知って得する経営塾 第465号『元気なうちに』
┏╋━ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第465号 2014年11月17日 ━
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╋┛ 発行:イーシーセンター
http://www.ecg.co.jp/
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info@ecg.co.jp
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╋┓ 現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム
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会計、税務、法律といった様々な視点で掲載中
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★☆★ 既刊情報 ★☆★
ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!
不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。
『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=465
■□■ 目次 ■□■
元気なうちに 落語家 三遊亭 金時
編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
≪榎本
会計事務所&イーシーセンターよりお知らせ≫
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しています。詳しくは下記URLよりご覧下さい。
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なお、現在の最新講座は以下の三つです。
▽動画版 すずりょうの「ビジネスの超ヒント!」
鈴木 領一(すずき りょういち)先生
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http://www.wisdom-school.net/content/265/】
ポッドキャスト番組「すずりょうのビジネスの超ヒント!」の動画版です。
ポッドキャスト番組は全世界でトータル600万ダウンロードされた
伝説のビジネス番組です。
今回、装いも新たに動画版が誕生しました。
毎回、身近な出来事を取り上げながら、そこに潜むビジネスの「超ヒント」
をお届けします。 成功する人はビジネス書から知恵を得るよりも先に、
目の前の出来事から誰も気付かない「成功のヒント」を発見しています。
その方法を、分かりやすく、そして面白く解説します
▽藤原直哉の最新世界経済予測
藤原 直哉(ふじわら なおや)先生
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http://www.wisdom-school.net/content/108/】
変化の大きい複雑な現在の日本において、
生き残るために経営者は何を為すべきか。その答えは歴史の中にある!
我が国日本の歴史において、過去に幾たびもの激動の時代がありました。
そして我々日本人は常に進化し、生き残ってきたのです。
歴史に学べば経営の解決の道は見える!
過去の賢人の智慧に学び、未来の経営者たれ!
これからの時代を生き抜く指針となる大人気講座。
▽知って得する現代医療~長所半分短所半分~
土橋 重隆(つちはし しげたか)先生
【
http://www.wisdom-school.net/content/239/】
病気は必然的に発生します。しかし現代医学は起きた現象を分析し、
それを絶対的な前提として診断、治療を行うものです。
つまり、現象の必然性には言及することはありません。
対症療法といわれる所以がそこにあります。
とはいっても救急医療の現場ではその対症療法が威力を発揮します。
ところがガンを含めた慢性に経過する疾患には十分な結果を出しているとは
いえません。それは必然性を支えている根拠を取り除いていないからです。
根拠がなくなれば必然性はなくなり病気は消退していくのです。
病気に”意味と価値”を見出すことによりその根拠がなくなります。
病気に対する新しい考え方を学んでいただくのがこの講座の目的です。
★☆★ 榎本
会計ネットラジオ放送局 最新ラインナップ ★☆★
▽対談!経営語録・ドル安の混乱・・世界を動かすものは、
国際商品の投機失敗!・安倍首相の歴史認識で国益が損なわれる。
経済
アナリストの藤原直哉先生と榎本の対談形式でお送りします!
【
http://www.ecg.co.jp/blog/pod-taidan_post_627.php?mm=464】
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元気なうちに 落語家 三遊亭 金時
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
アメリカで末期の脳腫瘍を患って、余命半年、と宣告された女性が、
尊厳死を認められている州にわざわざ引っ越して、
医師の処方した薬で亡くなった、というニュースが世界を駆け巡った。
皆さんはどう思いますか?
私はアリだと思います。
聞けばアメリカは皆保険制度ではないため、わずかな通院でも何百万単位の
治療費がかかるそうな。だから癌治療で長期入院なんてことになると、
それこそ天文学的な治療費を請求され、家族が破産することもあるそうだ。
私も助かる見込みがない治療で家族に迷惑がかかるなら、
安楽死を選ぶだろうし、ましてや苦痛を伴うのはまっぴら御免だ。
テレビの中でも意見は分かれているようだ。
「命のある限り全うするべきである、その闘病生活の間に奇跡が起きるかも
しれないし、画期的な治療法が開発されるかもしれない。」とか
「医師が死ぬ薬を処方するなんて本末転倒である」やら
「まだ正気なうちに死ぬことはない」などなど。
どれも至極ごもっとも、である。
だが、私は痛い、とか苦しい、とか助かる見込みがないのに頑張らせるのは
酷ではないかと思う。
落語家の大先輩の入船亭 扇橋師匠はきれいな高座を勤める師匠だった。
弟子を育てるのも上手な師匠で、お弟子さんは皆、トリをとり、
ひとかどの落語家になっている。
決して派手ではないが玄人好みの渋い落語をする師匠で、
小三治師匠とも芸を競い合っていた。私もたくさん噺を教えていただいた。
十くらいは稽古して頂いたかな。寄席には欠かせない師匠だった。
それが数年前、脳梗塞で倒れ、意識が戻らぬまま一命だけは取り留めた。
いわゆる植物状態だ。
医者から「どうしますか、胃瘻しますか?」と聞かれてご家族は拒否したが、
弟子たちは「師匠は生きているだけでいいんですから。
私たちも面倒を見ますのでお願いします」と懇願。
それで胃瘻を始めたが、こちらの言うことに何の反応もない。
目は動くが意識があるのかないのかもわからない。
一度、落語のテープを耳元で聞かせると涙を流したそうだ。残酷な話だ。
お弟子さんの一人は「あの時は勢いでそう言っちゃったけど、
師匠の為によかったのかな…とたまに思う」と話してた。
うーん、重いねえ。
私は延命治療絶対拒否!植物人間で意識がある、なんて考えただけでも御免だ。
それに
認知症になってかみさんや子供の名前までわからなくなって、
家族に迷惑をかけたくない、と私は追っている。
扇橋師匠はもはや自分では何にもできないのだ。
お弟子さんに聞いたら「相変わらず意識はないけど、顔色はバカに良いんだよ」
胃瘻はやり始めると長いんだ、と聞いたこともある。
かといって、心を鬼にして管を外すなんて出来ないし。難しいね。
大好きな師匠だっただけに話を聞くと本当に辛い。
もはや師匠自身でどうすることもできないんだから。
以前にもこのコーナーで書いたことがあるが、
私の高校時代の監督は余命半年と告知を家族が受け、
それから一年後に決まっていた娘さんの結婚式を三か月後に急遽変更して、
監督に花嫁姿を見せ、奥さんとは思い出旅行に出掛け、
家族に囲まれてお亡くなりになった。
かたや私の妻の父親は私たちの結婚式の五日前に急逝した。
「こんなことならもっと早く結婚式を挙げた方がよかった」
と悔やんだものだ。
話をもどすと、元気なうちに思い出を作り、家族と別れを告げ、
苦しまずに死ねるとしたら、やっぱり理想なんじゃないかな。
死期がわかっていることはある意味幸せなのかも。
医療の発達に伴いどんどん長生きになる。
昔は不治の病だったものがそうではなくなる。自分の意思で死ねるシステムも
あってもいいのかもしれないな、と思いました。はい。
◆◇◆ 三遊亭金時師匠のホームページ ◆◇◆
三遊亭金時の部屋
http://www.ecg.co.jp/kintoki/
日々写真付きで綴られているブログや
公演等のスケジュールもこちらでご確認下さい。
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≪おすすめ書籍のご案内≫
当メルマガの執筆陣の著書です。是非ご一読下さい!
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『知って得する年金・税金・
雇用・
健康保険の基礎知識 2014年版』
榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司、林充之共著
http://www.ecg.co.jp/topics/2014.php?mm=465
★『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
http://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=465
★『社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!』
榎本恵一、谷原誠、吉田幸司、渡辺峰男共著
http://www.ecg.co.jp/topics/post_52.php?mm=465
★『経営コーチ入門 経営者をサポートする』
榎本恵一、伊地知克哉、林 充之共著
http://www.ecg.co.jp/topics/post_49.php?mm=465
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編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
先日、遠方で中々会えない友人が出張で東京に戻ってきていたので、
久しぶりに会ってきました。
しばらく会わないうちに色々とあったようで、
最近は警察から感謝状をもらったそうです。
電車の中で盗撮している人を見つけて捕まえたとのことでした。
盗撮していたのは20歳くらいの学生だそうです。
この件で一番ショックを受けたのは、おそらくご両親だと思います。
元気でいる息子が、罪を犯して他人に迷惑を掛けてしまう。
これはかなりの親不幸だと思います。
金時師匠のお話の中で、余命半年と宣告された方が
尊厳死を選択したことが紹介されています。
周りに迷惑を掛けるぐらいなら、潔く死を選ぶ。
盗撮で捕まった・・・という話は、自分で抑えれば防げる事件です。
尊厳死は認められないとしても、
自分で選択できることはしっかりと考えて選び、
他人に迷惑を掛けないようにしたいものですね。
次号、第466は11月25日(火)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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元気なうちに 落語家 三遊亭 金時
編集後記 副編集長 塩田 剛也
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