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拒絶理由 百篇意おのずから通ず

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 ■□■□■ 拒絶理由 百篇意おのずから通ず 第123号 ■□■□■
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当メールマガジンは、
弁理士である著者が、特許の実務に携わる方にとって、
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こんにちは。田村良介です。


「読書百遍意おのずから通ず」という諺(ことわざ)があります。

難解な文章でも繰り返し読めば、
その意味が自然と分かってくる、

という意味のようです。


子供のころ、伯父から教えてもらったのですが、
今でも覚えています。


実際には100回も読む必要がなくて、

すごく読みにくい文章でも、繰り返し読むことで、
その意味が分かってくることがあります。


一度目に読んで気が付かなかったことが、
二度目、三度目だから気付く、ということもあります。


私もピーター・ドラッカーの著書を初めて読んだとき、
ほとんど、頭の中に入ってきませんでしたが、

そこを踏ん張って、繰り返し読むと、
少しずつ読めるようになってきたことがあります。



さて、この「読書百遍意おのずから通ず」ですが、
特許の仕事でも、活用できます。

明細書も読みにくいものがありますが、
同じところを何度も読むことで、

その意味がわかってきます。


明細書だけでなく、
拒絶理由通知を読むときにも活用できます。


拒絶理由通知は、短い文章でまとめられているため、

審査官からの説明が必要最小限に省略されていて、

その意味がわかりにくかったり、
審査官の意図を誤解しがちです。


審査官の説明がよくわからないとき、
拒絶理由通知への対応策に困ったとき、などに、

拒絶理由の内容を何度も繰り返して読むことで、

「あれ、これどういうことかな?」
「なぜ、わざわざ、こんなことを書いているんだろう?」
「なるほど、そういうことか!」

といったように、気付きが生れます。



こわいのは、審査官の考えていることを
理解しているつもりで、理解できていないこと。


審査官の判断をまちがって理解をしてしまうと、

意見書で主張する内容も、補正の内容も
的外れなものとなる可能性があります。


拒絶理由の内容さえ、正確に把握できれば、
あとは、その対策を考えるだけです。




|◆今日のポイント◆
└───────────────────

 ☆「読書百遍意おのずから通ず」は、
  特許の仕事でも活用できる。

 ☆拒絶理由の内容を繰り返し読むことで、
  審査官の主張を正確に把握できる。




今回のメルマガは以上となります。

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ご職場の方やご友人にも、教えてあげてください。
 ⇒  http://www.mag2.com/m/0001132212.html

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<お知らせ>

 審査の結果、拒絶理由通知や拒絶査定が届いたけれど、
 どうしても特許にしたいのに、非常に厳しい、

 もし、そのようなことがありましたら、
 弊所での中途受任について、ご検討ください。


 弊所は、拒絶理由通知への対応を得意としており、
 
 これまでも、非常に厳しいと思われる出願について、
 特許査定や特許審決を得ることができております。


 もちろん、権利範囲をできるかぎり狭めずに、

 貴社が特許化したいとご希望される請求項で、
 対応させていただきます。


 ただし、これまでも20件に1件は、
 どうしても特許にすることができない出願がありました。

 そこで、成功報酬型とさせていただくことで、
 (特許印紙代についてはご負担いただきます)

 費用面での貴社のリスクを最小限にさせていただきます。

 
 詳しくは、弊所のお問合せページ https://goo.gl/46w3O0
 よりお問い合わせください。

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■当メールマガジンについて

※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
 ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
 すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。

 予めご了承いただいたうえで、お読みください。

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
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□メルマガ名:【特許実務者マニュアル】
□発行元  : 特許業務法人 ライトハウス国際特許事務所
□執筆/編集 : 田村良介
□URL    : 【特許http://www.lhpat.com
    【商標http://www.lhpat-tm.com
□E-mail  : ml@lhpat.com
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