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インフレ転換~これからの賃金政策は?Part2

経済がデフレから、政府の思惑通りインフレに転じたとした場合、賃金はどうなっていくのか?

前回このブログで、「かつてのような、ベア+定昇方式が復活するとは思えない」と書きました。

では、どうなっていくのでしょうか?

私は、次のような流れになっていくと思っています。

・人件費の変動費化が進む。業績連動賞与が調整弁になる。
賃金は個別化していく。平均値が上がっても、全員が上がるとは限らなくなる。

順に見ていきましょう。


◆人件費の変動費

賃金には「下方硬直性」があります。
つまり、いったん上げた賃金は簡単には下げられないということです。

これには「労働条件不利益変更の法理」が強く影響しています。

日本の解雇規制の影響もあります。
解雇が事実上厳しく制限されている中で、人件費が高止まりするようなことは、経営者なら避けたいと考えます。

では、政府の要請は無視され続けるのでしょうか?

そうはならないでしょう。

そうではなく、会社は今後、人件費と業績の連動性をさらに強くする方向に向かうと思われます。

これまでも「人件費の変動費化」ということは言われていました。

そこでの調整弁は賞与、すなわち「業績連動賞与」となります。


次回は、「賃金の個別決定」のお話をしましょう。

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