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労務管理

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仕事中の事故

最終更新日:2008年04月08日 14:00

お世話になります。

社員(未成年)が仕事中に機械による大ケガをしました。
手の薬指の第一関節より先を落としてます。
障害者の等級でいうと7級に当るでしょうか。
また労災の手続きを行いますが、会社としての補償を
どのように行うべきか、一般的(?)な対応はどんなもの
かご存知の方がおられましたら、お願いします。
原因は調査中ですが、事故についての会社の責任の割合
としては低いようです。(危険性は十分伝えており、
また指示通りに行わなかった)しかし、未成年という
こともあり、道義的な責任は会社にあると考えています。

以上、宜しくお願いします。

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Re: 仕事中の事故

> お世話になります。
>
> 社員(未成年)が仕事中に機械による大ケガをしました。
> 手の薬指の第一関節より先を落としてます。
> 障害者の等級でいうと7級に当るでしょうか。
> また労災の手続きを行いますが、会社としての補償を
> どのように行うべきか、一般的(?)な対応はどんなもの
> かご存知の方がおられましたら、お願いします。
> 原因は調査中ですが、事故についての会社の責任の割合
> としては低いようです。(危険性は十分伝えており、
> また指示通りに行わなかった)しかし、未成年という
> こともあり、道義的な責任は会社にあると考えています。
>
> 以上、宜しくお願いします。

#########################

社員の事故などでの会社の対応は充分に求めることが必要ですね。以前、私が勤めていました会社でも交通事故災害が頻発し、労基署の監査監督では手厳しくチェックを受けました。
労災事故報告後、労災認定が認められれば、労災保険制度の中に、業務上災害又は通勤途上災害により被災された方に対して、その方の症状が固定した(治ゆ)後においても、後遺症状に動揺をきたしたり、後遺障害に付随する疾病を発症させるおそれがあることから、必要に応じ予防その他の保険上の措置として『アフターケア』を労働福祉事業として実施されています。
 対象傷病として、【せき髄損傷】・【白内障等の眼疾患】・【人工関節・人工骨頭置換】など17傷病があります。
 アフターケアを受けられる方に対しては、所轄労働局長からあらかじめその傷病に応じた「健康管理手帳」が交付されますので、アフターケアを受けようとする場合には、「健康管理手帳」を労災病院又は労災指定医療機関へ提出することにより、無料で診察、検査、薬剤の支給等の措置を受けることができます。
 手帳の有効期間についても、対象傷病により2年若しくは3年と定められています。

Re: 仕事中の事故

著者げんたさん

2008年04月09日 15:36

こんにちは。

> 原因は調査中ですが、事故についての会社の責任の割合
> としては低いようです。(危険性は十分伝えており、

ちょっと気になった点ですが、何故会社の責任の割合が低いと言えるのでしょうか?
責任の割合を判断するのは会社ではなく、労基署では?
労基署から既にそのような判断が出ているのでしょうか?


被害者には被害者の言い分もあるでしょうし、監督者である会社には会社の言い分もあるでしょう。
特に会社にとっては労災事故は絶対起きては欲しくない事故ですから(保険料率その他の面でも)なかなか認めたがらないのが実情です。
 # 会社で治療費は全額出すから労災という事にはしないで欲しいとか示談(?)を求めきたという方もいますし。



さて、一般的な対応というかリスク管理と言う点でお答えします。
私の今の職場は社員皆デスクワークですのであまり関係ないのですが、以前勤めていた会社での話です。

以前勤めてた会社の子会社に総務部として出向していたのですが、そこはいわゆる工場でした。しかも職人肌といいますか、殆どオートメーション化されていない手作業の工場でして、そこでコンピューター産業の最先端技術製品を作っているような会社です。当然様々な薬品も使いますし、大きな機械も使います。それこそ腕などすぐに切断されるようなものもあります。

もし、この工場で労災事故が発生したら、とても労災だけではカバーしきれるはずがない大きな障害になるのは目に見えており、補償と言う意味でも会社は大変大きなリスクを背負う事になるため、私が出向すると同時に直ぐに民間の労災事故に特化した保険に加入しました。
今では様々な保険会社から色んな商品が出ておりますが、労災が出たら保険は出ないものもあれば労災が出る事が保険が降りる条件であるものもあり、当時は①労災が出る事が条件に保険も出る、②通勤途中の事故(これも労災ですが)、③休日のレジャー中であっても一部条件を満たせば出るという保険に加入させました。
ここで管理の点から面倒なのは、記名式の保険ですと社員の増減に応じて毎回手続きを行わなければいけない点と、社員しか入れなかったりする点です。パートでも同じリスクのある作業を行っているのに。その為、無記名式の保険で尚且つパートにも適用され、パート・社員の増減があっても保険料などが変動しないタイプのものを採用しました。

幸いにしてこの保険を使う事はなかったですが、労災のカバーできる部分って本当に微々たるものです。
車の事故で言うところの自賠責みたいなもんでしょうか。普通は任意保険にも入りますよね?
私の感覚では車で例えると、自賠責に相当するのが労災、任意保険に相当するのが民間の保険(これは一緒か)というものですので、会社として莫大な補償金で経営が傾かないためにもその辺りはきちんとしていました。

事故が発生した時点で、保険会社に連絡し、後はどのような流れになるか保険の担当者と打合せすればいいだけですので。

Re: 仕事中の事故

akijin さん、げんた さん ご回答ありがとうございました。

アフターケア、及び保険の件は参考にさせて頂きます。

ケガした社員へのフォロー(給付の申請含む)、再発防止対策、労基署への報告、ご家族への説明等、急ぎで必要なことは対応済と思います。

事務的な問題、金銭的な問題は特に無く、本人への補償はどうしたものかというところです。そのアドバイスを頂くための判断材料として、あえて労基署がまだ判断してない責任割合について見解を示したまでです。(子供でも1度聞けば理解できるような単純なルールを守らなかった為の事故なので、そのように考えました。)本人、ご家族との話し合いを通じて補償を求められなかったからといって、何もしない訳にはいかないだろう、ということで相談させてもらった次第です。

Re: 仕事中の事故

著者げんたさん

2008年04月10日 16:33

計算機さんこんにちわ。
げんたです。

> 何もしないわけにはいかないだろう。

言うまでもないですが、その方は、一生その障害を背負って生きていくのです。
負った障害の等級が低い、高いとかいう問題ではなく、かなりのハンデになりますよ。
例えば実際に障害に認定されないレベルの障害でも「何故障害に認定されないの?こんなに不便で大変なハンデになっているのに!?」という感じです。障害として認定されないレベルでもそうなのですから、認定されるほどのレベルとなると尚更です。

私がレスの中で述べていた、一般の民間会社の保険では、そのような時、いくらくらいの保険金が出るのか、「何もしないわけにはいかないから」という事であれば大体の相場的な補償金というものに目を通しておくのも良いかもしれません。

「今は」補償を求められてないかも知れませんが、「後に」求められるようになるかも知れませんよ。


また、御社の作業内容をよく知りもしない私が言うのも「余計なお世話」ですし不愉快に感じられるでしょうが、結構、[責任]という意味では会社側には厳しい判断が下されるのが常ですよ。

対応したという「再発防止策」がどういうものなのか存じませんが、私が従業員の立場で見た時に、
「危険性は十分伝えており、また指示通りに行わなかった」と記載されています。

・危険性を伝えてた。
・指示通り行わなかった。(子供でも理解できる内容)
  ↓
だから本人が悪い。会社の責任は低い

と上から目線で怪我した事に対して誠実さが欠如しているように受け止められます。
(私がひねくれてるだけかもしれませんが。)

しかし、会社によっては危険性を口頭で伝えるだけでなく、安全バーや安全センサーを取り付けて自動停止させるとか、機械設備そのものへの加工により業務災害を起こり難くするところもあります。
万が一、「うっかり」などが発生しても重大事故につながらないよう、私は設備に対して最大限の安全装置を施した上で、日ごろから安全教育などに力を入れ、その都度細かく現場の人間が皆でチェックし合う体制を構築する、その上で如何になくすかという事に一番力を入れてきました。

計算機さんの会社でもこれ以上ないというくらいの安全への取り組みをなさってきたでしょうから状況を知らない私などにこんな事言われたくないでしょうけど、できる事ならば今一度、指先を失ったその未成年の社員さんの立場にたって自分がその立場ならどんな補償を求めていくか、それにどう応えて欲しいかを考え、検討なさっては如何でしょうか。

Re: 仕事中の事故

ご回答ありがとうございます。

こちらを責任逃れしようとしている管理者、使用者とみなしたような書き方が気になりましたので一応伝えておきますが、その社員と同じ会社に勤めているものの、この事故、及び後始末について責任、権限、関わりの無い一般社員です。

会社がどのように対応するのか注目しており、またどのようにケガをした社員に対応(補償)するべきなのか相談させてもらい、会社の対応次第では上司に意見しようと考えてました。

また、繰り返しますが判断材料として、責任についての見解を示しましたが、実際に訴訟や労働基準監督署判断となれば会社は厳しく管理責任を問われるのは言われるまでもなく理解しているつもりですし、この段階で本人やご家族への説明で会社の責任は低いといったようなことを言うことはありえないと考えてます。(経営者の指示は誠意をもって対応せよであったので、そのように想像してます。)その社員とご家族に対し、どのように誠意を示すべきか(どのように補償すべきか)というのがこの質問の趣旨ですので「誠実さが欠如」という感想は受入れがたいです。

大変手間を取って頂いたのに大変失礼ですが、いちいち釈明をせざるを得ないこの展開に対応する時間的余裕がございませんので、ここで失礼させて頂きます。

総務が動かないのであれば・・・・

著者草薙 紫龍さん

2008年04月12日 01:09

もう 読まれることは無いのかも知れませんが、

内容が気になったので
コメントを入れさせていただきます。

被災者の方から
『弁護士を立てての賠償責任追及』が来た場合
が 一番会社にとって大変な事態となります。

会社側に立って考えるのであれば

労働基準監督署への申請を
 会社側の仕事としてきっちり行う』ことと
『上司・幹部が お見舞いに行き、
 労災としての補償を必ず手続きする旨を伝える』ことの
2点が 一番大事になってくるかと思います。


被災者の方が有利になるように
働きかけたいのであれば、

『労災専門の弁護士を探すこと』を
被災者様に伝えてあげてください。

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