相談の広場
当方中小企業です。
当方の実力不足ゆえ、お叱りを受けそうな悩みなのですが、おつきあいいただきたくお願いします。
大手取引先との取引の場合、先方の定型の取引基本契約書を締結することがあるのですが、当方に不利な内容について変更を申し込むと、こっちは取引先がたくさんあるんだからいちいち対応できない、と断られる、または申し出を無視されます。
先日もこちらが変更を申し入れたところ上記の理由で断られ、されにこれを締結しないとこちらのためにならない、と脅しまがいの事を言われました。
大企業にとって基本契約書の締結は、取引先も多く手続きと管理だけで大変であろうという事は想像に難くなく、ひとつひとつの変更要求に対応していたら莫大な時間を要するであろうことも理解できます。が、こちらとしてはあまり不利な条項をのむわけにもいかず、覚書の締結すら断られてしまいますと、問題の解決方法が見つからず困っております。
皆さんはどう対処されているかご意見をいただければ参考にさせていただきたいので、よろしくお願いします。
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>こちらとしてはあまり不利な条項をのむわけにもいかず、覚書の締結すら断られてしまいますと、問題の解決方法が見つからず困っております。
全くその通りだと思います。
この問題は、親会社が勝手に発注価格を決めてしまい、下請会社としては価格交渉が一切できない場合と類似していると思います。
価格交渉の際に見積の根拠を説明するのと同様に、定型契約書の条文の具体的な例を上げ、粘り強く交渉するしかないと思います。
覚書を入れてもらえないのであれば、例えば、「この条文でもし○○になったら××と言うことで良いですね?」のような、相手に労力をかけないような確認書のような付加文書を作り先方に押印をもらうのもひとつの方法です。
(相手は印を押すだけですので、手間と言う言い訳はしずらくなります)
印すらダメなら担当者のサインをもらうのもひとつです。
条文によっては、明らかに記載上のミス(誤記や規定間の矛盾等)がある場合があるので、それらの指摘と合わせて、こちらからの交渉内容も入れて文書で書類を差し入れるのもひとつです。(明らかなミスは先方も直さざるを得ないので、差し入れ文書を無視できない)
条文によっては、下請法やその他法令違反のこともありますので、その点を指摘することも交渉のひとつになります
親会社が契約案の変更を取り合わないのは、会社の方針か、単に担当者の方針なのかの見極めも必要です。
明らかに正当でない契約書は、相手客先の総務へ持っていって、交渉したようなケースもあります。
何れにしても、経過が明らかに不当でない限り、こちらがOKしてしまったら、価格も契約も守らなければならない義務が生じますので、安易に、交渉圧力に屈しないことが大切かと思います。
不当な価格や契約が原因で、結果、倒産してしまった中小企業はたくさんあります。
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