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シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」
<第203回>[(第9話)この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!]
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今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!」
1.ワイキューブとは?
2.明快な経営理念!
3.日本一給料の高い会社を目指す!
4.お金以外の価値の提供も!
5.
モチベーションの高さでも日本一になる!
【3】今日のポイント
===========================
「ワイキューブ」という人材
採用コンサルティング会社の安田社長のメルマガを
ずっと読み続けてきました。
歯に衣を着せず、自らを「超人材
採用のプロ」と称して記事を書き続けています。
参考にしてきた人も多いことでしょう。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
うちが他社と違うのは、利益の使い道。売上げを伸ばしたり、知名度を高めるの
ではなく、社員の生活を豊にするために使う。
安田佳生
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第9話)この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!]
1.ワイキューブとは?
東京都市ヶ谷駅前のビルにオヒィスを構える中小企業の「人材
採用コンサルティ
ング会社」です。社名の由来は創業メンバー三人の名前のイニシャルがYである
ことで、Yの三乗(キューブ)という意味からきています。
設立が1990年、安田社長24歳のときです。アメリカ留学後リクルートで二年間
働き直ぐに起業しました。
社員数160名。2005年5月期の
売上高は31億円で
経常利益1億6,000万円(経
常利益率5.2%)といいますから立派な成績です。
昨年の会社説明会には新卒就職希望者が1万3,000人も集まったというから驚きで
す。就職人気ランキングでは大企業も含めて33位だったそうです。
なぜこのように人気が高いのでしょうか。それは安田佳生社長の明快な経営理念
にあります。
2.明快な経営理念!
一部の負け組み企業を除き、大企業を中心に
売上高が伸び、過去最高の利益を出
した企業が多く、景気は徐々によくなっています。しかし売上増、高利益とは対
照的に待遇面の改善は進んでいません。連合は久しぶりにベースアップを要求す
ることを掲げましたが果たしてどの程度アップするのでしょうか。
ワイキューブの経営理念は「利益を社員の生活を豊にするために使う」という明
確なメッセージにあります。この企業風土に若者たちが共鳴するのです。
社内には社員専用のカフェがあります。一人コーヒーを飲みながら資料を読むも
の、数名で談笑するものなどさまざまです。午後三時には自家製のパインやケー
キも出てきます。これを目当てに社員たちが集まってくるのです。地下にはバー
まであり、午後六時になればパーティが始まるのです。
楽しい仲間と楽しい雰囲気で仕事ができるというわけです。このような環境を会
社として設定しているのです。これを型破りと言ってしまえばそれまでです。
3.日本一給料の高い会社を目指す!
ワイキューブでは「日本一給料の高い会社」を目標に掲げています。
20歳代で2,000万円の社員もいるということですが、社員の平均給与は7~800
万円だそうで、5年後には
売上高300億円、社員数300名、平均年収を3,000
万円にすると公言しています。大風呂敷のようにも思えるのですが、決して実現
不可能ではないように思います。
ある中途入社の社員(26歳)は、「多くの会社の社長が事業を拡大するとか、
利益を伸ばすと言うけれど何のためなのかよく分からない。うちの社長は『社員
の幸せのため』と、はっきり言ってくれるからやりがいを感じる」と。
今の若者の中には「会社の理念やビジョンに共感」できて、「会社との一体感」
を求めている人が多くいるということなのです。ここに注目する必要があります。
4.お金以外の価値の提供も!
社員に利益を還元する場合、全てをお金で還元するのは少し考えものでしょう。
そのことは安田社長が熟知しています。
手取りの多さも大事ですが会社でどのようにお金を掛けるかを重視しています。
それが全前述した社内カフェであり、バーでもあるのです。
裏を返せば価値観を共有できる人でなければワイキューブでは
採用されないとい
うことでもあるのです。
「どんなに優秀でも嫌だと思う人は
採用しない」という安田社長の言葉にもそれ
がはっきりと表れています。
規模や知名度で会社選びをする若者も多い中で、規模や知名度は低くても、会社
や経営者に魅力を感じて集まってくる中にこそ優秀な人材がいるのです。そのこ
とをワイキューブが実証して中小企業の人材コンサルティングをやっているため、
クライアントに対して説得力があるわけです。
5.
モチベーションの高さでも日本一になる!
和気あいあいの会社、楽しい会社というだけではありません。社員の「強烈な達
成意欲」なる
コンピテンシーも高度に磨き抜かれています。
企業の経営資源の中でも「人」はもっとも重要な経営資源です。
採用方法と人材
から革新していかなければ中小企業の改革もできないでしょう。中小企業の強い
味方、それがワイキューブの社員たちなのです。
(今回の参考文献:日経ビジネス2005年11月7日号)
【3】今日のまとめ
1.経営理念は若い人たちにピンと来る明快なものが重要であること。例えば
「利益は社員の幸せのために使う」というように。
2.若者の中には「こんな経営者の下で働きたい」という意識を持っている人が
多いこと。
3.年収の多さだけでなく、楽しい仲間と楽しい雰囲気の中で仕事をできるよう
な環境設定にもお金を使うことも重視すること。
4.「日本一給料の高い会社」の裏返しは「日本一達成意欲のある人材の集まっ
ている会社」であること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
いい風土のモノサシの一つに「経営トップと社員が共通の価値観」を持つことが
挙げられます。ワイキューブの優れている点です。
共通の価値観がなければ経営トップと社員はボタンの掛け違いになってしまうか
らです。「共通の価値観」があるからこそ「同一の危機感」も持つことができる
のです。
このような風土が社員の「強烈な達成意欲」なる
コンピテンシーを磨いていくの
です。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
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彩愛コンサルピアのHPは、
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(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
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シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」
<第203回>[(第9話)この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!]
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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。
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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!」
1.ワイキューブとは?
2.明快な経営理念!
3.日本一給料の高い会社を目指す!
4.お金以外の価値の提供も!
5.モチベーションの高さでも日本一になる!
【3】今日のポイント
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「ワイキューブ」という人材採用コンサルティング会社の安田社長のメルマガを
ずっと読み続けてきました。
歯に衣を着せず、自らを「超人材採用のプロ」と称して記事を書き続けています。
参考にしてきた人も多いことでしょう。
【1】心に刻んでおきたい言葉
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うちが他社と違うのは、利益の使い道。売上げを伸ばしたり、知名度を高めるの
ではなく、社員の生活を豊にするために使う。
安田佳生
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【2】メルマガ本論
[(第9話)この人の下で働きたいと思うワイキューブという会社の魅力!]
1.ワイキューブとは?
東京都市ヶ谷駅前のビルにオヒィスを構える中小企業の「人材採用コンサルティ
ング会社」です。社名の由来は創業メンバー三人の名前のイニシャルがYである
ことで、Yの三乗(キューブ)という意味からきています。
設立が1990年、安田社長24歳のときです。アメリカ留学後リクルートで二年間
働き直ぐに起業しました。
社員数160名。2005年5月期の売上高は31億円で経常利益1億6,000万円(経
常利益率5.2%)といいますから立派な成績です。
昨年の会社説明会には新卒就職希望者が1万3,000人も集まったというから驚きで
す。就職人気ランキングでは大企業も含めて33位だったそうです。
なぜこのように人気が高いのでしょうか。それは安田佳生社長の明快な経営理念
にあります。
2.明快な経営理念!
一部の負け組み企業を除き、大企業を中心に売上高が伸び、過去最高の利益を出
した企業が多く、景気は徐々によくなっています。しかし売上増、高利益とは対
照的に待遇面の改善は進んでいません。連合は久しぶりにベースアップを要求す
ることを掲げましたが果たしてどの程度アップするのでしょうか。
ワイキューブの経営理念は「利益を社員の生活を豊にするために使う」という明
確なメッセージにあります。この企業風土に若者たちが共鳴するのです。
社内には社員専用のカフェがあります。一人コーヒーを飲みながら資料を読むも
の、数名で談笑するものなどさまざまです。午後三時には自家製のパインやケー
キも出てきます。これを目当てに社員たちが集まってくるのです。地下にはバー
まであり、午後六時になればパーティが始まるのです。
楽しい仲間と楽しい雰囲気で仕事ができるというわけです。このような環境を会
社として設定しているのです。これを型破りと言ってしまえばそれまでです。
3.日本一給料の高い会社を目指す!
ワイキューブでは「日本一給料の高い会社」を目標に掲げています。
20歳代で2,000万円の社員もいるということですが、社員の平均給与は7~800
万円だそうで、5年後には売上高300億円、社員数300名、平均年収を3,000
万円にすると公言しています。大風呂敷のようにも思えるのですが、決して実現
不可能ではないように思います。
ある中途入社の社員(26歳)は、「多くの会社の社長が事業を拡大するとか、
利益を伸ばすと言うけれど何のためなのかよく分からない。うちの社長は『社員
の幸せのため』と、はっきり言ってくれるからやりがいを感じる」と。
今の若者の中には「会社の理念やビジョンに共感」できて、「会社との一体感」
を求めている人が多くいるということなのです。ここに注目する必要があります。
4.お金以外の価値の提供も!
社員に利益を還元する場合、全てをお金で還元するのは少し考えものでしょう。
そのことは安田社長が熟知しています。
手取りの多さも大事ですが会社でどのようにお金を掛けるかを重視しています。
それが全前述した社内カフェであり、バーでもあるのです。
裏を返せば価値観を共有できる人でなければワイキューブでは採用されないとい
うことでもあるのです。
「どんなに優秀でも嫌だと思う人は採用しない」という安田社長の言葉にもそれ
がはっきりと表れています。
規模や知名度で会社選びをする若者も多い中で、規模や知名度は低くても、会社
や経営者に魅力を感じて集まってくる中にこそ優秀な人材がいるのです。そのこ
とをワイキューブが実証して中小企業の人材コンサルティングをやっているため、
クライアントに対して説得力があるわけです。
5.モチベーションの高さでも日本一になる!
和気あいあいの会社、楽しい会社というだけではありません。社員の「強烈な達
成意欲」なるコンピテンシーも高度に磨き抜かれています。
企業の経営資源の中でも「人」はもっとも重要な経営資源です。採用方法と人材
から革新していかなければ中小企業の改革もできないでしょう。中小企業の強い
味方、それがワイキューブの社員たちなのです。
(今回の参考文献:日経ビジネス2005年11月7日号)
【3】今日のまとめ
1.経営理念は若い人たちにピンと来る明快なものが重要であること。例えば
「利益は社員の幸せのために使う」というように。
2.若者の中には「こんな経営者の下で働きたい」という意識を持っている人が
多いこと。
3.年収の多さだけでなく、楽しい仲間と楽しい雰囲気の中で仕事をできるよう
な環境設定にもお金を使うことも重視すること。
4.「日本一給料の高い会社」の裏返しは「日本一達成意欲のある人材の集まっ
ている会社」であること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
いい風土のモノサシの一つに「経営トップと社員が共通の価値観」を持つことが
挙げられます。ワイキューブの優れている点です。
共通の価値観がなければ経営トップと社員はボタンの掛け違いになってしまうか
らです。「共通の価値観」があるからこそ「同一の危機感」も持つことができる
のです。
このような風土が社員の「強烈な達成意欲」なるコンピテンシーを磨いていくの
です。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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