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労務管理

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75歳以下の後期高齢者医療制度。加入か撤回か

著者 ハニハニ さん

最終更新日:2008年03月14日 13:56

いつも勉強させていただいています。

皆さん、どのようなアドバイスをされているのか教えてください。

健康保険組合から、ある社員の被扶養者である70歳の母親(障害がある為「老人保健加入」)の健康保険を、「後期高齢者医療制度」に加入するか、「現行のまま保険組合の被保険者」のままでいるかを選択して欲しいと連絡がありました。

「どちらが本人にとって得なのか・・」社員より相談されたのですが、制度についてよく分からない為、まだ説明できずにいます。

皆さんはどのようにアドバイスされているのでしょうか??
回答よろしくお願いいたします

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Re: 75歳以下の後期高齢者医療制度。加入か撤回か

著者どんペンさん

2008年03月14日 15:09

私も 制度の説明を含めて似たような質問を受けて、以下
のような回答をしました。

まず今年の4月より 今まであった老人保健制度から後期高齢者医療制度へ変更されます。この後期高齢者医療制度は、75歳以上と65歳以上で一定の障害をお持ちの方が後期高齢者の対象となります。

従来の老人保健制度では、医療費の窓口負担が1割でしたが
後期高齢者医療費制度でも医療費の窓口負担は1割となり、まったく同じです。


では、何が違うか調べてみると、後期高齢者医療制度では、保険料の支払いが発生します。現在 健康保険扶養家族
になっているので、保険料の支払負担はありませんが
後期高齢者医療制度では、全員が被保険者(保険料を支払う人)になります。

どのくらいの金額を保険料で支払うかは、収入にもよりますので、個別の金額になりますが、最大で年間50万円を上限としています。計算式を出すと年額保険料=37,800円(最低額)+(総所得金額-33万円)×6.56%です。
(総所得が年金の場合は、保険料などを控除された額となります)

この後期高齢者医療制度は、74歳未満の場合はこの制度に加入しないことも出来ます。一定の障害のある方で65歳以上74歳未満がこの制度の加入が出来る対象者ですが75歳までは加入しなくても良いので、任意扱いといえます。


では、後期高齢者加入制度に加入しない場合は、どうなるかですが、すぐに特に変わることはありません。
特例的に、平成21年3月末までは窓口負担が1割で受けれます。当初は、今年の4月から窓口負担が2割に変更される予定
でしたが、据え置かれました。ただ、21年からはおそらく2割負担になるにではと思います。


また、後期高齢者医療制度に加入した場合 すぐに保険料が発生するわけではありません。平成20年4月~9月までは、保険料は無料  平成20年10月~翌3月までは保険料の9割削減。平成21年3月までは、5割引きなど この他収入により2割・5割・7割の割引があります。


基本的には、本人が決めることになるので、どちらを選択
しましょうということは会社がいうべきではないかなと
思います。

ご参考まで

Re: 75歳以下の後期高齢者医療制度。加入か撤回か

著者ハニハニさん

2008年03月14日 15:22

丁寧な回答でとても助かりました

結局はケースバイケースなんですね
お母様の収入や病院への受診頻度などを考慮して「加入」か「撤回」を本人が決めて下さいとアドバイスすることにします。
ありがとうございました

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