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人活経営でパワーは倍増できる<世界に羽ばたく太陽化学編>

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          シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」


<第213回>[(第19話)インド人をトップに据え、世界に羽ばたく
『太陽化学』流差別化策!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「インド人をトップに据え、世界に羽ばたく「太陽化学」流差別化策!」
1.太陽化学とは?
2.「他社がやっていることは絶対にするな」の遺訓!
3.研究開発型を地で行く企業!
4.インド人を経営トップに据えて世界に羽ばたく!
5.外国人を戦力として育成する!
【3】今日のポイント
【4】編集後記

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製造業では、外国人をまるで機械の歯車として雇用している会社は多くあります。
日系ブラジル人、ペルー人、そして東南アジア人などです。人財としてではなく、
単純労働者として雇用し、要らなくなればすぐ解雇です。

しかし、今回紹介する「太陽化学」は、インド人を経営トップに据え、インド人
や中国人が多数戦力として働いているのです。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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他社がやっていることは絶対にするな!

       山崎長孝

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【2】メルマガ本論

[(第19話)インド人をトップに据え、世界に羽ばたく「太陽化学」流差別化策!]


1.太陽化学とは?

戦後間もない1948年(昭和23年)に三重県四日市市に設立されました。

現在資本金が77億円、社員数570人、売上高372億円、営業利益20億円強の超
優良企業です。

先代社長山崎長孝氏の時代から研究開発型企業として地道に歩んできました。緑
茶に含まれる茶カテキンやテアニンの製造では世界ナンバーワン。食と健康にこ
だわる技術者集団です。


2.「他社がやっていることは絶対にするな」の遺訓!

おいしい食品が飽和状態になれば、次は必ず「健康志向」の時代。時代の一歩先
をいく研究が次々実を結んでいます。

昔から緑茶が健康にいいことは分かっていましたが科学的な裏づけはありません
でした。1987年(昭和62年)に一つの転機がありました。口腔衛生学会が「昼
食後にお茶を飲む児童は虫歯が少ない」という論文を発表したのです。これに目
をつけ研究した結果、フッ素が虫歯を予防することが常識とされていましたが、
実は茶カテキンであることを突き止めたのです。緑茶から抽出する製法で遂に商
品化に成功しました。

当時は茶カテキンなど認知されていませんでした。しかし今や茶カテキンブーム。
これ一つとっても「他社のやらないことをやる」会社であることが分かります。


3.研究開発型を地で行く企業!

なんと社員の5分の1が研究開発員というから驚きます。1952年に食品乳化材を
開発、1958年に鶏卵加工食品を量産化、いずれも日本初でした。1980年代から健
康食品素材の開発を始め、1987年には前述の茶カテキンの量産化に成功し、世界
のトップシェアを維持しています。

取引先とのお付き合いの中から飲料の成分を分離させない乳化材のニーズを知り、
開発に成功。インスタントラーメンの具材にお湯注げばふわっとした溶き卵に変
身する卵の開発に成功。便秘のほかに下痢にも効く食物繊維の開発に成功。お茶
を飲むとなぜリラックスするのか、その成分「テアニン」を発見、世界で初めて
量産化に成功。などなど。

大企業に勝っていくためには、他社に先かげて開発する、これが当社の差別化を
絶対的なものにしているのです。「挑戦志向」なるコンピテンシーが風土そのも
のなのです。


4.インド人を経営トップに据えて世界に羽ばたく!

研究開発や世界各国への営業活動の陣頭指揮を取っているのがジュネジャ副社長。
電話で話した顧客から「漢字でどう書くのか」と質問されるほど流暢な日本語を
話すそうです。

「食」という字は「人に良い」と書きます。食べ物は人の体に良い物でないとい
けませんと言うように日本語でのプレゼンテーションも滑らかです。

ジュネジャ氏は長屋大学に留学。卒業後はアメリカの企業に就職が決まっていま
したが先代の社長に口説かれて太陽化学に就職、現在に至っているというわけで
す。

亡くなられた先代が採用したジュネジャ副社長ですが、新しいことへの挑戦、グ
ローバル化の到来を読んでジュネジャ氏の採用を決めのでしょう。「洞察力」な
コンピテンシーが磨き抜かれていたに違いないのです。


5.外国人を戦力として育成する!

三代目の山崎長宏社長が就任後、組織の改革にもメスを入れ、利益重視に舵を切
りました。経済学部出身だけあって研究や海外も含めた営業はジュネジャ副社長
たちに任せ、自らは経営に専念できるようにしました。

生産面では中国に3工場、インドに1工場、原料のトレーサビリティにもこだわ
りを見せ、万全の体制を整えつつあります。

市場も工場も世界に広がりつつある今、インド人や中国人社員を採用・育成し、
グローバル化の核となる人財を育成しているのです。太陽化学にとって外国人社
員は歯車ではなく、世界に羽ばたくための人事戦力なのです。

(今回の参考文献:日経ビジネス2006年1月23日号、他)


【3】今日のまとめ

1.研究開発型の先進企業として太陽化学は見習うべきモデル企業であること。

2.せっかく「洞察力」があっても実践しなければ何にもならないこと。太陽化
  学の歴代の社長は「洞察力」なるDNAを持ち合わせており、確実に実践し
  てきていること。

3.世界を市場として羽ばたくためには外国人社員を積極的に雇用し、単なる歯
  車としてではなく、戦力に育成する人事戦略が大事であること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp

【4】編集後記

経営者は特に「洞察力」なるコンピテンシーを磨くことが大切です。将来を読み、
先手を打つ戦略を掲げて確実に実践することが求められます。

例えばインスタント食品用の卵を製造しているのは太陽化学のほかに、キューピ
ーと協和発酵があります。中でもキューピーと競合する製品が多いのですが、
「大企業とまともに戦っては規模で負ける。他社よりもいち早く商品化すること
で生き残ってきた」とは山崎長宏社長の弁です。この言葉を心に刻んでおきたい
と思います。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



次回に続く


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/

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