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コラムの泉

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リーダーは私心を捨て、あるべき姿を追い求めよう!

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■ コラム:“MBAの視野・視座・視点
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ある社長のブログ記事が物議を醸しています。

自社を去る若手社員に対して取った対応に賛否両論が巻き起こっているのです。

その社長のブログを要約すると次のようなことが起こったとのこと。


1)ある若手社員から退職のため有給休暇の申し出があった
2)その社員は新規事業を任されていたにもかかわらず仕事を途中で
投げ出した
3)その社員は一度新規事業にチャレンジしたが、億単位の損失を出し失敗。
「セカンドチャンス」を与えられている最中だった
4)退職の理由は、ライバル企業の引き抜きで「またとないチャンス」と
決断した


もしあなたがこの社長の立場であれば、期待していた社員のライバル企業への
転職にあたってリーダーとしてどのような対応をするでしょうか?

まずは本人の対応を見ていくことにしましょう。


■ 同じような者が続かないよう『一罰百戒』の意味で激怒


その社長は、普段は温厚でめったに起こることはないとブログで公言されて
いますが、この退職に当たっては烈火のごとく怒りをぶちまけたそうです。

それは、もちろん目をかけていた若い社員が自分や会社を裏切って、
ライバル企業に転職する個人的な怒りもあると思いますが、ブログでは
組織としての規律を守るために『一罰百戒』の意味を込めて他の社員にも
伝わるように激怒したと述べられています。

組織が高い目標に向かって一丸となって突き進んでいくためには
規律が重要な役割を果たします。

そこで、リーダーには、規律を保つために信賞必罰の態度が望まれるのです。

この信賞必罰ということでは、中国の三国時代にこんなエピソードがあります。

蜀の丞相・諸葛亮孔明は、才能あふれる若武者・馬謖に目をかけて
かわいがっていました。

その才能に惚れ込んだ諸葛亮は、魏との大事な一戦に馬謖を大将として
派兵したのですが、生兵法のために大敗の原因を作ってしまいます。

命からがら本国に逃げ帰ってきた馬謖に対して、極度の人材難に陥っている
蜀では、一人でも優秀な人材を確保しておくことが国の存続に大きく影響する
として、軽い罰で済ますよう進言する者もいましたが、諸葛亮は軍の規律を
引き締めるために涙ながらに極刑を課す決断を下します。

これが「泣いて馬謖を斬る」という故事です。

丞相が目をかけていた優秀な若武者でも、国を危機に陥れるような
失敗をすれば、命をもって償わなければいけないという厳しい軍律に、
他の戦士たちは襟を正し、緊張感を高めて戦いに挑むようになるなど、
貴重な人材を失いましたが、それ以上に高い効果があったのです。

これと同じようにこの社長は、組織を引き締めるために、普段とは違う
怒りの顔を見せ、続く者が二度と出ないように釘を刺したということなのです。


■ 果たして怒りで社員の心はつなぎ止められるのか?


確かに社長の『一罰百戒』の考え方は理解できますが、今回のようなケースで
“激怒すること”がリーダーとして相応しい行動だったのでしょうか?

議論の中で、反対意見として組織のリーダーとして、
もっと他にやるべきことがあったのではないかと疑問を呈してます。

社員の転職の原因を作ったのは、退職した本人ではなく、
実際は経営者にあったということなのです。

人間であれば、やはり自分の望みを叶えることを最優先にして行動するのは
当然のことといえます。

ですから、複数の選択肢があれば、比較して最も自分にとって
メリットのあるものを選ぶのは自然の流れなのです。

今回退職した若手社員も、このまま仕事を続けるか、引き抜きのオファーが
あった会社で新たな仕事に取り組むかを比較し、新しい会社の将来性により
魅力を感じたからこそ転職を決意したに他なりません。

つまり、退職の原因は、経営者として若手社員に仕事のやりがいや
会社での理想的なキャリアパスを提供できなかったからなのです。

だとすると、今後同じような者が出て来ないようにするためには、
激怒して他の社員に恐れを植え付けることではなく、リーダーとして
自社の魅力を高めていくことだと考えられます。

『怒り』や『恐れ』で社員を縛るのではなく、
『志』や『ビジョン』で社員を惹きつけるのです。

もし、社員がリーダーのビジョンに共感し、自分もそのビジョンを達成する
一員になりたいと心から願えば、ライバル企業からどんなオファーが
来ようとも心は揺るがないはずです。

ビジョンに共感していないからこそ、お金や労働条件など
表面的なオファーで心が動いてしまうのです。

また、たとえヘッドハンティングで良い条件のオファーがあったとしても、
今任されている仕事を途中で投げ出すような社員が、今後ビジネスで
大きな結果を出すとは思えません。しかも、仕事の責任を放棄したうえに
当然の権利とはいえ有給休暇を消化するなどもっての外です。

このような社員は怒る価値もなく、雇った自分の目が節穴だったと反省し、
リーダーとしての成長につなげていく方がよっぽど生産的なのでは
ないでしょうか。

リーダーはビジョンや目標の達成に向けて常に難しい判断を迫られます。

毎回正しい決断を下し、理想の結果につなげていくことは、
恐らく不可能なことでしょうが、様々な経験を積み重ねながら、
適切な行動の精度を高めていく必要があります。

リーダーは、個人の感情に流されることなく、常にリーダーとしての
あるべき姿を追い求めることによってのみ、組織に属するものを魅了し、
理想とする結果につなげていくことができるようになるのではないでしょうか。


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記事の元になったブログはこちらになります。
読者の意見を読むだけでも非常に参考になります。(^^)
(すべて読むにはNikkeiの読者登録が必要となります。)
⇒ http://www.nikkei.com/article/DGXMZO77749270Q4A930C1000000/

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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)

編集長: 安部 徹也

発行元:
株式会社 MBA Solution - The Best Solution for Your Business! -
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティW22階

URL : http://www.mbasolution.com

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