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シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」
<第198回>[(第4話)ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!」
1.ギガスケーズデンキとは?
2.ヤマダ電機に負けないローコストオペレーション!
3.強い現場は権限委譲から!
4.頑張りすぎる経営は長続きしない!
5.ポイントカードは要らない!
【3】今日のポイント
【4】編集後記
===========================
店長が寝る暇もなく働き、頑張り過ぎる日本マグドナルド。黒字に転換はできた
ものの上昇気流にはまだ乗っていない。
サービス残業で摘発されたビッグカメラは社員の犠牲の上に繁栄している。社員
を大事にする会社にならなければ繁栄は長く続かないかも知れない。
そんな中、頑張り過ぎない経営で家電量販店ベスト7位のギカスケーズデンキに
着目したい。ヤマダ電機に迫る勢いがあるからだ。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
うちのやり方は「頑張らない」、「無理をしない」、「お客様に親切にする」。
とにかくこれだけ。
加藤修一
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第4話)ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!]
1.ギガスケーズデンキとは?
ケーズデンキは、一昨年の4月に愛知県の家電量販店ギガスと
合併し「ギガスケ
ーズデンキ」と社名を変えました。さらに同年の9月に今度は近畿を地盤とする
八千代ムセンを傘下に収めました。
これで関東、中京、近畿の三大都市圏をカバーする
売上高3,000億円台で業界7
位の家電量販チェーンが形成されたのです。
当面の目標は業界シェア10%、つまり
売上高8,000億円とぶち上げました。ヤ
マダ電機が1兆円ですからそれに迫ろうというわけです。
ケーズデンキはローコスト経営が得意。ギガスと八千代は
経常利益率が2%超で
中でも八千代ムセンの
経常利益率は2.42%でヤマダの2.3%を上回っていました。
三社が
合併することで三社のよい点がシナジー効果となって現れつつあります。
家電量販店は20社あまり。最終的には3~5社に統合されていく可能性があり
ますが、その中の一社に残ることは間違いないでしょう。
2.ヤマダ電機に負けないローコストオペレーション!
ケーズデンキの
売上高販売費管理費率は14.6%と業界内では際立って低いという
強さがあります。ヤマダ電機でさえ15.2%ですから。
ただし上には上がいるもので業界は異なりますが埼玉県を中心にドミナント展開
しているスーパーロジャースの
売上高販売費管理費率は10.8%です。
ロジャースの
販売費管理費率が極端に低いのは物流改革による効果が大きいので
すが、ケーズデンキは「企業文化による効果」が大きく貢献しています。
販売員の仕事は「接客対応」一点集中です。陳列、品出し、レジ打ちなどは一切
してはならないのです。平日の午前中で来店客の少ない時間帯でも他の作業をす
ることはありません。なぜかといえば接客以外の仕事を勝手にやりだすと店内の
どこにどんなムダがあるのかが見えなくなってしまうからです。
このようなわけで接客以外の仕事は分業化してパートやアルバイトに任せるので
す。
その代わり接客だけに専念する販売員は顧客に尋ねられたら何でも即答できるよ
うに自主的に勉強会を開いてマスターします。自分の担当売り場以外の商品知識
もマスターしているから驚きます。
顧客の少ない時間帯には、売り場の欠点をこまめにチェックし、気づいたことを
メモに残して上司に報告し、みんなでカイゼンしていきます。指示待ち社員はひ
とりもいないのです。
3.強い現場は権限委譲から!
販売員たちの自主性はどこからくるのでしょうか。それは現場への徹底した権限
委譲です。
役職に応じた値引きの制限などは一切ありません。「顧客に理があるなら、二割
引でも三割引でも無償返品でも自由に応じたらいい」、「レジ打ちのパートでも
返品を勝手に受け付けていい」とあらかじめ権限を委譲しています。
どんなことでも顧客のためになるなら自分の判断でやっていいというルールなの
です。
勝手に判断してやっていいと言われれば、人間必死になって勉強し顧客の話に耳
を傾けます。全ての答えは現場にあるのです。
4.頑張りすぎる経営は長続きしない!
社長から店長に至るまで、幹部が決して
売上高などの目標数字を口にして社員の
尻を叩かないのが加藤流の経営です。
もちろん、販売員には売り場ごとの売上目標が設定はされていますが、「数字を
前面に出せば必ずどこかで無理をする。無理は決して長続きはしないし、ひいて
はそれがクレームとなって跳ね返る」と考えているためです。
うちのやり方は「頑張らない」、「無理をしない」、「お客様に親切にする」。
とにかくこれだけとは加藤社長の弁。三社連合になってもこの考えは貫いていま
す。
三社連合になって、「今まで頑張りすぎで無理をしてきた店は、一時的に売上げ
は落ちるが、ムリをしなければまた直ぐ回復する」とさりげなく言っています。
5.ポイントカードは要らない!
ポイントカードの発祥はヤマダ電機と言われています。しかし、加藤社長はポイ
ントカードで顧客の囲い込みというのは店側の勝手な都合。顧客はよい販売員か
悪い販売員かきちんと見て管理している。ポイントカードに金を掛けるよりもそ
の分安くと考えています。
ギガスケーズデンキは、業界の風雲児であることは間違いないでしょう。
(今回の参考文献:日経ビジネス2004年5月3日号)
【3】今日のまとめ
1.ローコストオペレーションの秘訣は、販売員に接客以外の仕事をさせず、他
の仕事はパートやアルバイトに任せる考えであること。販売員は常に売り場
のカイゼン点に目を光らせること。
2.強い現場は徹底した権限委譲が源泉となっていること。そして販売員が自主
的に担当以外の売り場の商品知識まで勉強してマスターし、顧客のどんな質
問にも即答できるように自己成長していること。
3.頑張りすぎる経営、無理をする経営は必ずひずみが生じるという企業文化を
確立していること。
4.顧客には徹頭徹尾親切にすること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
無理をしない。親切にするという社風は現社長の父である加藤馨会長が作ったも
のだそうです。それを二代目が継続して進化させているところにケーズデンキの
強さがあります。
頑張り過ぎない、無理をしない。そして繁栄し続ける経営はすばらしいと思いま
す。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回予告
次回は、シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」第5話「社員と地域を活性化させる豆腐屋三代目の気概!」を解説します。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」
<第198回>[(第4話)ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!]
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!」
1.ギガスケーズデンキとは?
2.ヤマダ電機に負けないローコストオペレーション!
3.強い現場は権限委譲から!
4.頑張りすぎる経営は長続きしない!
5.ポイントカードは要らない!
【3】今日のポイント
【4】編集後記
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店長が寝る暇もなく働き、頑張り過ぎる日本マグドナルド。黒字に転換はできた
ものの上昇気流にはまだ乗っていない。
サービス残業で摘発されたビッグカメラは社員の犠牲の上に繁栄している。社員
を大事にする会社にならなければ繁栄は長く続かないかも知れない。
そんな中、頑張り過ぎない経営で家電量販店ベスト7位のギカスケーズデンキに
着目したい。ヤマダ電機に迫る勢いがあるからだ。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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うちのやり方は「頑張らない」、「無理をしない」、「お客様に親切にする」。
とにかくこれだけ。
加藤修一
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【2】メルマガ本論
[(第4話)ギガスケーズデンキの頑張り過ぎない加藤流経営!]
1.ギガスケーズデンキとは?
ケーズデンキは、一昨年の4月に愛知県の家電量販店ギガスと合併し「ギガスケ
ーズデンキ」と社名を変えました。さらに同年の9月に今度は近畿を地盤とする
八千代ムセンを傘下に収めました。
これで関東、中京、近畿の三大都市圏をカバーする売上高3,000億円台で業界7
位の家電量販チェーンが形成されたのです。
当面の目標は業界シェア10%、つまり売上高8,000億円とぶち上げました。ヤ
マダ電機が1兆円ですからそれに迫ろうというわけです。
ケーズデンキはローコスト経営が得意。ギガスと八千代は経常利益率が2%超で
中でも八千代ムセンの経常利益率は2.42%でヤマダの2.3%を上回っていました。
三社が合併することで三社のよい点がシナジー効果となって現れつつあります。
家電量販店は20社あまり。最終的には3~5社に統合されていく可能性があり
ますが、その中の一社に残ることは間違いないでしょう。
2.ヤマダ電機に負けないローコストオペレーション!
ケーズデンキの売上高販売費管理費率は14.6%と業界内では際立って低いという
強さがあります。ヤマダ電機でさえ15.2%ですから。
ただし上には上がいるもので業界は異なりますが埼玉県を中心にドミナント展開
しているスーパーロジャースの売上高販売費管理費率は10.8%です。
ロジャースの販売費管理費率が極端に低いのは物流改革による効果が大きいので
すが、ケーズデンキは「企業文化による効果」が大きく貢献しています。
販売員の仕事は「接客対応」一点集中です。陳列、品出し、レジ打ちなどは一切
してはならないのです。平日の午前中で来店客の少ない時間帯でも他の作業をす
ることはありません。なぜかといえば接客以外の仕事を勝手にやりだすと店内の
どこにどんなムダがあるのかが見えなくなってしまうからです。
このようなわけで接客以外の仕事は分業化してパートやアルバイトに任せるので
す。
その代わり接客だけに専念する販売員は顧客に尋ねられたら何でも即答できるよ
うに自主的に勉強会を開いてマスターします。自分の担当売り場以外の商品知識
もマスターしているから驚きます。
顧客の少ない時間帯には、売り場の欠点をこまめにチェックし、気づいたことを
メモに残して上司に報告し、みんなでカイゼンしていきます。指示待ち社員はひ
とりもいないのです。
3.強い現場は権限委譲から!
販売員たちの自主性はどこからくるのでしょうか。それは現場への徹底した権限
委譲です。
役職に応じた値引きの制限などは一切ありません。「顧客に理があるなら、二割
引でも三割引でも無償返品でも自由に応じたらいい」、「レジ打ちのパートでも
返品を勝手に受け付けていい」とあらかじめ権限を委譲しています。
どんなことでも顧客のためになるなら自分の判断でやっていいというルールなの
です。
勝手に判断してやっていいと言われれば、人間必死になって勉強し顧客の話に耳
を傾けます。全ての答えは現場にあるのです。
4.頑張りすぎる経営は長続きしない!
社長から店長に至るまで、幹部が決して売上高などの目標数字を口にして社員の
尻を叩かないのが加藤流の経営です。
もちろん、販売員には売り場ごとの売上目標が設定はされていますが、「数字を
前面に出せば必ずどこかで無理をする。無理は決して長続きはしないし、ひいて
はそれがクレームとなって跳ね返る」と考えているためです。
うちのやり方は「頑張らない」、「無理をしない」、「お客様に親切にする」。
とにかくこれだけとは加藤社長の弁。三社連合になってもこの考えは貫いていま
す。
三社連合になって、「今まで頑張りすぎで無理をしてきた店は、一時的に売上げ
は落ちるが、ムリをしなければまた直ぐ回復する」とさりげなく言っています。
5.ポイントカードは要らない!
ポイントカードの発祥はヤマダ電機と言われています。しかし、加藤社長はポイ
ントカードで顧客の囲い込みというのは店側の勝手な都合。顧客はよい販売員か
悪い販売員かきちんと見て管理している。ポイントカードに金を掛けるよりもそ
の分安くと考えています。
ギガスケーズデンキは、業界の風雲児であることは間違いないでしょう。
(今回の参考文献:日経ビジネス2004年5月3日号)
【3】今日のまとめ
1.ローコストオペレーションの秘訣は、販売員に接客以外の仕事をさせず、他
の仕事はパートやアルバイトに任せる考えであること。販売員は常に売り場
のカイゼン点に目を光らせること。
2.強い現場は徹底した権限委譲が源泉となっていること。そして販売員が自主
的に担当以外の売り場の商品知識まで勉強してマスターし、顧客のどんな質
問にも即答できるように自己成長していること。
3.頑張りすぎる経営、無理をする経営は必ずひずみが生じるという企業文化を
確立していること。
4.顧客には徹頭徹尾親切にすること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
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【4】編集後記
無理をしない。親切にするという社風は現社長の父である加藤馨会長が作ったも
のだそうです。それを二代目が継続して進化させているところにケーズデンキの
強さがあります。
頑張り過ぎない、無理をしない。そして繁栄し続ける経営はすばらしいと思いま
す。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回予告
次回は、シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」第5話「社員と地域を活性化させる豆腐屋三代目の気概!」を解説します。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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