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シリーズ「企業のパワーを倍増させる
コンピテンシー<リーダーシップ>!」
<第529回>(第4話)「『徳』の人が将来の管理職候補です!」
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】管理職にマネジメント能力を発揮できる環境を提供する!
【2】「徳」の人が将来の管理職候補です!
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すことも必要!
【4】真に自信のある人は爪を隠している!
【5】編集後記
===========================
企業のパワーを倍増させることに貢献する
コンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】管理職にマネジメント能力を発揮できる環境を提供する!
【教訓】
人、もの、金、時間などをもっとも効果的に活用して、会社を維持発展させていくことがマネジメントの要である。このマネジメント能力を具備している人が管理職に向いているが、環境が整備されていなければマネジメント能力は発揮できにくい。
会社として、マネジメント能力を発揮できる環境を整えてあげることが必要なのだ。
【本文】
一時「
名ばかり管理職」なるキーワードが頻繁に使われたことがあった。権限はほとんどなく、部下もほとんどいない。あるのは思い責任だけだ。
管理職にしてしまえば、わずかな
管理職手当てだけで時間無制限で働いてもらい、
残業代は支払わなくて済むから会社はそこに目をつけたのだ。
例えば、スーツの量販店では名ばかり店長の
辞令を交付し、厳しい販売ノルマを課す。少しでもノルマに近づけるため、店長自らスーツを何着も購入し自宅はスーツだらけになり、絶え切れずに辞めてくれれば尚結構と考えた。
管理職は課や部の経営者だから人、もの、金、時間などをもっとも効果的に活用して、会社を維持発展させていく任務を帯びている。
管理職がマネジメント能力を発揮できる環境を整え、成果に貢献してもらうように会社として支援していくのが本筋だ。
【2】「徳」の人が将来の管理職候補です!
【教訓】
人には「才」の人と「徳」の人がいる。中にはその両方を兼ね備えている人もいる。「才」は研修や独学でかなり身に付くが「徳」はそう簡単ではない。でも地道に努力すれば「徳」も磨くことが可能だ。
「徳」の人こそが将来の管理職候補だ。
【本文】
ある金型メーカーにコンサルに行っていたとき、管理職研修を実施した。古参の部長二人から「金型作りは誰にも負けないが、部下の管理は大の苦手だ、気がめいってしまうほどで大きなストレスだ」と愚痴をこぼされた。このような例はどこの会社でもよくある話だ。
このような人は、無理に管理職に留めておくよりも得意分野で活躍してもらう方が本人にとっても会社にとってもいいと思われる。
知識や技術は研修を受けたり、あるいは独学で学ぶことにより身に付けることは可能だ。
しかし「徳」は一度や二度、研修を受けたからと言って身に付くものではない。
本人には意識して「徳」を高めようと地道に努力してもらう必要がある。中には「才」と「徳」の両方を兼ね備えた人もいるが少ないと思われる。「徳」の人は、将来、大勢の部下を率いる管理職候補としてうってつけである。
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すことも必要!
【教訓】
部下を育てるためと言うことで箸の上げ下げまでうるさいことを言う管理職がいる。言った通りやらないと叱ったり怒鳴ったりする。一方、自分で考えてやるように仕向け、失敗を大目に見る管理職もいる。
後者の管理職の元では部下は育って早く一本立ちする。
【本文】
昔、鶴岡氏が南海ホークス(現ソフトバンクの前身)の監督をしていたとき、一打さよなら負けのピンチを迎えた。鶴岡監督はバックホームでさよなら負けを阻止するために外野手に前に出てくるように指示した。ところがレフトを守っていた穴吹選手の頭を越されてさよなら負けとなってしまった。
鶴岡監督が「前に来過ぎだ」と叱ったところ、「前に出ろと言った監督が悪い」と言い返された。鶴岡監督はそれ以来「頭を越されない程度に前にこい」と指示の仕方を変えた。選手たちは自分で考え、判断して守備位置を決めるようになり、自主性が芽生えたそうだ。
管理職は、部下に考えて仕事をするように仕向けなければならない。失敗は大目に見て、次に失敗しないようにするにはどうするかを考えさせなければならない。
自由裁量の余地を与えて、自分で考えて仕事をするように仕向ければ、部下は早く育って一歩立ちするはずだ。今でも指示待ち社員の多い会社や組織があるが、「自分で考えてやれ」と突き放すことも必要だ。
【4】真に自信のある人は爪を隠している!
【教訓】
本当に自信のある人は自信の程を誇示したり自慢話はやらないものだ。その代わり、いつも明るい笑顔でみんなに接するから職場のムードが和やかになっている。
「能ある鷹は爪を隠す」と言うことだ。
【本文】
実際にあった話だが、「ITの達人」と周りからも認められていた役人がいた。彼は特定の業者とねんごろになり、賄賂をせびっていた。職場のお飾り上司は見てみぬ振りをしていて、ついに彼は逮捕された。
一般の会社でも自信の程を誇示して悦に入っているおバカ社員がいるものだが、彼の場合心ある人からは煙たがられていたのに本人は気付いていないから始末が悪い。
本当に自信のある人は自信を誇示したり自慢話はやらない。周りの人がみんな認めてくれているから自慢などする必要もないのだ。
いつも明るい笑顔でみんなと接するから職場のムードは和やかそのものだ。「能ある鷹は爪を隠す」を地で行くような人こそが仕事のできる人なのである。
【5】編集後記
中畑氏は、自らも「絶好調男」と自認していたが、DeNAの監督になったのに、成績はパッとしなかった。むしろ後を引き継いだらラミちゃん監督の方がいい成績を残しているし、観客動員数も増やし続けている。中畑氏は「絶好調男」ではなく「絶不調男」だったのだ。
実力や成果は他人が評価するものだ。ビジネスマンも常に謙虚な気持ちで仕事に当たっていれば、周りの人はきちんと見てくれている。そのことを肝に銘じておくことだ。
次回に続く
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
「人財育成」のご支援を承ります。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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3223898301@jcom.home.ne.jp
【6】彩愛コンサルピアからのお知らせ
(1)《
コンピテンシーを磨いて差を付けたい人》にお勧めのメルマガ!
タイトル「
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる」を分かりやすく解説中。
経営者・管理者・社員の皆様、求職活動中の
離職者の方、就職を目指す学生さんに是非ともお読みいただきたいと思います。登録およびバックナンバーのチェックはこちらから
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http://melma.com/backnumber_107948/
(2)《仕事のできる人になりたい人》に是非お勧めしたいのは、この一冊!
コンピテンシー導入の威力についての解説と著書「中堅・中小企業のための
コンピテンシー入門」のご紹介は、こちらから
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次回に続く。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。
その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。
【1】管理職にマネジメント能力を発揮できる環境を提供する!
【教訓】
人、もの、金、時間などをもっとも効果的に活用して、会社を維持発展させていくことがマネジメントの要である。このマネジメント能力を具備している人が管理職に向いているが、環境が整備されていなければマネジメント能力は発揮できにくい。
会社として、マネジメント能力を発揮できる環境を整えてあげることが必要なのだ。
【本文】
一時「名ばかり管理職」なるキーワードが頻繁に使われたことがあった。権限はほとんどなく、部下もほとんどいない。あるのは思い責任だけだ。
管理職にしてしまえば、わずかな管理職手当てだけで時間無制限で働いてもらい、残業代は支払わなくて済むから会社はそこに目をつけたのだ。
例えば、スーツの量販店では名ばかり店長の辞令を交付し、厳しい販売ノルマを課す。少しでもノルマに近づけるため、店長自らスーツを何着も購入し自宅はスーツだらけになり、絶え切れずに辞めてくれれば尚結構と考えた。
管理職は課や部の経営者だから人、もの、金、時間などをもっとも効果的に活用して、会社を維持発展させていく任務を帯びている。
管理職がマネジメント能力を発揮できる環境を整え、成果に貢献してもらうように会社として支援していくのが本筋だ。
【2】「徳」の人が将来の管理職候補です!
【教訓】
人には「才」の人と「徳」の人がいる。中にはその両方を兼ね備えている人もいる。「才」は研修や独学でかなり身に付くが「徳」はそう簡単ではない。でも地道に努力すれば「徳」も磨くことが可能だ。
「徳」の人こそが将来の管理職候補だ。
【本文】
ある金型メーカーにコンサルに行っていたとき、管理職研修を実施した。古参の部長二人から「金型作りは誰にも負けないが、部下の管理は大の苦手だ、気がめいってしまうほどで大きなストレスだ」と愚痴をこぼされた。このような例はどこの会社でもよくある話だ。
このような人は、無理に管理職に留めておくよりも得意分野で活躍してもらう方が本人にとっても会社にとってもいいと思われる。
知識や技術は研修を受けたり、あるいは独学で学ぶことにより身に付けることは可能だ。
しかし「徳」は一度や二度、研修を受けたからと言って身に付くものではない。
本人には意識して「徳」を高めようと地道に努力してもらう必要がある。中には「才」と「徳」の両方を兼ね備えた人もいるが少ないと思われる。「徳」の人は、将来、大勢の部下を率いる管理職候補としてうってつけである。
【3】「自分で考えてやれ」と突き放すことも必要!
【教訓】
部下を育てるためと言うことで箸の上げ下げまでうるさいことを言う管理職がいる。言った通りやらないと叱ったり怒鳴ったりする。一方、自分で考えてやるように仕向け、失敗を大目に見る管理職もいる。
後者の管理職の元では部下は育って早く一本立ちする。
【本文】
昔、鶴岡氏が南海ホークス(現ソフトバンクの前身)の監督をしていたとき、一打さよなら負けのピンチを迎えた。鶴岡監督はバックホームでさよなら負けを阻止するために外野手に前に出てくるように指示した。ところがレフトを守っていた穴吹選手の頭を越されてさよなら負けとなってしまった。
鶴岡監督が「前に来過ぎだ」と叱ったところ、「前に出ろと言った監督が悪い」と言い返された。鶴岡監督はそれ以来「頭を越されない程度に前にこい」と指示の仕方を変えた。選手たちは自分で考え、判断して守備位置を決めるようになり、自主性が芽生えたそうだ。
管理職は、部下に考えて仕事をするように仕向けなければならない。失敗は大目に見て、次に失敗しないようにするにはどうするかを考えさせなければならない。
自由裁量の余地を与えて、自分で考えて仕事をするように仕向ければ、部下は早く育って一歩立ちするはずだ。今でも指示待ち社員の多い会社や組織があるが、「自分で考えてやれ」と突き放すことも必要だ。
【4】真に自信のある人は爪を隠している!
【教訓】
本当に自信のある人は自信の程を誇示したり自慢話はやらないものだ。その代わり、いつも明るい笑顔でみんなに接するから職場のムードが和やかになっている。
「能ある鷹は爪を隠す」と言うことだ。
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一般の会社でも自信の程を誇示して悦に入っているおバカ社員がいるものだが、彼の場合心ある人からは煙たがられていたのに本人は気付いていないから始末が悪い。
本当に自信のある人は自信を誇示したり自慢話はやらない。周りの人がみんな認めてくれているから自慢などする必要もないのだ。
いつも明るい笑顔でみんなと接するから職場のムードは和やかそのものだ。「能ある鷹は爪を隠す」を地で行くような人こそが仕事のできる人なのである。
【5】編集後記
中畑氏は、自らも「絶好調男」と自認していたが、DeNAの監督になったのに、成績はパッとしなかった。むしろ後を引き継いだらラミちゃん監督の方がいい成績を残しているし、観客動員数も増やし続けている。中畑氏は「絶好調男」ではなく「絶不調男」だったのだ。
実力や成果は他人が評価するものだ。ビジネスマンも常に謙虚な気持ちで仕事に当たっていれば、周りの人はきちんと見てくれている。そのことを肝に銘じておくことだ。
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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