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対症療法に飛びつかず、総合的な「診断」を重視して結果を出す!

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/


本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第116号(2012年5月
20日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
 めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
 もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

============================================================

(前略)

最近、ビジネスで引用されることの多いジョン・パターソンの言葉
に、次のものがあることを知りました。

「ビジネスで成功するためには、あなたが見ているのと同じように、
 他の人々に物事を見させることが必要だ。」(高野訳)
(原文:To succeed in business it is necessary to make
 others see things as you see them. ---John H. Patterson)

この言葉が指す内容について、私なりに解釈すると、次のようにな
ります。

------------------------------------------------------------
「○○が大切/価値がある/欲求を満たしてくれる」などといった、
【あなたなりの物事の解釈/意味づけ】が、他の人々に受け入れら
れるようになると、その【物事の見方】に基づいた製品・サービス
などが求められるようになる。

ビジネスで成功するためには、「あ、これこれ、こういうのが欲し
かったの!」などと思ってもらえるよう、お客様(カスタマー/ク
ライアント)の潜在欲求(wants、ウォンツ)を顕在欲求(needs、
ニーズ)に高め、そのニーズを満たす具体的な解決策(製品やサー
ビスなど)を提供することが大切である。

すなわち、物事の新しい見方を提示し、その見方を抵抗なく受け入
れてもらえることが、ビジネスを成功させる上で1つの鍵となる。
------------------------------------------------------------


■「総合的な診断」(適切な問題設定)と
 「物事の見方の探求」を活かす

フレーム選びや問題再設定の成功例として、近年広く知られている
ものには、アップル社の取り組みがあります。

・「携帯型音楽プレイヤー」というフレームで見せていた製品を
 「いつでもどこでも好きな音楽をインターネットからダウンロー
 ドして楽しめるデバイス」(1000曲をポケットへ)というフレー
 ムに変更した「iPod」

・「携帯電話」を「ポケットに入る携帯型コンピューター」(アッ
 プルが電話を再発明する)として売り出した「iPhone」

・「タブレット・コンピューター」を「パソコンとスマートフォン
 の隙間を埋める第3のカテゴリー」(魔法のような革新的デバイ
 ス)として売り出した「iPad」


他にも、「羽根で風を生み出す機器」というフレームで認識されて
きた「扇風機」を、「空氣を送り出す機器」というフレームで捉え
直し、「羽根のない扇風機」を生み出したダイソン社の例や、

「動物を見せる」というフレームで認識されてきた「動物園」を、
動物の自然な生態が見られる行動展示を実現することで「動物を見
る」というフレームに切り替え、「命を伝える動物園」として入園
者数を劇的に伸ばした「旭山動物園」の例などが有名です。

どれも素晴らしい成果ですね!

特に、イノベーションが求められる分野などでは、上記のように
「フレーム」(物事の見方、切り口、解釈の仕方)の選び方、ある
いは(そのフレームに基づく)「問題設定」の仕方の重要性が強く
認識されるようになってきています。

そのため、こういった傾向を察している人々にとっては、

「フレームを適切に選ぶことや問題を適切に再設定することを重視
する、コミュニケーション(リーダーシップの発揮法)/コーチン
グの心構えや技術を習得すること」「専門分野に依らず、内省や対
話を通して、関係者や自分のモノの見方について探求する方法を体
得すること」が、

自分自身や所属組織の価値を高めるためにできる最良の取り組みの
1つとなるといった考え方が台頭してきています。

(…こういった考え方は、人や組織に影響力を発揮する経営者にも、
  ファシリテーションやダイアローグを実践する組織開発・人財
  育成の担当者にも必須だと見なされています。)


ここで、目的達成や問題解決などに有効なコミュニケーション(コ
ーチング的側面を持つコミュニケーション)・フレーム選びや問題
再設定を重視するコーチングと、それ以外のコミュニケーション/
コーチングの定義の違いについて、おさらいしておきましょう。

例えば、「高熱が出ている」といった一症状について知っただけで
「解熱剤」を処方するのが「対症療法」で、他の症状がないかどう
かや生活習慣まで含めて聴き出し、細菌やウィルスによる感染症の
一症状としての高熱なのか、内臓や循環器系などの病氣の一症状と
しての高熱ではないのかなどについて「総合的に診断」した上で対
処するのが「根治療法」として知られています。

話をものすごく単純化して言うなら、クライアントが「痩せたい」
と話すと、「いつまでに、何キロになりたいですか?」などと対応
するのが、対症療法に相当するコーチングであり、

一方、「どういったきっかけで、痩せたいと思うようになられたの
ですか?」などと対応し始めることで、クライアントごとに対処法
がまったく異なる(…扱うテーマ自体が変わってしまうこともしば
しばある)のが、根治療法に相当する「フレーム選びや問題の再設
定を重視するコーチング」(目的達成・問題解決・意思決定・新た
なヴィジョンの構築・ヴィジョン実現に向けた様々な取り組みなど
の支援)だと理解していただければ良いと思います。

(中略)

既存の機能をより高めるとか、品質を維持しつつより低価格で製品
やサービスを提供できるようにするなどのように、従来の延長線上
の取り組みを一生懸命やる姿勢(…多くのパフォーマンス・コーチ
ングで採用される姿勢)はもちろん大切なのですが、そういった取
り組みによって得られる効果というのは、ほとんどの場合、想定範
囲内に止まります。

一方、上述のアップル社、ダイソン社、旭山動物園の例のように、
イノベーションや従来の延長線上を超えた成果を望むのであれば、
「物事の見方の探求」(フレーム選びや問題再設定)を重視する
「自己開発/意識改革コーチング」といったアプローチが有効とな
ってくると言えるのではないでしょうか?


■「診断」や「フレームの探求」を活かすコーチングを学べる
 プログラムの開発

ほんの少しの間、以下のような状況が、あなたの日常生活で実現で
きている場面を、なるべく具体的に想像してみてください。

------------------------------------------------------------
・予測困難な状況下で、自分自身や関係者が、「物事の見方」の変
 更につながる意思決定に臨めるようになっている状況

・本質的な問題を洗い出し、「問題を再設定」した上で、さまざま
 な資源の適正配分に臨めるようになっている状況

・対人関係の構築や維持(信頼関係の醸成)についての考え方やア
 プローチを、「これまでとは異なる視点から見直す」ことによっ
 て、より望ましい成果が得られている状況

・「本当に丁寧に相手の立場や利害について理解しよう」と努めて
 から、関係者の動機付けを図ることで、思った通りあるいは思っ
 ていた以上に相手が動いてくれている状況

・お互いに譲歩することを前提にして妥協点を探すのではなく、ま
 ず「Win-Winの解決策がないものかと話し合いを進める」という
 交渉スタイルが身についている状況

・「情報受信者の知識・経験などに配慮」した上で、適切な形で情
 報伝達や情報の共有ができている状況
------------------------------------------------------------

これらの状況を想像した時、あなたには何が見え、何が聞こえ、ど
んなことを感じたでしょうか?

こういった状況が現実のものとできるなら、あなたはその方法にど
れくらいの価値を置くでしょうか?

ただただ場数を踏むのではなく、体系立った内容に基づいて、段階
を踏んで学習を進めることで、もし、上記を可能にするようなコミ
ュニケーション方法を身につけることができるなら、あなたにとっ
てどの程度の価値があるでしょうか?

英会話学校に1~2年通うのと同じ程度の時間やエネルギーを割い
ても惜しくない程度の価値でしょうか?

それとも、もっと価値がありそうでしょうか?

もし、上記のような状況を実現する能力が身につくと、あなたの日
常生活や人生設計には、どんな変化があって、どんな可能性が開け
てきそうでしょうか?

収入やストレスの変化、仕事のやりがいや生き甲斐といった面での
変化、充実感を覚えるバランスのとれた生活、悔いを残さない挑戦
に溢れた生活…自分や所属組織に、どんな影響がありうるでしょう
か?

「瞬間清涼剤」的なサービスの利用については、「投資した時間に
比例する成果を期待するという考え方」(線形思考に基づく考え方)
を適用すれば良いかもしれませんが、

周囲から求められる人物のコミュニケーション方法・目的達成や問
題解決などに役立つコーチング・スキルを習得することの価値につ
いては、あなたは、どのように考えることを選ばれるでしょうか?


一般企業・NPO(非営利組織)・政府・起業といったキャリアを
経験し、働きながら介護をしたり、働きながらナノテクノロジー・
材料科学分野の博士号を取得したりしてきた私は、

ブレない軸を持ちつつも柔軟なモノの考え方を活かしたコミュニケ
ーションや、目的達成・問題解決・意思決定などに役立つコーチン
グの効用を、サバイバル的な要素も盛り込まれた実体験を通して感
じてきています。

そんな私にとって、上記を可能にするようなコミュニケーション方
法を身につけていくことの価値は、昔で言う「読み書きそろばん」、
今で言う「英語・ITスキルなど」を身につける価値に匹敵しそう
なくらい大切なものでした。

こういう経緯があって、現在の日本で広く知られているコーチング
と異なる、「総合的な診断(適切な問題設定)と物事の見方の探求
を活かす、弊社独自のコーチング学習プログラム」の開発に取り組
んだのです。

(中略)


■10分や15分で毎回解決策を出すよう強制されたら、対症療法に飛
 びつきますよ!

守秘義務遵守のため詳細は伏せますが、昨日の「コーチング演習パ
ートナーシップ」では、「最近、人と目を合わせなくなった」とい
った内容で始まるセッションがありました。

こういったセッションでは、「視線/対人恐怖症」の話だと思い込
んで、コーチング(と称する別のアプローチ)を進めるコーチ役が
現れることがあります。

しかし、それでは対症療法にすぎません。

セッション後の振り返りの時間に、弊社流コーチングのアプローチ
を用いて解説し、クライアント役から確認できたところによると、

問題の核心は「環境・役割の変化に伴う、時間管理」の話であり、
「最近、人と目を合わせなくなった」というのは、1つの症状(…
因果関係で言うところの結果)でしかなかったことが明らかになり
ました。

こういった事例の紹介を通して、問題症状の解消に飛びつくのでは
なく、(応急処置の重要性を認めつつも)本質的な問題解決に向か
おうとする、弊社流コーチングの姿勢について、少しでも感じ取っ
ていただけるものがあれば幸いです。

よく耳にするコーチング・プログラムでは、10分や15分程度のセッ
ション内で、毎回、何らかの結論か、すぐに取り組める(心理抵抗
の)小さな行動を計画するよう教えられ、そういった方向に沿った
練習を重ねられるそうです。

毎回毎回、15分程度のセッション内で、結論や行動計画を出さなけ
ればいけないと教われば、ほとんどの人が慌てて、「対症療法」に
走ってしまうのではないでしょうか?

私が実施しているコーチングでは、根治療法的なアプローチを採用
しているため、コーチングの最初の段階(…現状把握と問題の再設
定のステージ)では、60~90分程度のセッションを1回~数回実施
し、コーチングの進め方についてクライアントと相談の上で、その
後のセッション時間や頻度について決めて行くことが多いです。

(…ある事柄についての計画が立案でき、計画の進捗具合を見なが
  ら、微修正を行うような段階に至れば、1回のセッション時間
  は10数分でも良いと思います。)

こういった形で、「総合的な診断」(適切な問題設定)と「物事の
見方の探求」を行い、コーチングの基盤となるアプローチを丁寧に
決めなければ、対症療法を繰り返すだけで、事態をより深刻なもの
にしていくだけではないかと考えています。

(今回のニューズレターでは、話を簡単にするために、「痩せたい」
 「最近、人と目を合わせなくなった」といった話で始まるセッシ
 ョンの例を取り上げていますが、「弊社流コーチング学習プログ
 ラム」では、ビジネス分野のテーマなど、より複雑な内容を扱っ
 ています。)

上述のように考えているため、「弊社流コーチング学習プログラム」
で、10~15分程度の演習セッションを行う際には、

「この時間内に無理に対症療法を見つけようと努めるのは、クライ
アントにとって役に立たないばかりか、有害となることもあるので
やめましょう!」などと伝え、

目的達成・問題解決・意思決定などに向かうコーチングの最初の10
~15分を丁寧に実施する、その部分について丁寧に振り返って学ぶ
ことを推奨しています。


■非現実的な期待をせず、地道に学ぶことを決断されていれば、
 身につきます!

「フレームワーク質問力」「メタ・コーチング」「システム思考」
を基盤とする、合同会社5W1H流コーチング学習プログラムにつ
いて、上述のような話をご紹介すると、

中には「本当にそんなコミュニケーション方法、コーチング・スキ
ルが身につくかなぁ」と心配される方がいらっしゃいます。そうい
った方には、次のような話をご紹介しています。

------------------------------------------------------------
私たちが普段何氣なくしている行動について考えてみてください。

例えば、自動車の運転について考えてみると、信号や道路標識を見
ながら運転操作を行い、バックミラーを用いて後方を確認して車線
変更をしたり、雨が降ってくればワイパーを動かしたり、物陰から
の飛び出しに注意したり…と、実は、さまざまな状況変化に対応し
つつ、数多くの事柄を同時に行なっていることに氣づきます。

誰でも最初からすぐに自動車の運転ができるようになったわけでは
なくて、ほとんどの人は、運転席の位置調整やシートベルトの締め
方などから1つ1つ学び、教習所での運転練習を経て、公道での運
転練習へと進んでいったはずです。

コミュニケーション、コーチングの学習でも同じことで、「○○に
参加すれば、(自主練習等しなくても)あの人のように、いろいろ
な事柄が、一度に全てできるようになるはずだ!」と考えるのは、
「非現実的な期待」と言えるでしょう。

私は、「専門分野に依らず、内省や対話を通して、関係者や自分の
ものの見方について探求する方法を体得すること」が、自分自身や
所属組織の価値を高めるためにできる最良の取り組みの1つである
と考え、

心身が健全な方で、コーチング学習に地道に継続的に取り組むこと
を本氣で決断されている方であれば、誰でも、思ったよりも短期間
で、実用に耐えるレベルのコーチングの実施が可能になると感じ、
そしてこれまでの経験上、それが事実だと信じています。
------------------------------------------------------------

(後略)

============================================================


冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●ニューズレター第116号
 対症療法に飛びつかず、総合的な「診断」を重視して結果を出す!
 → http://5w1h.hatenablog.jp/entry/116(ブログ版)
 → http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no116.pdf(PDF版)
============================================================
出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
============================================================


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1

本文中に出ていた、「合同会社5W1H流コーチング学習プログラム」
の次期参加者募集を開始いたしました。

●9月13日(土)スタート 【 早割:7月18日(金)まで】
 合同会社5W1H流『コーチング学習プログラム』
 http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html

 ~「自らを制約から解放し、境界を超えていく能力」
  「自ら適切な課題を設定する能力」を高めるのに有効!~

「参加者の声」は、こちら↓からご確認いただけます。
  http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html#comments


P.S.2
●6月15日(日)ほか: 月に一度、日曜朝の「教養醸成の会」
 http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html

●6月28日(土)~29日(日)
 7月24日(木)~25日(金)
 「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
 http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html

●8月9日(土)~10日(日)
 2日間「コーチング漬け」体験
 http://www.5w1h.co.jp/pl/two_days_coaching.html


P.S.3
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

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 「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
 「人財と組織の育成を支援」する 合同会社5W1H

         代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

合同会社5W1Hウェブサイト 】 http://www.5W1H.co.jp/


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