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<目次>
第6回:マス・コミュニケーション
★ちよっと苦言:魅力ある職場
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第6回:マス・コミュニケーション
現代は3M時代であるといわれています。すなわち、大量生産(マス・プ
ロダクション)は当然に大量販売(マス・セールス)を前提としており、そ
のためには大衆伝達(マス・コミュニケーション)によらなければならない
というわけです。
マス・コミュニケーションのためには、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・映画
などの、広範で伝達の強い媒体を使用しなければなりませんが、これをマス・
メディア(俗にマスコミ媒体)と呼んでいます。
企業がます・メディアを活用する場合には、大きく分けて二つの方法があり
ます。一つは印刷媒体のスペースを買ったり、電波媒体の時間を買って、広
告(アドバタイジング)として、これを利用する方法と、会社や商品に関す
るニュースを流し、記事として新聞社や放送局に報道してもらう場合とがあ
ります。
前者をペイド・パブリシティといい、後者をパブリシティと呼びます。普
通パブリシティとは、この記事提供活動を指しています。
パブリシティを行うには、レセプション・記者会見・取材依頼など、いろ
いろな方法が考えられていますが、いずれにしても、提供したいニュースを
簡単にまとめた、ニュース・リリーズを、あらかじめ各報道関係に届けてお
く必要があります。
また、俗にオピニオン・リーダーといわれる人々に、日頃からPRしてお
くことは、これらの人の談話や文章として、マスコミ媒体にのる機会が多い
ので、担当者は常に心がけていなければなりません。
しかし、このようなパブリシティは、取捨選択も、記事の取扱いも、全て
企業の手から離れて行われるものであり、各企業の意図をそのまま伝達で
きるものは、やはり広告にしかありません。
ところで、一口に広告といっても、その機能や種類は、まことにさまざま
です。
まず、広告の内容からみて、商品の広告を商品広告(プロダクト・アド)
といい、企業を広告するためのものを企業広告(インスティテューショナ
ル・アド)と呼んでいます。
一商品=一企業であれば、特に企業広告の必要もありませんが、新製品が
続々と登場し、企業をめぐる諸関係が複雑になるにつれて、企業のための
広告はますます必要となってきています。
次に、広告を機能の面から区別すると、デパートの中元大売出しの広告の
ように、単に「知らせる」ことを目的とした告知広告、またCMソングのよ
うに「覚えさせる」ことに主眼をおいた印象広告、企業イメージの創造を狙
いとしたイメージ広告、「説得する」意図のもとにつくられた説得広告など
があります。
更に、広告媒体の分類からみて、新聞広告・雑誌広告・テレビ広告・ラジ
オ広告、また、中吊りポスターのように交通機関を利用したものは交通広告、
ネオン・看板など屋外にあるものを屋外広告、そして郵便物を利用したもの
をダイレクト・メール(略してD・M)といいます。
これらの広告媒体は、それぞれに特徴があり、そのいずれが有利であるか
というよりは、これらをいかにうまく組合わせるかにかかっています。この
仕事をアド・ミックスといいます。
広告媒体の選択と並んで重要な仕事に、広告物(アドバタイズメント)の
作成があげられます。
このためには、消費者を引きつけるようなうたい文句(キャッチフレーズ)
をつくり、魅力のある説明文(コピー)を書き、興味をそそるような図(イ
ラストレーション)を入れて、全体の配置(レイアウト)を考えることが必
要ですが、これを宣伝技術といっています。
広告には、このように一般の企業活動とは違った特殊な専門分野があり、
広告活動を行うにあたっては、広告
代理店(エージェンシー)の協力のも
とに行うのが普通です。
エージェンシーは、その昔、新聞媒体の広告スペースの取次店として出発
しましたがマーケティング時代を迎えて、各企業の市場調査から、商品企画
にまで立ち入って協力するAE制(アカウント・エクゼクティブ)をとるま
でに、急速に近代化されてきています。
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★ちよっと苦言:魅力ある職場
新しく入社する
従業員のみならず、どの
従業員でも、魅力ある職場を期待
しているものです。
魅力ある職場とは、
(1)経営者の企業の将来に対するビジョンが確立していること。
(2)職場における
従業員自身の将来の目標なり、進路が画けること。
(3)将来の生活設計ができること。
(4)人間関係の面から見て、職場の姿が明るく、しかも全体の
モラールが
高いこと。
等々、
従業員サイドから見て、働きがいのある職場をつくりあげる努力がな
されなければなりません。
新卒者が現企業へ何故就職したかについて、傾向調査をしてみると、やは
り企業の将来性を望む声が非常に大きく取り上げられています。
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★舘 義之のポジション
人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
人事・IE、VE・マーケティングの3輪で企業体質改善の仕組みを構築
して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
舘 義之への問い合わせ
study@agate.plala.or.jp
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第6回:マス・コミュニケーション
★ちよっと苦言:魅力ある職場
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第6回:マス・コミュニケーション
現代は3M時代であるといわれています。すなわち、大量生産(マス・プ
ロダクション)は当然に大量販売(マス・セールス)を前提としており、そ
のためには大衆伝達(マス・コミュニケーション)によらなければならない
というわけです。
マス・コミュニケーションのためには、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・映画
などの、広範で伝達の強い媒体を使用しなければなりませんが、これをマス・
メディア(俗にマスコミ媒体)と呼んでいます。
企業がます・メディアを活用する場合には、大きく分けて二つの方法があり
ます。一つは印刷媒体のスペースを買ったり、電波媒体の時間を買って、広
告(アドバタイジング)として、これを利用する方法と、会社や商品に関す
るニュースを流し、記事として新聞社や放送局に報道してもらう場合とがあ
ります。
前者をペイド・パブリシティといい、後者をパブリシティと呼びます。普
通パブリシティとは、この記事提供活動を指しています。
パブリシティを行うには、レセプション・記者会見・取材依頼など、いろ
いろな方法が考えられていますが、いずれにしても、提供したいニュースを
簡単にまとめた、ニュース・リリーズを、あらかじめ各報道関係に届けてお
く必要があります。
また、俗にオピニオン・リーダーといわれる人々に、日頃からPRしてお
くことは、これらの人の談話や文章として、マスコミ媒体にのる機会が多い
ので、担当者は常に心がけていなければなりません。
しかし、このようなパブリシティは、取捨選択も、記事の取扱いも、全て
企業の手から離れて行われるものであり、各企業の意図をそのまま伝達で
きるものは、やはり広告にしかありません。
ところで、一口に広告といっても、その機能や種類は、まことにさまざま
です。
まず、広告の内容からみて、商品の広告を商品広告(プロダクト・アド)
といい、企業を広告するためのものを企業広告(インスティテューショナ
ル・アド)と呼んでいます。
一商品=一企業であれば、特に企業広告の必要もありませんが、新製品が
続々と登場し、企業をめぐる諸関係が複雑になるにつれて、企業のための
広告はますます必要となってきています。
次に、広告を機能の面から区別すると、デパートの中元大売出しの広告の
ように、単に「知らせる」ことを目的とした告知広告、またCMソングのよ
うに「覚えさせる」ことに主眼をおいた印象広告、企業イメージの創造を狙
いとしたイメージ広告、「説得する」意図のもとにつくられた説得広告など
があります。
更に、広告媒体の分類からみて、新聞広告・雑誌広告・テレビ広告・ラジ
オ広告、また、中吊りポスターのように交通機関を利用したものは交通広告、
ネオン・看板など屋外にあるものを屋外広告、そして郵便物を利用したもの
をダイレクト・メール(略してD・M)といいます。
これらの広告媒体は、それぞれに特徴があり、そのいずれが有利であるか
というよりは、これらをいかにうまく組合わせるかにかかっています。この
仕事をアド・ミックスといいます。
広告媒体の選択と並んで重要な仕事に、広告物(アドバタイズメント)の
作成があげられます。
このためには、消費者を引きつけるようなうたい文句(キャッチフレーズ)
をつくり、魅力のある説明文(コピー)を書き、興味をそそるような図(イ
ラストレーション)を入れて、全体の配置(レイアウト)を考えることが必
要ですが、これを宣伝技術といっています。
広告には、このように一般の企業活動とは違った特殊な専門分野があり、
広告活動を行うにあたっては、広告代理店(エージェンシー)の協力のも
とに行うのが普通です。
エージェンシーは、その昔、新聞媒体の広告スペースの取次店として出発
しましたがマーケティング時代を迎えて、各企業の市場調査から、商品企画
にまで立ち入って協力するAE制(アカウント・エクゼクティブ)をとるま
でに、急速に近代化されてきています。
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★ちよっと苦言:魅力ある職場
新しく入社する従業員のみならず、どの従業員でも、魅力ある職場を期待
しているものです。
魅力ある職場とは、
(1)経営者の企業の将来に対するビジョンが確立していること。
(2)職場における従業員自身の将来の目標なり、進路が画けること。
(3)将来の生活設計ができること。
(4)人間関係の面から見て、職場の姿が明るく、しかも全体のモラールが
高いこと。
等々、従業員サイドから見て、働きがいのある職場をつくりあげる努力がな
されなければなりません。
新卒者が現企業へ何故就職したかについて、傾向調査をしてみると、やは
り企業の将来性を望む声が非常に大きく取り上げられています。
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★舘 義之のポジション
人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
人事・IE、VE・マーケティングの3輪で企業体質改善の仕組みを構築
して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
舘 義之への問い合わせ
study@agate.plala.or.jp
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