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コラムの泉

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18億円還付だそうです

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                  ┏━┳━┳━┳━┳━┓
      中 小 企 業 の た め の ┃本┃当┃の┃経┃理┃
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗━┻━┻━┻━┻━┛
                   VOL.163(2007/02/01)
     > http://www.kaikeikobo.com
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「経理を制するものは経営を制す」

  「数字に強い経営者」「本当に経営の役にたつ情報を提供する
 ことができる経理担当者」を育成するメールマガジンです。

こんにちは。税理士の安藤です。

  今回もお読みいただき、ありがとうございます。

それでは、きょうもはりきってまいりましょう!


きょうから2月ですね。
  
  なんだか、気の抜けたような暖かい日が続きますね。

  
  さて、きのうのニュースで、中部電力が発電所の有姿除却
 税務調査で否認され、18億円追徴課税されたのを不服として
 裁判を起こし、勝った、という報道がありました。

  有姿除却って、あまりなじみがないと思いますが、
 「実際にモノはあるけれど、もう使わないことが明らかなモノに
 ついては、帳簿上の固定資産からは落としてしまって費用にして
 いいですよ」という規定のことです。

  発電所のように、壊すにしても費用がかかるものは、
 使わなくなってもしかたなくそのままにしておく場合が
 ありますよね。
 
  今回は、まさにそれにあたるのでしょう。

  もちろん、モノはあるわけだから、もう一度発電しよう
 と思ったら、たぶんできないことはないのでしょう。

  税務署は、その視点から見て、「まだ使うかもしれないから
 固定資産に載せないのはおかしい」と否認したのですね。

  
  これも、中部電力側が、もちろん税務調査のときに
 問題になるのはわかっていて、証拠をきちんとそろえて
 税務調査に臨んだのだろうと思います。
 
  最悪否認されるかもしれないが、そのときは払えばいい、
 と思ってやったことでしょうね。

  そして、その証拠固めに自信があったからこそ、裁判に
 打って出て、勝利を勝ち取ることができたのでしょう。

  すでに18億円の税金は納税済みですから、これが
 利息付で還付されます。

  元金が大きいから、利息も大きいですよね。

  年利4.1%としても、7380万円。これが2年分なら
 1億4760万円です。

  これなら、裁判費用も十分でたことでしょう。

  
  ただ、まだ国税控訴するでしょうから、最後まで
 わかりません。
  
  控訴審で国側が逆転勝訴することは十分考えられます。

  なんといっても、税務訴訟の国の勝率は最終的には
 9割以上ですから。
   

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  きょうも、朝からすごくうるさいです。
  
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