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なぜ起こる世代間のギャップ

 こんにちは!

 社会保険労務士の内海 正人です。


 昨日、サザンオールスターズのコンサートに行きました。

 前から【8列目】です!!!

 その様子はこれ

 http://ameblo.jp/utsumisr/entry-10131338862.html

 
  
 ■なぜ起こる世代間のギャップ


「最近の若い者は・・・」


 この言葉をよく聞きます。

 そして、これはいつの時代も、普遍的に使われています。

 さらに、「今年の新入社員は●●タイプ」とのキャッチフレーズも

 社会生産性本部の調べで毎年発表されています。

 ちなみに、今年は「カーリング型」で、取扱いに「難有り」だそうです。

 

 しかし、この言葉を発する人たちにも「若い頃」がありました。

 だから、自分の「若い頃」と比較し、この言葉を発するのでしょう。


 このジェネレーションギャップはどこの会社にもある課題です。

 もちろん、これを

 ○ 時代が違う

 ○ 生き方が違う

 と済ませてしまうのは簡単です。


 しかし、本当の組織活性化のためには、放置すべきではありません。

 では、具体的にどう考えるべきなのでしょうか?



 若い社員に「何考えているのか分からない」

 と言いたい気持ちは理解できます。


 しかし、あなたも新人の時、

 先輩や上司達から同じことを言われていたはずです。
 

 実際、明治時代にも

「今の若者が大人になったら、日本は潰れる」

 と言われていたそうです。


 しかし、潰れていませんよね(笑)。



 このギャップが生じる理由は育った時代背景の違いです。

 当然、仕事に対する価値観も違います。

 

 例えば、「就職に対する考え方」を取り上げましょう。

 バブル崩壊前は終身雇用が前提でした。

 転職市場も現在のように整備されていませんでした。

 だから、会社を辞める = 会社を裏切る」という価値観もありました。

 

 しかし、現在は転職が当たり前の時代です。

 むしろ、転職してキャリアアップをしていく人もいます。

 当然、会社を辞めることに抵抗感はありません。

 たった20年で時代が大きく変わったのです。



 また、最近は「売り手市場」です。

 団塊の世代の大量退職も始まっています。

 結果、採用枠を増やしている会社もあります。

 結果、転職しやすい状況なのです。



 しかし、数年前までは就職活動はとても厳しいものでした。

 就職難民という言葉も出来たぐらいです。

 これが「ほんの数年前」です。

 たった数年の違いでも大きく違うのです。

 
 たった数年経っただけで

 ○ 就職氷河期の新入社員

 ○ 売り手市場の時代の新入社員

 では、【年齢が同じであっても】価値観が違うのです。
 
 ましてや、年齢が大きく違えば、価値観が違って当然なのです。


 だから、具体的な解決策(思考法)は

「年齢が上の人は【原則として】経験則、成功体験から物を語らない」

 ということです。


 過去の体験は「形式」を生みます。

 そして、その形式が今の形式に合うかどうかは別問題です。

 今の状況に合わないかもしれません。

 
 また、年を取ると柔軟性もなくなり、固執する傾向もあります。

 若い社員の提案も受け入れなかったりします。

 結果、「今の若い者は・・・」となってしまうのです。
   

 
 私が人事コンサルをしていても、

「上の世代の価値観が凝り固まっている」
 
 と感じることがあります。


 この認識を改めて持って、新入社員や若い社員と接しましょう。

 違うものは違うのです。


 そうすると「今の若い者は・・・」と悩む回数が激減しますよ。

 いかがでしょうか・・・。

 ただ、これが難しいので、様々な会社での課題になっているのです。

 
「老いては子に従え」と言います。

 しかし、これを親に言っても、聞きませんよね(笑)。

 それと同じで難しい課題なのです。


 もちろん、これが家族なら大きな問題はありません。

 しかし、1つの組織で大きな結果を出していくには、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 とても重要な考え方なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 よく噛み締めて、考えて下さいね。


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