『
総務の森』コラムをご覧のみなさま
こんにちは!
合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。
プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
→
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/
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【執筆者について】:産労総合研究所様の人材開発情報誌『企業と
人材』を購読されている組織の方は、2015年6月号の『教育コンサ
ルタントの自画像』というコーナーの『人財を伸ばし、束ね、組織
能力を高める』という記事も併せてご覧いただければ幸いです。
============================================================
本コラムでは、弊社Facebookページに公開した記事(2015年6月29
日投稿)の一部を改変してシェア差し上げます。 今回のタイトル
に興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てください。
<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
なお、システム上、本コラムでご紹介できない『画像』などを含
めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>
============================================================
■「共感しなくちゃいけない」なんて、オカシイでしょ!?
一口に、『レストラン』と言っても、シーフード・レストラン、ベ
ジタリアン・レストラン、エスニック・レストラン、タイ料理レス
トラン…など、多種多様なものがあります。
また、『自動車』といっても、レッカー車、移動火葬車、軽装甲機
動車、キャンピング・トレーラー…など、これまた、まったく別物
のように見えるくらいさまざまな種類があります。
これらと同じように、実は、『コーチング』といっても、教えてい
る人や団体によって、中身が大きく異なる(時には、真逆の主張を
している)ということ、ご存知でしたでしょうか?
それぞれのアプローチを比較してみると、特徴がわかりやすくなり
ます。 今回は例として、あるコーチングで、基本スキルとして掲
げている、『傾聴・共感・質問・フィードバック』について、簡単
に見てみましょう。
●傾聴 vs 精聴
『傾聴』とは、(病理学的心理学をベースにした)『カウンセリン
グ』におけるコミュニケーション技能として知られてきているもの
です。 「耳に流れ入ってくる話を何となく聞く」のと異なり、
「相手が伝えたがっていることに注意を払い、受容的・共感的な態
度で真摯に聴く」という行為や技法を指しています。
このような理解に基づくと、「傾聴が有効なのは、カウンセリング
的側面の強いコミュニケーションにおいてであって、関係者がビジ
ネスの目的を達成するためのコミュニケーションを行う場面ではな
い」ということになります。
一方、弊社では、(自己実現心理学やポジティブ心理学のように、
一般的なレベルの心の健全さや自我の強さを備えた人に役立つ心理
学をベースにした)『コーチング』と呼ばれるコミュニケーション
で重要なのは、「真実あるいは解決策の探求を狙って、相手の話の
構造を意識しながら聴く」という内容を意味する『精聴』であると
お伝えしています。
弊社のコーチング学習プログラムにおける『精聴』は、「相手が今
話している内容が、目的についての話なのか手段についての話なの
か、集合関係や因果関係に基づいて図解するならばどの部分につい
ての話をしているのか…などを意識しながら聴く」という内容とな
っており、ビジネスの場面で実際に「真実あるいは解決策を探求」
するのに役に立つという感想をいただいています。
※詳しくは、「
合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html のページをご覧ください。
●共感 vs 探求
『共感』の定義にもいろいろあるのでしょうが、例えば、イスラエ
ルの哲学者 Khen Lampertは、「共感は、他者の心の中に自分自身
を見い出した時に起こる。他者の目を通して現実を観察し、他者の
氣持ちを感じ、他者の痛みを共有するのである。」といった表現を
用いています。
[出典:『Traditions of Compassion』Palgrave-Macmillan, 2006]
コーチングを行う場面で大切なのは、「相手/『相手の視点から見
える物事』を理解しようとして、『相手の言葉や概念』だけではな
く、『それらの背景にある意図・目的・氣持ち・熱意など』につい
ても『質問を投げかけて確認する』など、こちらからも働きかける
こと」であって、「同意できるかどうか」や「共感できるかどうか」
は別の話だと、弊社では捉えています。
…第一、「共感」ってスキルでしょうか? 文化的背景や価値観な
どが異なり、受け入れ難く感じても、相手の話す内容に手放しで
「共感」しなくてはならないと考えて話さなければならないとした
ら、その「コミュニケーション」は、随分「不自由」で「我慢を要
する」ものとなってしまいそうです。
これでは、(クリティカル・シンキングに慣れておらず)素直で真
面目な人ほど、「コミュニケーションを苦痛と感じる」割合が高く
なってしまっても仕方がないように思います。
こういった考え方に則り、弊社では、「自分(たち)にわざわざ時
間を割いて話をしてくれている相手は、どんなことを伝えようとし
てくれているのだろう?と、相手/話の内容に興味を持って聴くこ
と」「真実あるいは解決策の探求を狙って、相手の話の構造を意識
しながら聴くこと」が大切であり、
「『共感しなければならない』という義務感を持って聴くことや、
『自分はきちんと共感できているだろうか?』などと、自分の状態
に多くの意識を向けながら聴くこと」はお薦めしていません。
同意できるかどうか、共感できるかどうかは結果論であり、コミュ
ニケーションの方法として、「先に結果ありきで話をしようとする
のは、おかしいのではないか?」と考えています。
「話をしている人に関心を示し、話の内容をよく理解したいという
姿勢で聴く」という『精聴』のアプローチでは、「話し手は聴き手
に対して、イヤな感じは持ちづらく、好感を持つことの方がずっと
多いため、
たとえ、話の内容には同意/共感してもらえない場合であっても、
『この相手となら、もっと話を続けていってもいいな』と感じても
らえる」ので、商談や交渉などをはじめとするビジネスの場面のよ
うに、はじめから何でも「同意/共感」してはいられないコミュニ
ケーションで、その効力を発揮します。
※詳しくは、「
合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html のページをご覧ください。
●質問
コーチとして独立されていたり、コーチを育成する仕事をされてい
る方であっても、「質問の種類として、『クローズド・クエスチョ
ン』(限定質問)と『オープン・クエスチョン』(拡大質問)の2
つしか知らない」という方が多く、非常に驚きます。
また、「特定の場面で、この質問フレーズを用いなさい」といった
機械的反応をするよう教える人が大勢いらっしゃるようで、弊社
『フレームワーク質問力(R)』に参加していただいたみなさまには、
「コミュニケーションとは、単なる『言葉』のやり取りではなく、
『意味』のやり取りである」ということから詳しくお伝えし、演習
を通して学んでいただいています。
※詳しくは、『フレームワーク質問力』のページ
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html をご覧ください。
●フィードバック
『フィードバック』とは、本来『出力(信号、エネルギーなど)の
一部を入力に返す』ということを指す用語です。 そのため、混ざ
りもの(主観的評価や意見など)が少ない、純粋な情報(五感情報
描写のような客観的事実)が有用となります。
自分の経験や知識に基づく、『アドバイス』や『指導』、『個人的
な意見』のような情報は、『コメント』として扱い、本来の『純粋
なフィードバック』と区別して用いることで、受け手に『心理抵抗』
を引き起こさず、『面従腹背』といった事態の発生を未然に防ぐこ
とも可能になってきます。
※その分野に未経験な人や不慣れな人相手に『ティーチング』や
『トレーニング』を行う場合(…知識や技能において上下関係が
ある場合、正解が予め存在している場合)には、『それは良い』
『それはダメだ』といった、熟練者などの判断に基づく『コメン
ト』が必要なときも数多くあります。
一方、『正解はあるのだけれど、主体的に考える人財を育成した
い』場合や、『誰にも正解はわからない状況で、解決策を協創す
る』場合のように、『コーチング』と呼ばれるコミュニケーショ
ンを活用しようという文脈では、『意見の押し付け』となって
『相手に心理抵抗』を生じさせてしまいがちな『コメント』と、
客観的な『フィードバック』をうまく区別して用いることが大切
です。 詳しくは、『ファクト・ベイスト・フィードバック』
http://www.5w1h.co.jp/pl/feedback.html のページをご覧くだ
さい。
さて、今回は『傾聴・共感・質問・フィードバック』という項目に
ついて異なる考え方をお示しすることで、「『コーチング』と言っ
ても、いろいろな考え方のものがある!」ことをお伝えできればと、
いろいろ書いてみました。
もちろん、今回取り上げた内容の他にも、『人物のタイプ分け』に
反対し、『同一人物が状況に応じて異なるパターンを
採用するのが
普通であるし、さまざまな経験や学習によって
採用パターンを変え
ていくことができる』という立場をとっていることなど、「合同会
社5W1H流コーチング学習プログラム」には、従来型のコーチン
グとは、いくつも異なる点があります。
コーチングを学ぼうとされている方は、「自分はどういう場面で、
どんな風に役立つコーチングを学びたいのか?」について、さまざ
まな情報をご確認のうえで、比較検討されるようお薦めしたいと思
います。
(後略)
============================================================
冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。
●弊社Facebookページ投稿記事(2015年6月29日投稿)
「共感しなくちゃいけない」なんて、オカシイでしょ!?
→
http://ow.ly/OUu0s
以上、何か少しでも、『
総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。
お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!
高野潤一郎@
合同会社5W1H
P.S.1
【 特に、遠方にお住まいの方に朗報です♪ 】
これまで、
交通費、宿泊費を考えて、なかなか東京で開催するセミ
ナーに参加するのが難しかった方を応援するべく、【3種類の割引】
をご用意いたしました!
→
http://www.5w1h.co.jp/news/i20150625.html
P.S.2
●7月5日(日)ほか月1回
教養醸成の会【読書会】
http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html
●7月7日(火)スタート、実務に役立つ内容を英語で学ぶ!
変化促進研究会
http://www.5w1h.co.jp/pl/CLV.html
●7月9日(木)~10日(金)
「コンフリクト・マネジメント入門」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/cm.html
●7月23日(木)、9月21日(月・祝)
チームで人財を育成する!
「ファクト・ベイスト・フィードバック」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/feedback.html
●8月1日(土)~2日(日)
9月19日(土)~20日(日)
「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html
「この内容が身につけば、他のコミュニケーション系の研修は一切
不要!」という受講者も!!
●8月14日(金)~15日(土)
9月22日(火・祝)~23日(水・祝)
2日間「コーチング漬け」体験
http://www.5w1h.co.jp/pl/two_days_coaching.html
●9月12日(土)スタート
合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html
●その他、今後のイベント一覧です。
http://www.5w1h.co.jp/event.html
P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。
●無料ニューズレター『QOL向上のヒント』の購読/解除
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「人財と組織の育成を支援」する
合同会社5W1H
代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]
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また、『自動車』といっても、レッカー車、移動火葬車、軽装甲機
動車、キャンピング・トレーラー…など、これまた、まったく別物
のように見えるくらいさまざまな種類があります。
これらと同じように、実は、『コーチング』といっても、教えてい
る人や団体によって、中身が大きく異なる(時には、真逆の主張を
している)ということ、ご存知でしたでしょうか?
それぞれのアプローチを比較してみると、特徴がわかりやすくなり
ます。 今回は例として、あるコーチングで、基本スキルとして掲
げている、『傾聴・共感・質問・フィードバック』について、簡単
に見てみましょう。
●傾聴 vs 精聴
『傾聴』とは、(病理学的心理学をベースにした)『カウンセリン
グ』におけるコミュニケーション技能として知られてきているもの
です。 「耳に流れ入ってくる話を何となく聞く」のと異なり、
「相手が伝えたがっていることに注意を払い、受容的・共感的な態
度で真摯に聴く」という行為や技法を指しています。
このような理解に基づくと、「傾聴が有効なのは、カウンセリング
的側面の強いコミュニケーションにおいてであって、関係者がビジ
ネスの目的を達成するためのコミュニケーションを行う場面ではな
い」ということになります。
一方、弊社では、(自己実現心理学やポジティブ心理学のように、
一般的なレベルの心の健全さや自我の強さを備えた人に役立つ心理
学をベースにした)『コーチング』と呼ばれるコミュニケーション
で重要なのは、「真実あるいは解決策の探求を狙って、相手の話の
構造を意識しながら聴く」という内容を意味する『精聴』であると
お伝えしています。
弊社のコーチング学習プログラムにおける『精聴』は、「相手が今
話している内容が、目的についての話なのか手段についての話なの
か、集合関係や因果関係に基づいて図解するならばどの部分につい
ての話をしているのか…などを意識しながら聴く」という内容とな
っており、ビジネスの場面で実際に「真実あるいは解決策を探求」
するのに役に立つという感想をいただいています。
※詳しくは、「合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html のページをご覧ください。
●共感 vs 探求
『共感』の定義にもいろいろあるのでしょうが、例えば、イスラエ
ルの哲学者 Khen Lampertは、「共感は、他者の心の中に自分自身
を見い出した時に起こる。他者の目を通して現実を観察し、他者の
氣持ちを感じ、他者の痛みを共有するのである。」といった表現を
用いています。
[出典:『Traditions of Compassion』Palgrave-Macmillan, 2006]
コーチングを行う場面で大切なのは、「相手/『相手の視点から見
える物事』を理解しようとして、『相手の言葉や概念』だけではな
く、『それらの背景にある意図・目的・氣持ち・熱意など』につい
ても『質問を投げかけて確認する』など、こちらからも働きかける
こと」であって、「同意できるかどうか」や「共感できるかどうか」
は別の話だと、弊社では捉えています。
…第一、「共感」ってスキルでしょうか? 文化的背景や価値観な
どが異なり、受け入れ難く感じても、相手の話す内容に手放しで
「共感」しなくてはならないと考えて話さなければならないとした
ら、その「コミュニケーション」は、随分「不自由」で「我慢を要
する」ものとなってしまいそうです。
これでは、(クリティカル・シンキングに慣れておらず)素直で真
面目な人ほど、「コミュニケーションを苦痛と感じる」割合が高く
なってしまっても仕方がないように思います。
こういった考え方に則り、弊社では、「自分(たち)にわざわざ時
間を割いて話をしてくれている相手は、どんなことを伝えようとし
てくれているのだろう?と、相手/話の内容に興味を持って聴くこ
と」「真実あるいは解決策の探求を狙って、相手の話の構造を意識
しながら聴くこと」が大切であり、
「『共感しなければならない』という義務感を持って聴くことや、
『自分はきちんと共感できているだろうか?』などと、自分の状態
に多くの意識を向けながら聴くこと」はお薦めしていません。
同意できるかどうか、共感できるかどうかは結果論であり、コミュ
ニケーションの方法として、「先に結果ありきで話をしようとする
のは、おかしいのではないか?」と考えています。
「話をしている人に関心を示し、話の内容をよく理解したいという
姿勢で聴く」という『精聴』のアプローチでは、「話し手は聴き手
に対して、イヤな感じは持ちづらく、好感を持つことの方がずっと
多いため、
たとえ、話の内容には同意/共感してもらえない場合であっても、
『この相手となら、もっと話を続けていってもいいな』と感じても
らえる」ので、商談や交渉などをはじめとするビジネスの場面のよ
うに、はじめから何でも「同意/共感」してはいられないコミュニ
ケーションで、その効力を発揮します。
※詳しくは、「合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html のページをご覧ください。
●質問
コーチとして独立されていたり、コーチを育成する仕事をされてい
る方であっても、「質問の種類として、『クローズド・クエスチョ
ン』(限定質問)と『オープン・クエスチョン』(拡大質問)の2
つしか知らない」という方が多く、非常に驚きます。
また、「特定の場面で、この質問フレーズを用いなさい」といった
機械的反応をするよう教える人が大勢いらっしゃるようで、弊社
『フレームワーク質問力(R)』に参加していただいたみなさまには、
「コミュニケーションとは、単なる『言葉』のやり取りではなく、
『意味』のやり取りである」ということから詳しくお伝えし、演習
を通して学んでいただいています。
※詳しくは、『フレームワーク質問力』のページ
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html をご覧ください。
●フィードバック
『フィードバック』とは、本来『出力(信号、エネルギーなど)の
一部を入力に返す』ということを指す用語です。 そのため、混ざ
りもの(主観的評価や意見など)が少ない、純粋な情報(五感情報
描写のような客観的事実)が有用となります。
自分の経験や知識に基づく、『アドバイス』や『指導』、『個人的
な意見』のような情報は、『コメント』として扱い、本来の『純粋
なフィードバック』と区別して用いることで、受け手に『心理抵抗』
を引き起こさず、『面従腹背』といった事態の発生を未然に防ぐこ
とも可能になってきます。
※その分野に未経験な人や不慣れな人相手に『ティーチング』や
『トレーニング』を行う場合(…知識や技能において上下関係が
ある場合、正解が予め存在している場合)には、『それは良い』
『それはダメだ』といった、熟練者などの判断に基づく『コメン
ト』が必要なときも数多くあります。
一方、『正解はあるのだけれど、主体的に考える人財を育成した
い』場合や、『誰にも正解はわからない状況で、解決策を協創す
る』場合のように、『コーチング』と呼ばれるコミュニケーショ
ンを活用しようという文脈では、『意見の押し付け』となって
『相手に心理抵抗』を生じさせてしまいがちな『コメント』と、
客観的な『フィードバック』をうまく区別して用いることが大切
です。 詳しくは、『ファクト・ベイスト・フィードバック』
http://www.5w1h.co.jp/pl/feedback.html のページをご覧くだ
さい。
さて、今回は『傾聴・共感・質問・フィードバック』という項目に
ついて異なる考え方をお示しすることで、「『コーチング』と言っ
ても、いろいろな考え方のものがある!」ことをお伝えできればと、
いろいろ書いてみました。
もちろん、今回取り上げた内容の他にも、『人物のタイプ分け』に
反対し、『同一人物が状況に応じて異なるパターンを採用するのが
普通であるし、さまざまな経験や学習によって採用パターンを変え
ていくことができる』という立場をとっていることなど、「合同会
社5W1H流コーチング学習プログラム」には、従来型のコーチン
グとは、いくつも異なる点があります。
コーチングを学ぼうとされている方は、「自分はどういう場面で、
どんな風に役立つコーチングを学びたいのか?」について、さまざ
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●7月7日(火)スタート、実務に役立つ内容を英語で学ぶ!
変化促進研究会
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●7月9日(木)~10日(金)
「コンフリクト・マネジメント入門」セミナー
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●7月23日(木)、9月21日(月・祝)
チームで人財を育成する!
「ファクト・ベイスト・フィードバック」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/feedback.html
●8月1日(土)~2日(日)
9月19日(土)~20日(日)
「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html
「この内容が身につけば、他のコミュニケーション系の研修は一切
不要!」という受講者も!!
●8月14日(金)~15日(土)
9月22日(火・祝)~23日(水・祝)
2日間「コーチング漬け」体験
http://www.5w1h.co.jp/pl/two_days_coaching.html
●9月12日(土)スタート
合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」
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