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FREE戦略でYahoo!は楽天、アマゾンを打ち負かすこと…

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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』 発行部数:24527部
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こんにちは!『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。


10月末から12月中旬まで毎週水曜日に仙台への出張が入っています。

一つはこのメルマガで何度もご紹介した創業スクエア様の『マーケティング
マイスター養成講座』ですが、もう一つは仙台市産業振興事業団様の
『地域産品発掘フェア2013』の特別講演になります。

講演では「2013年ヒット商品の成功ポイント解説と2014年のトレンド予測」
というテーマで、今年のヒット商品を振り返り、来年どんなモノが売れるのか
をMBA的なフレームワークを駆使して予測した結果をお伝えしていきたいと
思っています。

『マーケティングマイスター養成講座』は既に定員を超えるお申込みがあり
募集は締め切ってしまいましたが、『地域産品発掘フェア2013』の特別講演の
募集は最近始まったようです。

平日の昼間になりますので、サラリーマンの方は難しいと思いますが、
ご都合のよろしい方は是非ともご参加いただければ嬉しいです!

詳しくは仙台市産業振興事業団様のサイトでご確認下さいね。(^^)

http://www.siip.city.sendai.jp/fair2013/index.html


それでは、今回のメルマガも張り切ってお届けしていきますので
最後までお付き合いの程よろしくお願い致します!m(_ _)m


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■ コラム:“MBAの視座・視野・視点”
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【FREE戦略でYahoo!は楽天、アマゾンを打ち負かすことができるのか?】


■ 成長が続くインターネットショッピング業界

インターネットショッピングは、順調に市場規模を拡大している業界
といえます。

このインターネットショッピングを牽引するのが、今では年間の流通総額が
1兆5千億円にも達する楽天市場と7千億円を超えるアマゾン。

経済産業省の試算よれば、2012年のEC業界の市場規模が5兆円ですから、
2社だけで半分近くを占めている状況です。

このように“2強”が快進撃を続けるインターネットショッピング業界で
3番手という微妙なポジションでくすぶるのがYahoo!JapanのEC部門である
Yahoo!ショッピング。

Yahoo!Japanはポータルサイトとして月間86億ものページビューを誇り
、日本で圧倒的なアクセス数を誇るサイトですが、インターネット
ショッピングでは運営するYahoo!ショッピングで流通総額が3000億円程度と
トップの楽天の2割程度しかなく、大きく引き離されているのが現状です。

もし、あなたがYahoo!Japanの経営陣であれば、抜群のアクセス数にも
関わらず伸び悩むインターネットショッピング事業に対して
どのような戦略で立て直しを図るでしょうか?


■ すべて無料化に踏み切ったYahoo!Japan

2013年10月7日、都内の会場の壇上にはYahoo!Japanの会長である孫正義氏の
姿がありました。

孫氏は会合に出席したYahoo!ショッピングの出店者を前に「ヤフーは間違って
いた」と衝撃のひとことを発し、Yahoo!ショッピングの出店料と月額手数料、
そして売上に応じて徴収していた販売手数料を無料にすると発表しました。

Yahoo!ショッピングにおいては、これらの手数料が主要な収入源であり、
全てを無料にすることは、年間数十億円の収入を放棄することにつながります。

この収入を捨ててまで、Yahoo!ショッピングの活性化に力を入れ、
広告などで稼ぐ“FREE戦略”で、楽天市場やアマゾンなど上位2社を
追撃しようという大胆な行動に出たのです。

この衝撃的な発表に、利用者は即座に反応します。

発表翌日には1日の出店申し込み件数が、法人1万社、個人1万6千人に達し、
通常の数百倍にもなる大きな反響があったのです。

楽天市場の出店数が現在4万店ほどなので、Yahoo!ショッピングは既存の2万店
に新規出店者の2万6千店を加えて、数の上では、楽天市場を抜き去り、
無料化発表後わずか1日で日本最大規模のオンラインショッピングモールに
躍り出るという孫氏の計算通りになったといえるでしょう。


■ 果たしてYahoo!ショッピングのFREE戦略は成功するのか?

予想を上回る出店者が殺到して、幸先の良い再スタートを切った
Yahoo!ショッピングですが、果たして思惑通りに流通総額を増やして、
アマゾンや楽天市場を超えることができるのでしょうか?

Yahoo!Japanの目論見とすれば、すべてを無料化することにより、
EC事業者が楽天市場よりもYahoo!ショッピングの方に力を入れて販売し、
サイトが活性化することを期待していると思われます。

これまで孫氏はADSLでは無料でモデムを配ってブロードバンド事業を成功に
導いたり、携帯電話事業に参入した時には同社間通話料無料で多くのユーザー
を獲得したり、“無料”戦略で大きな成果を上げてきました。

同じようにYahoo!ショッピングも無料にすることにより、多くの出店者を獲得
して規模の拡大を図り、業界No.1を目指していこうという狙いなのでしょう。

ただ、Yahoo!ショッピングの場合は通信事業とはビジネスモデルが異なり、
これまでの成功法則がそのまま当てはまるかは未知数といえます。

通信事業ではエンドユーザーが顧客となるB2Cビジネスモデルでしたが、
Yahoo!ショッピングというEC事業では、直接の顧客は商店主であり、
その先にはまだ最終消費者が存在するB2B2Cのビジネスモデルになるのです。

すなわちYahoo!ショッピング事業が成功するかどうかは、直接の顧客である
商店主を満足させると同時に最終消費者である買い物客も満足させなければ
ならないということになります。

今回のFREE戦略で懸念されることとしては、全てが無料のため、取り敢えず
出店する事業主が増え、売れなければ放置するなど、出店数だけは多いものの
Yahoo!ショッピングというオンラインショッピングモール全体はクオリティが
下がって、買い物客の満足度が下がり、Yahoo!ショッピングを利用しなくなる
という悪循環です。

その点、楽天は出店費用EC事業主へのコンサルティング費用に充て、
顧客満足の追求などビジネスのクオリティを高めることに利用している
そうなので、Yahoo!ショッピングにおいても、いくら無料とはいえども
コストをかけてオンラインショッピングモールのクオリティを高める対策は
必要不可欠といえるでしょう。

果たしてB2B2CビジネスにもFREE戦略は効果を発揮するのか?

今後のYahoo!ショッピングの成長を見れば結果は自ずと明らかになるはずです。


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講座で使用するパワーポイントをプリントアウトしたものを
お渡ししますので、復習にお役立ていただけます。

2.ファイナンス講座修了証(Certificate of Finance)
ベーシックMBA講座にご参加いただいた方にはMBA Solution Business College
から修了証を発行致します。

3.小冊子『どんな環境でも高い成果を上げる戦略的目標達成法』(非売品)
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以上、お申込み・講座の詳細はこちらからどうぞ!
⇒ http://www.mbajp.org/i/s/42q.html


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■ 編集後記:
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遂にアップルが新しいiPadとiPad miniを発表しましたね!

特にiPad miniは初代が出た当時、欲しいのを我慢して、
高解像度の2代目が出たらすぐにでも購入しようと思っていたので、
予想通りRetinaディスプレイになって待った甲斐があったというものです。

ところが問題は価格です・・・

前モデルから1万円近くも価格がアップし、
4万円台ではどうしようか迷う水準です。(^^;

これまでアップルは新型が出ても前モデルと同じ価格を維持する
ペネトレーションプライシングだったので、迷うことなく何台も購入して
きましたが、大幅に値上がりするようでは購入を考えてしまいます。

決して選択肢はiOSだけでなく、AndroidやWindowsもあるわけですから・・・

悩んだ末に今回は10月末に発売されるWindows 8.1の8インチタブレットを
購入しようかと思っています。
(別に敢えて何かを購入する必要はないのですが・・・(笑))

スティーブ・ジョブズ氏亡き後、アップルの経営は大きく変わっている
ようですが、今後も好業績を維持できるのでしょうか?

余計なお世話ですが、ちょっと心配になった新製品の発表会でした・・・


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最後までお読みいただきましてありがとうございました。 m(_ _)m

今回のメルマガはいかがだったでしょうか?

ご意見やご要望があれば下記のフォームからお気軽にお寄せ下さいね!
(このメルマガへ返信しても私の元には届きませんのでご注意!)

→ http://www.mbasolution.com/opinion.htm


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◇編集長の著書コーナー
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メルマガと合わせて読めば効果が倍増するビジネス書はいかがですか?
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それでは、また次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!(^-^)


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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)

編集長: 安部 徹也

発行元:
株式会社 MBA Solution - The Best Solution for Your Business! -
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティW22階

URL : http://www.mbasolution.com

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