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「バイトテロ」その2 会社として取るべき対策

こんにちは。社会保険労務士の田中です。

前回は「バイトテロ」の原因と予防策をお伝えしました。

『「バイトテロ」その1 なぜ行う?どう防ぐ?』↓
https://www.soumunomori.com/column/article/atc-174327/

今回は具体的な対策をお伝えします。


☆☆☆☆ 会社として取るべき対策 ☆☆☆☆

学生自身の多くはバイトテロを否定的に捉えています。
ごく一部の者だけが問題行動に走ります。

「不適切な動画をSNSにアップしてはいけない」という事は、
社会人にしては当たり前のことでしょう。

しかし「常識だから分かっているだろう。教えるまでもない。」
と、会社が一方的に決めつけて、学生アルバイトに教育を
行わない事は問題です。

「分かっていないかも知れない。いや、分かっていないだろう」
という基本スタンスが必要でしょう。
その上で、具体的には次の様な対策の手順が考えられます。

ステップ1
SNSガイドラインなどの規程の作成
(スマートフォンなどの情報機器の持ち込み禁止
 店長やマネージャーなどの管理責任などを明記)

ステップ2
ガイドラインの周知を徹底する。(作って終わりにしない)

ステップ3
入社時に不適切な動画・画像をSNSに投稿しない旨の
誓約書を提出させる。(コピーを取って本人に1部渡す)

ステップ4
入社時にガイドラインを渡して、口頭で要点だけでも説明する。
(渡しただけでは、まず読まないので必ず説明する。)

ステップ5
1年に2回ほど短時間(15~20分)でも良いので研修を行う。
(他社の問題などの事例を紹介することも効果的)

ステップ6
日々の管理として、職場の状況を社員が時々、確認する。


☆☆☆☆ 決して、学生を悪者にしない。☆☆☆☆

「バイトテロ」を実行したアルバイトは不幸となります。
雇用した会社としては、ごく普通の学生がその様な行為に
走らないように監督する責任もあります。

少々、厳しい管理だとアルバイトが感じても、結果として
それがアルバイト自身のためになるのかも知れません。

将来ある学生を正しく育てる責任が社会と大人にはあると考えます。


今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
(2019.12.05)

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田中事務所  特定社会保険労務士 田中理文

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