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合理的配慮を進めているのに、なぜ現場の負担が増えるのか

障害者雇用で合理的配慮を進めようとしているのに、現場から「負担が増えた」という声が出てくることがあります。研修をして、管理職にも伝えて、丁寧に説明した。それでも、現場の重さが変わらない。

こうした状況に直面したとき、「まだ理解が足りない」として研修をさらに増やそうとする組織があります。しかし、研修を重ねても状況が変わらないとしたら、問題は別のところにあるかもしれません。

■ 配慮が負担になるのは、配慮のせいではない
現場を見ていくと、配慮そのものが問題なのではないことが多いです。
問題は、配慮を渡す前の状態にあります。

仕事の範囲が決まっていない。役割が曖昧なままだ。
どこまで自分が判断していいのかわからない。
困ったとき誰に相談すればいいのかも決まっていない。

この状態のまま「配慮してください」だけが現場に降りてくると、
配慮は「通常業務に加わった対応」として受け取られます。

理解不足の問題ではありません。善意で対応しようとしている現場が、土台のないまま配慮だけを渡されている状態です。

■ 整えるべき順番がある
合理的配慮が機能している組織を見ると、配慮の前に整っているものがあります。

その人にどんな仕事をしてもらうのか。
現場が一次判断できる範囲はどこまでか。
困ったとき、誰にどのタイミングで相談するのか。

この土台が言葉になっていると、配慮は「仕事を支える調整」として機能します。現場も「これは自分が判断することだ」「これは人事に相談することだ」と動けるようになります。

配慮が重くなっているとき、見直すべきは配慮の内容ではなく、配慮を乗せる土台が整っているかどうかです。

詳しくはこちらの記事で整理しています。

→ 障害者雇用の合理的配慮が現場の負担になってしまう理由
https://syougaisya-koyou.com/reasonable-accommodation-workplace-burden-13370/

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