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アルプス技研松井顧問の社員の人間力育成術に学ぶ!

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

         <第185回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!

    ==■「アルプス技研松井顧問の社員の人間力育成術に学ぶ!」■==


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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】ここまでやるか、アルプス技研の「地獄の訓練」!
【2】人材育成に力を入れない企業は生き残れない!
【3】“浪花節だよ”経営は!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

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【1】ここまでやるか、アルプス技研の「地獄の訓練」!

元気が一番とばかりに大きな声を張り上げて朝礼をやっている体育会系の
会社は今でも多く見かけます。大声を出すことにどれほどの効果があるの
かと疑問視する人も多いと思います。

アルプス技研は技術者集団、つまり大企業のメーカーなどに設計技術者を
派遣する大手の人材派遣会社です。事務系やブルーカラー系の人材派遣会
社とは一線を画しています。

現在最高顧問の松井利夫氏がたった一人でやり始め、瞬く間に大企業に育
て上げました。社員は全員正社員、給料制でボーナスも出ます。

ある日派遣先企業から大きなクレームが入りました。「お宅の派遣社員が
当社の役員の悪口を文書で流した。いったいどんな教育をしているのか」
というお叱りです。頭にきた派遣社員が腹いせにやってしまった行為でし
た。

松井氏は考えました。技術力だけではダメだ。人間力を身に付けさせなけ
ればと考えたのでした。研修会社に依頼し自らも参加し、地獄の訓練を受
けました。「ア、イ、ウ、エ、オ」という声出しから始まる地獄の訓練で
した。トップも社員も参加するこの訓練、終了して帰ったときは人生観ま
で変わっていたと述懐しています。

以来、アルプス技研ではトップはもちろん、新入社員に至るまでこの地獄
の訓練は社員として生き残るための登竜門にさえなり、今なお続いている
のです。



【2】人材育成に力を入れない企業は生き残れない!

ある自動車メーカーが大規模なリストラを実施したときのことです。アル
プス技研から派遣していた社員数名はリストラされませんでした。特に技
術力、設計力が抜群というわけではありませんでしたが、「ビジネスマナ
ーがわが社の社員の模範になるので残ってもらった」と言われたそうです。

派遣先のOLがお茶を入れてあげても礼儀正しく「『ありがとうございま
す』と言うのはお宅の社員だけだよ」と言われたこともあるそうです。

ビジネスマンは知識に長け、仕事ができれば事足りるものではありません。
成果に貢献しなければならないのです。大きな成果に貢献するためには周
囲の人たちの協力が欠かせません。つまり共感と支持を得て、協力しても
らう必要があるのです。

そのためには「人間力」なるコンピテンシーを磨いておく必要があるので
す。

仕事に関係する専門技術や知識の研修は多くの会社が実施していますが、
「人間力」を磨く教育に力を入れている会社はほんの一握りです。「人材」
は「人財」になるための卵、つまり「人間力」まで磨かれて「人財」にな
りえるのです。



【3】“浪花節だよ”経営は!

経営においては論理思考や合理性を追求することは大事であり、しかも当
然です。しかしそれだけで会社の経営はうまくいくものではありません。

松井氏は「理性、合理性7分、残り3分は人情」と言っています。

その証拠に70人ほどの社員が出戻りです。出戻り組みの中には顧客企業
に引き抜かれて一旦去った人もいました。しかし戻ってくるのです。

岐阜県の鍋屋バイテックという多品種少量生産のプーリーメーカーにも出
戻り社員が多くいます。

「戻りたければ戻っていいよ」という寛大な心、普通の会社なら意地でも
出戻りは許さないでしょう。厳しい中にも“浪花節”的風土があるのはす
ばらしいことではありませんか。

常に社員のキャリアアップのための技術研修、モノづくりの実体験を積む
ための自社工場での実習、社員と連れ立っての山登り、こんな会社だから
こそ団結力も強固なものになるのではないでしょうか。



【4】今日のまとめ

1.地獄の訓練はいまどき古いと思いがちですが、声出しから始まる訓練
  こそが物怖じしない強い精神力を醸成すること。

2.専門知識や技術力だけでなく、コンピテンシーの根幹を成す人間力を
  磨くことでプロビジネスマンが育成されること。

3.論理思考や合理性一辺倒ではなく人情経営も3分くらいは必要である
  こと。

4.出戻り社員が多いということは、よそよりもよかったことの裏返しで
  もあること。



【5】編集後記

松井氏の「組織はサンマやイワシと同じで、頭から腐る」というメッセー
ジは強烈でした。サンマやイワシは“はらわた”から腐るのではなく頭か
ら腐るのだそうです。

トップが不祥事を主導する会社、企業価値を生み出すこともできず退場し
ていく経営者、確かに頭が腐った例ですね。




次回に続く

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