購入しないで行なう経営を考え
ます。
その都度、借りたり、リースをしたり、あるいは新品のものを購入しない
で中古のものを購入する、
今あるものをなるべく使う、あるいは代替できるものはないかなど、
まずは、
固定資産を増やさない努力をすることが大事です。
安易に購入していたら、あっという間に
固定資産も、
借入金も、
ひいては
固定費も増えてしまいます。
●また、
固定資産を購入するリスクとして、買ってしまったら使わなければ
いけない、ということがあります。
その時は必要だったのだけど、数ヶ月したら必要なくなってしまった...
あるいは、もっと使いやすいもの、いいものが出てきてしまった...
便利だと思ったけど、実際はほとんど使わなかった...
などは、いくらでも考えられます。
固定資産には、そういうリスクもあるのですね。
●とは言っても、事業をする上でどうしても必要な
資産というものは
あります。
そこで、どうしても購入する場合は、
・できるだけ安い金額で購入する
・中古でよければ、中古にする
・できだけ
借入金はせず、手元
現金で購入する
さらに、
・できるだけ
資産に計上せず、
経費で落とす方法を考える
・
資産に計上する場合でも、できるだけ短い
耐用年数を検討する
・特別償却や税額控除などの特典を使う
などを考えます。
資本金1億円以下の
法人の場合は、1個または1組の
資産が30万円
未満であれば、
経費に落とすことができます。
ただし、年間300万円の限度がありますが。
このような規定などを使って、できるだけ
費用化を早めることですね。
また、税法上は法定
耐用年数で償却をしなければいけませんが、
良い経営を行なっていくには、実際の
耐用年数が短ければ、その年数を
自社で
算定して、それで償却していくことも良いことだと思います。
ただし、税法上の調整は必要になってはきますが。
ということで、
固定資産の計上には、今以上に注意を払っていった方が
いいと思います。
長い目で見ると、かなり経営にいい影響を与えてきますから。
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■よろしかったら、このメルマガ、友人、お知り合いの方にご紹介ください。
下記2行コピーしてお使いください。
【お勧めメルマガ 「実践!社長の財務」】
⇒
http://www.mag2.com/m/0000119970.html
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◆本メルマガへの意見、質問、感想、ご相談など→
kitaoka@tmcg.co.jp
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◆メルマガを出されている方、相互紹介しましょう→
kitaoka@tmcg.co.jp
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【 発行 】東京メトロポリタン
税理士法人 http://www.tm-tax.com/
【 編集 】
税理士 北岡修一
kitaoka@tmcg.co.jp
【 住所 】東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4F
【 TEL 】03-3345-8991 【 FAX 】03-3345-8992
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このメールマガジンは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
(
http://www.mag2.com/ ) ID 0000119970
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<編集後記>
先週は、
月次決算活用法セミナーに、メルマガからたくさんの方に
来ていただき、ありがとうございます。
このメルマガでは、なかなか具体的な
月次決算のフォーマットまで
お伝えすることができませんから、ああいった形で具体的な資料を
使いながらやると、また、皆様の理解も一段と深まったのではないか
と思います。
アンケートも、とっても良く書いていただき、ありがとうございます。
メルマガを読んでくれている方は、前から見ていてもとても好意的に
聞いてくれているので、ありがたいですね。やはり、毎週のこの
テキスト上のお付き合いではありますが、初めてお会いしても初めて
でないように、受けとめてくれるのかなと思います。
また、来年以降もセミナーをやっていきますので、お時間のある時は
是非、いらしてください。よろしくお願いします。
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本日も取り上げている、固定資産の減価償却のことばかりですね。
他の目玉は、証券税制の軽減税率の廃止のですかね。
今、上場株式の譲渡益課税は10%になっていますが、これを20%に
戻そう、ということです。
最近は、新興株市場などあまり調子よくないので、ちょっと時期的には
どうかなという気はします。
実務をやっている立場からは、少し、上場熱もさめているような気がし
ています。
もうちょっと新興株市場に元気出してもらうためにも、軽減税率は続けた
方がいいのでは、と私は思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□ 持たない経営
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●固定資産への投資は、資金が寝てしまうこと、その分税金を払わなけれ
ばいけないことは、前回お話しました。
そして、会計的には、減価償却費が増える、購入の借入金利息が増える、
置き場所や管理、メンテナンスの手間が増え、管理費が増えること、
すなわち、固定費が増えることになります。
また、借入金の返済などものしかかってきます。
このように、固定資産を持つ経営というのは、資金面でもコスト面でも
経営を圧迫していくことになります。
●したがって、できるだけ固定資産を持たない経営をした方が、
楽に経営することができます。
そこでまずは、固定資産をできるだけ購入しないで行なう経営を考え
ます。
その都度、借りたり、リースをしたり、あるいは新品のものを購入しない
で中古のものを購入する、
今あるものをなるべく使う、あるいは代替できるものはないかなど、
まずは、固定資産を増やさない努力をすることが大事です。
安易に購入していたら、あっという間に固定資産も、借入金も、
ひいては固定費も増えてしまいます。
●また、固定資産を購入するリスクとして、買ってしまったら使わなければ
いけない、ということがあります。
その時は必要だったのだけど、数ヶ月したら必要なくなってしまった...
あるいは、もっと使いやすいもの、いいものが出てきてしまった...
便利だと思ったけど、実際はほとんど使わなかった...
などは、いくらでも考えられます。
固定資産には、そういうリスクもあるのですね。
●とは言っても、事業をする上でどうしても必要な資産というものは
あります。
そこで、どうしても購入する場合は、
・できるだけ安い金額で購入する
・中古でよければ、中古にする
・できだけ借入金はせず、手元現金で購入する
さらに、
・できるだけ資産に計上せず、経費で落とす方法を考える
・資産に計上する場合でも、できるだけ短い耐用年数を検討する
・特別償却や税額控除などの特典を使う
などを考えます。
資本金1億円以下の法人の場合は、1個または1組の資産が30万円
未満であれば、経費に落とすことができます。
ただし、年間300万円の限度がありますが。
このような規定などを使って、できるだけ費用化を早めることですね。
また、税法上は法定耐用年数で償却をしなければいけませんが、
良い経営を行なっていくには、実際の耐用年数が短ければ、その年数を
自社で算定して、それで償却していくことも良いことだと思います。
ただし、税法上の調整は必要になってはきますが。
ということで、固定資産の計上には、今以上に注意を払っていった方が
いいと思います。
長い目で見ると、かなり経営にいい影響を与えてきますから。
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<編集後記>
先週は、月次決算活用法セミナーに、メルマガからたくさんの方に
来ていただき、ありがとうございます。
このメルマガでは、なかなか具体的な月次決算のフォーマットまで
お伝えすることができませんから、ああいった形で具体的な資料を
使いながらやると、また、皆様の理解も一段と深まったのではないか
と思います。
アンケートも、とっても良く書いていただき、ありがとうございます。
メルマガを読んでくれている方は、前から見ていてもとても好意的に
聞いてくれているので、ありがたいですね。やはり、毎週のこの
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でないように、受けとめてくれるのかなと思います。
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