■Vol.2/2007-9-17号:毎週月曜日配信
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■■■ 知って得する! 1分間で読める~税務・
労務の知恵袋
□□■
■■■ 【
損益計算書の見方 】
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最近、我が家にワンちゃんがやってきました。
犬が吠えても、お腹が空いたのか、遊んで欲しいのか、それとも寂しくて
甘えているのか。さっぱり分からず右往左往しています。
私は犬語はまったくダメですが、犬の方が頭がいいのか、人間の言葉が分
かってきたようです。
今回は、仕事だけでなく、犬の飼育でも先輩の新井が担当です。
彼女は、私が知っている限りでも、英語、日本語、犬語がペラペラですが、
損益計算書を見事に翻訳してくれました。
これで明日から、
損益計算書が分かるようになるかも?
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☆☆☆
損益計算書の見方 ☆☆☆
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
うちの会社は利益がでているので、経営はうまく言っているという経営者
の方、
決算書は通信簿。年1回(できれば毎月)確認して、自分が思い描
いた通りの成績になっているか確認してみませんか?
====================================================================
1. 関連会社取引
====================================================================
一般的に関連会社間取引のある会社は、会社の規模にかかわらず関連会社
取引を行うことにより利益の移動が行われやすくなっています。経営者の
皆さんが会社の実力を確認するときは、関連会社間の取引を取り除いてみ
ましょう。外部の会社とのやり取りで得た御社の本当の利益(実力)がわ
かります。
====================================================================
2.
支払利息割引料÷
営業利益
====================================================================
本業で稼いだ利益(
営業利益)のうち、
借入金の
利息で消えてしまう割合
を確認してみましょう。一般的に70%以上を超えると注意が必要といわれ
ます。この率が高い会社は、お金のやり繰りを銀行に頼りすぎているかも
しれません。お金のやりくり方法の見直しが必要です。
簡単に
損益計算書で計算している利益の説明をします。
損益計算書では、
(1)売上総利益
(2)
営業利益
(3)
経常利益
(4)税引前当期利益
(5)当期利益
の5つの利益が計算されています。
(1)の売上総利益はいわゆる粗利です。粗利は商品がもたらす利益です。
何もしないで商品が売れるわけではありません。販売努力の結果、商品は
売れます。販売を支える内部のいろいろな管理活動もあります。販売努力
と裏方仕事(管理活動)を「
販売費及び一般管理費」といいます。
営業利益は、粗利(売上総利益)から
販売費及び一般管理費を差し引いて
計算されます。
営業利益は、本業で稼いだ利益ですから、この利益が赤字なってしまうと
深刻です。
====================================================================
3.
雑収入÷
経常利益
====================================================================
会社の実力(
経常利益)のうち、
雑収入から構成されている割合を確認
してみましょう。
この数値が70%以上の場合は注意が必要です。利益がでているから、うち
の会社は安心と思ってはいけません。利益の計算方法を理解して、どのよ
うな努力で得た利益なのか理由を考えてみましょう。
経常利益とは、会社が日常的に行っている取引により得た利益です。営業
利益から、
配当や
利息などを加算し、
支払利息等を差し引いて計算されま
す。
お忙しい経営者の皆様は、(1)~(3)の利益の計算方法と2つの割合を覚えて
いれば、どのような努力会社で得た利益なのか、お金のやり繰り上手くい
っているかを簡単に把握することができます。
(新井)
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◆本メルマガへの意見、質問、感想、ご相談など
→
info@c3-c.jp
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C Cubeでは、税務、
会計だけでは解決しないさまざまのことを、
「人」の問題として考えています。
何か足らないとお思いの方は、弊社のホームページにヒントがある
かもしれません。
ホームページはこちら ⇒
http://www.c3-c.jp
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甘えているのか。さっぱり分からず右往左往しています。
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かってきたようです。
今回は、仕事だけでなく、犬の飼育でも先輩の新井が担当です。
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の方、決算書は通信簿。年1回(できれば毎月)確認して、自分が思い描
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1. 関連会社取引
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一般的に関連会社間取引のある会社は、会社の規模にかかわらず関連会社
取引を行うことにより利益の移動が行われやすくなっています。経営者の
皆さんが会社の実力を確認するときは、関連会社間の取引を取り除いてみ
ましょう。外部の会社とのやり取りで得た御社の本当の利益(実力)がわ
かります。
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2.支払利息割引料÷営業利益
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本業で稼いだ利益(営業利益)のうち、借入金の利息で消えてしまう割合
を確認してみましょう。一般的に70%以上を超えると注意が必要といわれ
ます。この率が高い会社は、お金のやり繰りを銀行に頼りすぎているかも
しれません。お金のやりくり方法の見直しが必要です。
簡単に損益計算書で計算している利益の説明をします。
損益計算書では、
(1)売上総利益
(2)営業利益
(3)経常利益
(4)税引前当期利益
(5)当期利益
の5つの利益が計算されています。
(1)の売上総利益はいわゆる粗利です。粗利は商品がもたらす利益です。
何もしないで商品が売れるわけではありません。販売努力の結果、商品は
売れます。販売を支える内部のいろいろな管理活動もあります。販売努力
と裏方仕事(管理活動)を「販売費及び一般管理費」といいます。
営業利益は、粗利(売上総利益)から販売費及び一般管理費を差し引いて
計算されます。
営業利益は、本業で稼いだ利益ですから、この利益が赤字なってしまうと
深刻です。
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3.雑収入÷経常利益
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会社の実力(経常利益)のうち、雑収入から構成されている割合を確認
してみましょう。
この数値が70%以上の場合は注意が必要です。利益がでているから、うち
の会社は安心と思ってはいけません。利益の計算方法を理解して、どのよ
うな努力で得た利益なのか理由を考えてみましょう。
経常利益とは、会社が日常的に行っている取引により得た利益です。営業
利益から、配当や利息などを加算し、支払利息等を差し引いて計算されま
す。
お忙しい経営者の皆様は、(1)~(3)の利益の計算方法と2つの割合を覚えて
いれば、どのような努力会社で得た利益なのか、お金のやり繰り上手くい
っているかを簡単に把握することができます。
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