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労務管理

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早期退職に応じた際の有休消化について

著者 さえき さん

最終更新日:2011年01月12日 13:37

初めて投稿させていただきます。

会社の業績不振によって1月末での早期退職者が募られました。
1/3の社員が応じました。(会社都合になります)

条件としては
退職金の支払(もともとは設定がない)
・残有給休暇の買い取り(自己都合の場合は買い取らない)
です。

さて、質問です。
社長(=直属の上司でもある)が
「君はは●日までに引継ぎを終えて●日からは有休消化に入りなさい」
と指示してくるのは正しい行為なのでしょうか?

会社がなるべく買い取りを減らしたいというのはわかりますが
もともとワンマン経営の社長で、
「君のしている仕事は大したことがないから」
と勝手に判断されて突然異動を言い渡されたり、
他にもたくさんイヤな思いをしてきましたので(私以外にも)
最後くらいは穏便に辞めたいのですが…
あきらかに「辞める意志を示したヤツはとっとと辞めろ」と
言う態度で残念な気持ちで仕方ありません。
(社長以外の同僚、先輩方とはよい関係ですので
そこで救われてきました。)

ちなみに、「買い取ってもらえるから」と言って
全く有休を消化しないつもりもなく、
引継ぎの進み具合によりポツポツと休みを取るつもりではいます。

それでもこの社長の指示に従って、
決められた日から有休消化に入らなくてはいけないのでしょうか?

過去の質問を参考にしたかったのですが
「有休を消化させてもらえない」という事例は多々ありましたが
逆(?)のパターンは珍しいのか見つからず…

ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者HTA-zero-quickさん

2011年01月13日 08:44

はじめまして。

 もともとの関係があまりよくないので、一つ一つの事が悪く映って見えているように思えます。

 「君は●日までに引継ぎを終えて」というのが業務命令なら、それに従う必要があるでしょう。

 しかし、誤解してほしくないのは、「●日からは有休消化に入りなさい」の有給とは労働基準法でいう「有給休暇」の取得ではなく、「(労働基準法でいう休業手当つきの)使用者の命令による休業」で解釈すべきです。

 そうなると、未消化のままになる有給休暇が気になりますが、過去の質問を検索されているなら、「有給休暇の買い取り」についての位置づけはおわかりかと思います。

 私なら、事実上の有給の買い取りと同じ効果がある休業を与えられ、貴方にとって早い段階で当該社長と合わなくて済むのなら、冷静に考えて「君はは●日までに引継ぎを終えて●日からは有休消化に入りなさい」という言葉を最大限に利用させていただきます。

Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者さえきさん

2011年01月13日 11:27

ご返信ありがとうございました。

確かに、早く引継ぎを終えて休みに入った方が精神的にはラクになれるかもしれませんね。

しかし、現実問題として●日までに引継ぎが終わるとは思えません。
なぜなら、辞めるのは私一人ではなく部署に複数いるため、引継ぎ作業が特定の人に集中してしまうからです。そういうところも、理解してくれないから困っているのですが…

>  しかし、誤解してほしくないのは、「●日からは有休消化に入りなさい」の有給とは労働基準法でいう「有給休暇」の取得ではなく、「(労働基準法でいう休業手当つきの)使用者の命令による休業」で解釈すべきです。

勉強不足ですみません。

例えば、20日有休が残っているとします。

有休消化しないで1月末まで出勤する、有休20日は買い取り
●有休を5日消化し、残り15日は買い取り

どちらがもらえる金額が多いのでしょうか。

今回退職する人たちは、みな「5日間の有休分差が出るから、前者の方が多い」と解釈していて、(不必要な出勤は慎むことが大前提ですが)引継ぎや片付け作業がある間は出勤したい、と言っています。

>  私なら、事実上の有給の買い取りと同じ効果がある休業を与えられ、

とありましたので、どちらでももらえる額に変わりはないのかな、とも思うのですが…

金額によってあれこれ言うべきではないかもしれませんが、急な早期退職募集に応じているわけですし、知らずに損をするのは…とどうしても思ってしまいます。

Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者shamrockさん

2011年01月13日 16:45

よこやりですみません。

有給の買取額って、双方で決めるんですよね?
それは確認済みなのでしょうか。

Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者HTA-zero-quickさん

2011年01月13日 16:53

こちらこそ、ご返信ありがとうございます。

 「事実上の有給の買い取りと同じ効果がある休業を与えられ」というのは、その日後の今月末日までの期間の休業に対する給料は「●日が事実上の退職日」だと考えると有給を買い取ってくれたのと同じ効果があるという意味です。

 しかし、この部分は法律上の検討から外れた「独自の見解」の部分ですから、いろいろな見識の方たちから異なる意見も出てくると思います。
 独自の見解であることの説明が足りなかったことはお詫びします。

 たしかに、「金銭」だけに着眼するなら「有休消化しないで1月末まで出勤する、有休20日は買い取り」の方が大きいです。

 しかし、給料をもらいつつ、再就職への準備や、再就職活動に入る前のリフレッシュなどに時間をさくことができることを考えると、金銭だけに着眼しない方がよいのではないかとも考えます。

 というのも、どこで目にしたのか覚えておらず、出典が明示できないのに、私個人の実体験としてもそのように感じているので書くことをお許しいただきたいのですが、「失業期間が長くなるほど再就職しにくい」傾向があると言われているためです。

 たしかに、もらえるものは満額受け取りたい心理もわかるのですが、何を優先すべきかを考えた方がよいかとも思います。

 貴方の退職日は今月末日であるのなら、その翌日から再就職活動することとして、退職日前に休むものは休んでしまうのプランの方が、この不況期における再就職活動としてはよいのかもしれません。


>知らずに損をするのは…とどうしても思ってしまいます。

 何をもって「損」とするのかは人それぞれですので、さえきさんが最終的にご自身の考えに基づいてご判断されればよろしいかと思います。

Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者さえきさん

2011年01月13日 18:31

ご返信ありがとうございます。

> 有給の買取額って、双方で決めるんですよね?
> それは確認済みなのでしょうか。

双方で決めたというよりは
「あなたの日額はこうなります」と提示されました。
半年だったか一年だったかの給与を平均して
算出されていたと記憶しています。

算出方法からかんがみて特に疑問はありませんでしたので
退職合意書にサインしました。

Re: 早期退職に応じた際の有休消化について

著者さえきさん

2011年01月13日 18:52

続けてご返信いただいてありがとうございました。

損得については、もはや会社には愛着がないので(仲間に対してはありますが)「もらえるものはもらう」という意味で金銭面の得を取ろうと思っていました。

単純に金額だけ比べるのはよくないことは私も自覚しています。最初は「さっさと引継ぎを終わらせて休もう」と思っていたのです。

ただ、実際には雑務や引継ぎが慌ただしくて、ぎりぎりまでかかってしまいそうなので、だったら休みをもらう(有休を消化する)ことよりも、しっかり作業を終えることを考えよう、と思いまして。

それなのに、実情を理解しない前出の社長に●日まで、と決められるので納得がいかず質問させていただいた次第です。

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