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過去実績、現在価値、将来期待~御社の人事評価はどこを見ますか

人事評価でありがちな話

人事評価のご指導をしていると、こんな場面に遭遇します。

「○○さんの能力評価はBとなっていますが、その理由は何ですか?」

「この社員はまだBレベルには達していません。しかし日々努力しているし、これからに期待できるので、Bとしました」

「将来の期待というのは、能力評価の要素になるのですか?」

「本当は入らないと思うけど、ここでCをつけると本人がやる気をなくすかもしれないし…」


一見もっともに聞こえますね。

部下のヤル気や将来性を考える、いい管理職のように思えます。

でも、やはりこれはよろしくありません。

人事評価の目的のひとつは、その人の現在の姿を本人に伝え、これからの課題を明らかにすることにあります。

上記のような評価をしていると、そこがぼやけてしまいます。

このようなことが起こる原因として、次の2つが考えられます。

1)評価の考え方、評価の対象・基準などが明確になっていないという「人事評価制度そのもの」の問題

2)評価の考え方、評価の対象・基準などを理解していない評価者の問題


人事評価は何を見るか

では、そもそも人事評価では、何を評価するのでしょうか?

「人だよ」という答えはNGです。

人事評価では、その人の全人格を評価するわけではありません。

そんなことは不可能です。

「神ならぬ身で、人を評価することなど無理」という言い方は、こんな誤解からきています。

人事評価でみるべきは、次の3つです。

1)過去実績:半年なり1年の評価期間におけるその人の業績や成果

2)現在価値:その人が現在到達しているレベル

3)将来期待:ポテンシャル、ヤル気などの「情意」

この3つを、評価結果の使い道、評価対象者(レベル、階層、職種など)に応じて使い分け、組み合わせていくのが、人事評価制度設計のポイントになるのですね。


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