リストラされる人昇進する人

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2013-09-10

------------------------------------------------------------- 成長し続ける企業に！サービス業専門社労士日記（第1061回） ------------------------------------------------------------- テーマは 「従業員のやる気と売上は本当に連動している」 です。 小松潤一社会保険労務士事務所 http://www.style-neo.jp http://www.style-neo.com http://www.style-neo.net http://www.style-neo.info -------------------------------------------------------------------- ■リストラされる人昇進する人 社労士を長年やっていますと色々な相談を受けます。 「有給を取らせたくない」 「給与を下げたい」 などなど まあ社労士ですから 「有給は請求があれば取らせなければいけません」 と言いたいところですが そんな答えを聞きたくてお客様は相談されているわけではありません。 有給は与えなければいけないのですが どうやったら請求されなくなるか それをいっしょに考えて行かなければならないのです。 「有給は与えてください」 だけしか言えないのであれば役所に聞いてもいっしょです。 役所ならタダで教えてくれます。 そんな社労士業務をしていると色々な相談はありますが 「従業員の一人を解雇したい」 というものがあります。 最近はちょっと多いです。 最近の傾向として特殊なのは 「逆にもっと早く辞めてもらえていたのでは？？？」 ということです。 今まででしたら経営者側にもかなりの落ち度があることが多かったのです。 経営者 「営業成績が悪いから解雇したい」 こまつ 「会社としてそのリストラ対象の従業員の成績が上がるために 　何か研修やら教育とかしてきましたか？？」 経営者 「まったくしていない」 こまつ 「それではダメです。」 会社側が何も努力をしていないのに 義務を果たさず権利だけを主張して 解雇したいという事例ですが 最近は違います。 人材の教育は企業発展に絶対必要との認識が高いので ある程度の研修や教育を行っていて その研修を受けた他の労働者は結果が出ているのに その方は全く結果が出ない 当然結果が出るように会社も努力をしているのですが それでも結果が出ない 営業に向いていないために本人と話し合いの上で 別の部署に異動させて 別の部署でも結果がなかなか出ず 本人が目標としてかかげたことにたいしても未達成で そこまでやって経営者は当社に相談してきます。 「リストラやりたくないのですが・・・・・ 　リストラすると社内に嫌な雰囲気が漂うので嫌なのですが 　何も出来ないのに給与をもらっている人がいるって 　優秀な部下からも文句が出始めて、もう切るしかありません」 ここまで出来ていたら 色々な手が打てます。 給与を下げることもできるでしょうし 簡単な目標も達成できないのであれば お金を払ってでも辞めてもらうことも出来ます。 この会社ではもう給与が上がることはないと 本人も知っているので 本人の状況に応じて交渉はいくつも選択肢があります。 最近の傾向です。 どんな人がリストラ対象になってくるかというと 社労士としての勝手な直感ですが 「能力が低くそしてまじめである人」 すごいまじめなので言われた仕事をこなします。 ただ結果が出ない 中小企業の場合少ない人数や予算でやっていますから 一人でも結果が出ない人が出てくると ピンチになるのです。 まじめにコツコツしているのにリストラの対象にいつのまにか なってくるのです。 よって従業員側もリストラされたくないのであれば 与えられた仕事だけをこなすのではなく 与えられた仕事以外に何が自分に出来るのかを考えて行かなければなりません。 自分の仕事以外にことも行う人は部下や後輩の面倒見も良いので 組織のために何が出来るかを考えていますから リストラの対象にはなかなか入ってこないのです。 従業員側も考えなくてはいけませんし 経営者側も従業員を解雇することは 多くの責任が伴うということを理解しなければいけません。 おしまい よかったら感想をください info@style-neo.jp ------------------------------------------------------------- 創造人材株式会社 小松潤一社会保険労務士事務所 小松潤一 http://www.sou-jin.com/ http://www.style-neo.jp info@style-neo.jp