中退共への移行財務処理について
中退共への移行財務処理について
trd-50102
forum:forum_tax
2008-08-01
当社は従業員百人程度の中小企業A社です。退職金制度として従来の制度からこの5月切替で中退共に移行しました。親会社を共通にする関連(兄弟)会社B社が昨年4月に移行しましたので、これを参考例にしようとしました。で従来制度からの移行措置として中退共制度では、加入時点で退職の可能性のある全従業員の退職金を引当としなければならず、従来制度での積立残高との間で2千万強の不足が出ました。この事情はB社でもほぼ同じだったので、B社に倣って、移行月の5月に不足金を引き当てる形で第1四半期決算を行おうとしたところ、親会社の経理部員からクレームが付きました。この移行差金は、移行の翌会計年度に引き当てるのが正しい処理だというのです。ところがB社は、3月に前制度終了して今年の4月から新制度に切り替わっているので、3月から見て翌会計年度である4月に引き当てて良かった。一方A社の方は、4月前制度終了なのでこれの引当は翌年度頭の4月になる、と言われました。発生時主義の考え方から見て疑問に思ったのです。そこで既にこの中退共移行処理を済まされた方・もしくは財務の専門家のご教示を頂きたく存じます。でその際にこの移行の引当処理は
①必ず切替の翌年度処理と決められている②今年度でも次年度でも構わない;ある時限範囲であれば許容される③やはり発生時点の今年度処理が正しい・・・・・・のいずれが妥当なのかお教え願いたく存じます。恥ずかしながら当社の顧問税理士は中退共移行取扱が初めてで知識を持っておりませんでした。
著者
hiroacs さん
最終更新日:2008年08月01日 16:03
当社は従業員百人程度の中小企業A社です。退職金制度として従来の制度からこの5月切替で中退共に移行しました。親会社を共通にする関連(兄弟)会社B社が昨年4月に移行しましたので、これを参考例にしようとしました。で従来制度からの移行措置として中退共制度では、加入時点で退職の可能性のある全従業員の退職金を引当としなければならず、従来制度での積立残高との間で2千万強の不足が出ました。この事情はB社でもほぼ同じだったので、B社に倣って、移行月の5月に不足金を引き当てる形で第1四半期決算を行おうとしたところ、親会社の経理部員からクレームが付きました。この移行差金は、移行の翌会計年度に引き当てるのが正しい処理だというのです。ところがB社は、3月に前制度終了して今年の4月から新制度に切り替わっているので、3月から見て翌会計年度である4月に引き当てて良かった。一方A社の方は、4月前制度終了なのでこれの引当は翌年度頭の4月になる、と言われました。発生時主義の考え方から見て疑問に思ったのです。そこで既にこの中退共移行処理を済まされた方・もしくは財務の専門家のご教示を頂きたく存じます。でその際にこの移行の引当処理は
①必ず切替の翌年度処理と決められている②今年度でも次年度でも構わない;ある時限範囲であれば許容される③やはり発生時点の今年度処理が正しい・・・・・・のいずれが妥当なのかお教え願いたく存じます。恥ずかしながら当社の顧問税理士は中退共移行取扱が初めてで知識を持っておりませんでした。
Re: 中退共への移行財務処理について
著者らっきーさん
2008年08月02日 12:08
hiroacsさん、こんにちは。
純粋に企業会計の問題と捉えた場合には、ASBJ実務対応報告第2号「退職給付制度間の移行等の会計処理に関する実務上の取扱い」の話ですね。
旧制度がどういう制度(例えば、親会社が設立したグループ基金とか適格退職年金)からの移行かが判らないので、何とも言えないのですが、移行の時点での処理が否定されるものでは無かったように思います。 会社の実情と、照らし合わせて判断してください。
答えになって無くて、申し訳ありません。
らっきーさん;
有り難うございました。
言い忘れましたが、旧制度は「適格年金」制度です。
事情としては、今年度の売上の方が来期より良さそうなので
(というのも、来年は大口取引先からの受注量が先方事情で
縮むことが予想されるため)、何とか今期処理がしたいもの
ですから。
「移行の時点での処理が否定されるものでは無かった」との
何か参考資料などございませんでしょうか?