• HOME
  • コラムの泉

コラムの泉

このエントリーをはてなブックマークに追加

専門家が発信する最新トピックスをご紹介(投稿ガイドはこちら

退職願は必ずもらいましょう

◆目次

退職願をもらう意義
退職時のトラブル
・その結果
・まとめ


退職願をもらう意義

従業員退職する際は、必ず退職願をもらってください」
とお客様にはお伝えしています。

その理由は、
1.雇用保険離職票を作成する際に必要
2.社会保険の手続きをする際に書面で退職日を確認したい。
  1日でも異なっているとあとあと面倒なことになるため
3.トラブル防止

の観点からです。

今回は、実際に退職時に起こったトラブルについて以下に書きます。


退職時のトラブル

過去、こんなケースがありました。

「自己都合で退職したのに、数カ月後に「解雇された」
と言いがかりをつけて、解雇予告手当を請求してきたケース」

この元従業員は、日頃から会社の備品を私物化し、
何かあるごとに社長さんに反抗的な態度をとっていました。

ある日、その元従業員は、社長と口論の末、
「こんな会社辞めてやる!」と言って会社を出て行ったそうです。
それ以来、出社していません。

しかし、数カ月後に
解雇されたので、解雇予告手当を支払ってください」
という請求書が、弁護士名の内容証明郵便
会社宛に送られてきました。

ケンカの末辞めていったので、
自己都合退職を証明する「退職願」はもらっていませんでした。

このようなケースは意外と多いのではないでしょうか。


◆その結果

このケースでは、「退職願」こそなかったものの、

・「こんな会社辞めてやる!」の現場にいあわせた
 他の従業員の証言
退職後、他の従業員を町で捕まえて脅したりしていたなどの証言
・辞める際に会社の備品を壊していったことの証拠写真

等々があり、それらを相手側弁護士に送り返したところ、
その後、本人からも弁護士からも連絡は来なくなったそうです。

これはラッキーなケースだと思います。
他社さんでのトラブルでは、裁判にまで行っています。


◆まとめ

このように、自分で辞めると言っておいて、
あとで「解雇された」と訴えてくる人は一定程度いますので、
可能な限り「退職願」をもらうようにしましょう。

とはいえ、病気その他の理由で延々と出勤しない、
連絡が取れないケースもあります。
その場合は、本人の意思が書いてあればメール等でも大丈夫です。

また、身元保証人に困っていることを連絡すると、
あっさり解決するケースもあります。

「このようなトラブルはいつかは発生する」
「悪意のある人は一定程度いる」という前提で
対策を講じておかれることをお勧めいたします。


※他の方へご紹介してくださると嬉しいです。転送も自由です。
※当サイトには様々な情報を載せていますので、是非遊びに来てください。
 https://yt-sr.com
※事務所紹介
 https://yt-sr.com/company/
※管理職のみなさまへ −労務人事管理マニュアル−
 https://yt-sr.com/column/

絞り込み検索!

現在22,536コラム

カテゴリ

労務管理

税務経理

企業法務

その他

≪表示順≫

※ハイライトされているキーワードをクリックすると、絞込みが解除されます。
※リセットを押すと、すべての絞り込みが解除されます。

スポンサーリンク

経営ノウハウの泉より最新記事

スポンサーリンク

労働実務事例集

労働新聞社 監修提供

法解釈から実務処理までのQ&Aを分類収録

注目のコラム

注目の相談スレッド

スポンサーリンク

PAGE TOP