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ハイブリッド型人事制度の「教育訓練制度」を検討する!

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超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る!  vol.37

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【世の成果主義批判を排す!!!】

 企業業績に結びつく人事制度を構築するため「ハイブリッド型人事制度」を

提唱しています。


湯浅経営センター:湯浅哲彦
blackbox@silver.ocn.ne.jp
http://www.yuasa-keiei-center.com/


▼ブログ「経営コンサルタントのハイブリッド日記」はこちら▼
http://blog.livedoor.jp/yuasa5717/


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 みなさん、こんにちわ。湯浅です。

 1年のうち日照時間が最も短い日が冬至で、今冬は12月22日がそうでし
た。

 しかし、日の出が最も遅くなるのは1月10日前後になります。つまり、今
時分です。

 これからは徐々に日が長くなるように、正月気分も一新してフルスロットル
でぶっ飛ばしていきましょう。



□今回のテーマ : 人事制度ペンタゴンについて検討する!


1月11日(木)

午前10時にまぐまぐ工業を訪問し、新人事制度策定会議に出席する。

出席者:社長、専務、工事部長、総務部長、人事コンサルタント(以下「HR
    C」と略す)

場 所:まぐまぐ工業会議室



☆ハイブリッド型人事制度の「教育訓練制度」を検討する!


HRC「今日は教育訓練制度について検討していきましょう。
まず最初に確認しておくことがあります。教育訓練は社員と会社との
   パートナーシップであるということです。」

総務部長「つまり、会社と社員は一蓮托生というわけですね。」

社 長「ニュアンスは少し違うと思うが、会社が教育訓練をしても社員がそれ
   を受け入れようとしなければ、その教育訓練は全く無駄になるというこ
   とだろう。」

HRC「社長のおっしゃるとおりですが、逆の場合もあります。社員が自分の
   能力を伸ばそうと思っているのに会社がその要望に応えていないことも
   考えられるでしょう。」

専 務「言ってみれば、社員と会社がコラボせなあかんわけですね。」

HRC「会社は戦略や目標を達成するための仕事を社員に与えることを通じて
   社員にキャリアアップのための<場>を機会を提供します。
    さらに社員が自ら行う教育訓練の活動を支援します。
    与えられた場や機会を通じて、自らの人材価値を向上させる責任は個
   人にあります。」

工事部長「うちの教育訓練はその時その時に行き当たりばったりやってるから
    きちんとした仕組みを作らなあかんでしょ。」

社 長「確かに体系的な教育訓練はやってなかったなあ。
    これを機にしっかりしたもんを作ってくれよ。」

HRC「教育訓練の仕組みとしてはこれらの4つが考えられます。」


※ホワイトボードに書く。

 1.等級別教育訓練
 2.個人別教育訓練
 3.OJT
 4.OffJT


HRC「まず等級別教育訓練です。
    部門や職種別に求められる能力や態度を明らかにします。この場合の
   能力は職務知識や技術・技能に限定します。」

総務部長「能力は職務知識や技術・技能に限定してしまっていいんですか?
     企画力とか判断力とか交渉力も考えなければならないんじゃないで
    しょうか?」

HRC「おっしゃるとおり、企画力や判断力もや交渉力なども能力としてとら
   えて開発すべきものですが、これらの能力は教えることができないんで
   すね。
    このような課題解決能力や対人対応能力は次の個人別教育訓練で説明
   します。」

専 務「職務知識や技術・技能だけを等級別教育訓練で教えるんですね?」

HRC「そうなんです。ただ教え方は違います。
    職務知識はOffJT中心で教えていきます。そして技術・技能はO
   JT中心で教えます。」

工事部長「OJTで技術・技能を教えるにしても、人によって教え方を変えな
    ければならないいので、教える方の教え方も勉強しないと・・・。」

HRC「そこなんです。教え方を教えることはできないんです。P-D-C-
   A管理サイクルを回していくんです。
    部下の知識・技術・技能のレベルを把握して、何をいつまでにどのよ
   うに教えるかを計画し、実際に知識・技術・技能を人に教えて、その結
   果をチェックして、改善すべきところは改善する。」

総務部長「そうか。企画力や判断力や交渉力なんかも同じなんですね。実際の
    仕事を通じてものにしていくってことですね。」

HRC「その通りです。
    個人別教育訓練がそうなんです。
    社員一人一人がかかえている課題を解決していこうということで、仕
   事ぶりを小さなP-D-C-A管理サイクルを回していきます。
    仕事を与えて評価する。また別の仕事を与えて評価する。ということ
   を繰り返していきます。」

工事部長「やっぱり、上司の指導力が問われるなあ。」

社 長「上司の対応について、何かコツみたいなものはありませんか。」

HRC「そうですね。教育訓練だけではありませんが、上司と部下のコミュニ
   ケーションがポイントになると思います。」

総務部長「コミュニケーションも能力ですからね。」

HRC「成長というのはきわめて個人的な過程なんですね。
    成長によって備わった知識や技術技能が企業の求める方向と一致して
   いるかどうかはわかりません。
    そこでコミュニケーションをとることにより、個人と企業の利害が一
   致するような教育訓練にしなければならないのです。」

専 務「教え方をどうこうするより前に、まず何を教えるのかを考えなければ
   ならないんですね。
    でも、大体わかっていると思うんですが・・・。」

工事部長「現場の仕事で教えなければならないことや覚えてもらわなければな
    らないことはヤマほどあるんです。
     やらなアカンとはわかってるんですが、何からやってったらいいの
    か、それがわからんのです。」

社 長「技術や技能は順番に積み上げていかなあかんからなぁ・・・。」

工事部長「どんな順番で教えたらうまく覚えられるか、その順番を上司が教え
    たらんと、なかなか上手にならへん。」

総務部長「確かにそうですね。
     事務関係はもう少し大雑把だと思いますが、部下の能力を考えて順
    番に教えていくようにします。」

社 長「これは今すぐにでもできるだろう。」

専 務「だから、最初にプラン計画を立てなければダメですよ。
    それがイメージできないんですが・・・。」

HRC「OffJTは全社的あるいは部門で計画していただいて、OJTは目
   標面接で計画を立てて下さい。」


書式を示して、書き方を説明する。


専 務「なるほど。よくわかりました。
    あとは実行ですね。」

HRC「次回は適正配置制度について検討しましょう。」



◎時計は12時を少し回っていた。



(※)ハイブリッド型人事制度 : http://www.yuasa-keiei-center.com/
                   を参考にして下さい。



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湯浅経営センター
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