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コラムの泉

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誰が優秀か?

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成長し続ける企業に!サービス業専門社労士日記(第1052回)

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おはようございます。

メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。

このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている人事担当者
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へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。

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目次
■はじめに
■誰が優秀か?
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■はじめに

新入社員が当社にも入ってきました。

今回は採用しようと思ってから半年以上もかかってしまって・・・・
それでも採用できたし
迎え入れるこちら側もがんばらないと

さて話は変わりますがこまつが新卒で入社した企業では
歓迎会なんてありませんでした。

激務だったからです。

飲んでる暇がないのです。

歓迎会なんてしている暇がないのです。



こまつは退職するまでの1年間で先輩と飲みに行ったことは
一度もありませんした。


営業所では社員旅行なるものがあって

土曜日、日曜日の1泊二日で行くのですが
そもそも土曜日は出勤日です。

どうやって行くねん!!!

土曜日仕事してその仕事が深夜12時にやっと終わり
「社員旅行なんて行きたくない!!!帰って寝たい!!」
と思っていても

上司からは必ず来いって言われているので
営業所から2時間車を飛ばして夜中2時について

上司は土曜日を休みにして宴会していて
深夜に飲まされて

そして朝軽く寝てそして
日曜日には残している仕事があるので
昼には営業所に帰りまた仕事


こんなに働いてもそんなに給与が上がらないのですから
モチベーションは下がります。

と言っても22歳の新人で給与額は月35万円とかになっていましたが
年収でいうとボーナスもしっかりもらえるので500万円とかに
なっていましたが・・・・・・



今日はそんな話

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■誰が優秀か?

(実話をもとにした作り話です)



営業成績は抜群なのに
協調性が全くないと判断された青年

ついに青年の上司からも人事部に
「あいつはうちの部署ではやっかいものなので異動させてくれ」
と嘆願書が出された


さすがに人事部としても本人と面談をせざるをえなかった


人事部長
「ちょっと話をしていいかな。君はどうしてそれほどまでに協調性がないと
 判断されているか教えてくれ」

青年
モチベーションの差です。上昇志向のない人と一緒につるんでも
 仕方ありませんよ。みんな自分のことばかりで手抜いて仕事していますから
 あんな人たちと強調なんて出来るわけありません。

 他の部署もあんな感じですか???もしあんな感じならもう俺会社辞めていんですけど
 こんなモチベーションの低い従業員ばかりの会社にいて俺は成長なんてありませんから」

人事部長はにやっと笑った


青年はまじめな話をしているのになぜ笑うと
多少いらつきを覚えた


人事部長は立ちあがり窓に向かって歩き始めた

そして窓の外を眺めながら青年にこう言った。

人事部長
「うちの会社って全部で何人が働いているか知っているよね?」

青年
「はい知っています。関連会社、子会社含めて全部で3万人が働いています」


人事部長
「そのうち本当の意味で会社に貢献している人は何人くらいいるか知っているか??」


青年
「いえ わかりません。莫大な売り上げの土台を支えていると言う意味では全員でしょうか?」

人事部長
「そうかもしれないが、自分で売り上げを上げる方法、利益を出す方法を考えて行動してる
 社員はごくわずかだ。その社員が考えた仕組みの中で働いている人がうちの会社は
 大半なんだよ。」

青年
「はあ すみません。おっしゃる意味がよくわかりません」

人事部長
「つまりほとんどの人材がいつ辞めてもらっても構わない人材だということだよ
 誰か一人が辞めた位では会社は痛くも痒くもない。でもわずかだが絶対に辞めてもらっては
 いけない人物が会社にはいるんだよ」


この面談には3人の参加者がいた
一人は青年
もう一人は人事部長だ

そして最後の一人は男性で青年とは面識がない


その男性が静かに話し始めた


「所詮大企業であっても数人のコア人材が多数の人材を使っているということだよ
 気にいった。君うちの部署に来てみないか??
 ちょっと君の希望する海外事業部とは違っているが
 国内で現在建設資材の流通から販売をしている部署だ
 あと3年以内にベトナムの道路工事発注を目指して頑張っている部署だ

 まだまだ成長過程の部署だが君みたいな熱い男たちがそろっている

 手を抜くやつは誰もいない」


青年
「はあ でも僕みたいな人間が適用するのでしょうか??」

男性
「大丈夫。3年以内に君が希望する海外取引も必ず成功させて見せる」




男性は新規事業と立ち上げる担当の役員だった
まだ40歳と若くこの会社の最年少役員だそうだ

退職を決意していた青年だったがもう1年位やってみようと思い
異動をしてみたら


そこからは本当の激務

今まで簡単にノルマ達成できていたのに

この部署では信じられないノルマが課せられている

ちょっとこのノルマはどうだろうか?
と思うようなノルマでも


みんな本気で朝から晩まで必死になって働いていた

「新規事業を成功させる。死ぬ気でついてこい
 ついてこれない奴は辞めてしまえ」



そうそうこんな熱い仕事を期待していたんだ。


みんな必死になて働いている

そしてまだ海外と取引なんてまったくないのに
みんな夜中まで英語の勉強をしていて

先輩
「俺もお前みたいに学生時代に英語や中国語を勉強しておけばよかった
 でもお前の語学力位あっという間に追い抜いてやるからな(笑)」

実際この前までまったく英語が話せなかった先輩があっというまに
青年と同じ位の英語力まで成長していたのだ


それに連れられて青年もめきめき頭角をあらわし

ますますこの会社で成長したとのこと



今では海外を相手に本当に仕事をこなせるようになり
大きなお金を動かすまでになった

そして青年が仕入れてきた商材を
青年が国内で販路を開拓し

昔所属していた輸入部営業課が販売してくれている

青年はどうせあの部署の人間は手を抜くはずと
知っているのでそれを踏まえて売りやすいように
手を抜かれても構わないように商品を考えていたのだ


そして10年が経過した時に

同期会があってみんなが集まった
100人いた同期は今では30名になっていた。

すごいエリートだった連中は今では単なる愚痴を言う団体になっていた
配属された部署で腐ってしまったのだ


青年は先輩に無視されようが
上司に無視されようが頑張ってきてよかったと
ふと思った

青年は同期の中で一番の出世頭になっていたのだ


おしまい



今回の話は本当にあった話を作り変えました。


こんなにも大きな会社なのにどうしてみんなテンションが低いんだ・・・・・

そう思う新人も多いはず

初めはおかしいと思いながらもどんどん流されていき
そしてテンションが低い人物へとなっていく

大企業ではそんな病気が蔓延していくのです。


どうしてか????


人数が多いので多少頑張っただけでは評価されないのです。

短期間にちょっとだけ結果を出した人を評価していたら
きりがないので

年に一度などの評価期間をおくのです。


ところが逆に結果が出なくても労働組合などの活動の結果
給与は上がっていくのです。

徐々にではありますが


すると頑張っても頑張らなくても給与はあまりかわらない


それどころが必死になって頑張っても給与が大幅に上がることなんてないのです。


いつの間にか徐々に流されて行きます。


そして会社にやりがいを感じなくなって何でも出来る中小企業に就職するのですが

中小企業ではあまりにも一人でこなすことが多いのに驚いてしまい
全く役に立たないことがあるのです。



さて皆さんは組織の中に流されていくのか

歯車になるのか??
何になるのか???


どうでしょうか?

よかったら感想をください
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小松潤一社会保険労務士事務所
小松潤一
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