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労務管理

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労災保険料率の見直しについて

最終更新日:2008年04月28日 06:54

今年から、新しく社会保険業務をしている新米です。

労災保険の申告の時期に入り、当社の過去の申告を
いろいろとチェックしているうちに、どうやら実情と
かけ離れた「事業の種類」で申請していることが
分かりました。

例えば、実際には営業所としての機能しかないのに、
「運送の手配をする」から「運送業」になっており、
私の勤務する事務所の3倍以上の料率であったり。

・・・

で、先輩格の人間に「変えて申請すべきではないか」と
言ったところ、「下手に変えると労基署のチェックが
入るので、ダメだ。変えるなら、アンタが社会保険労務士
並みの知識をもって、対抗できるようでないと」などと
言われました。(この人物も労災保険は素人ですが)


いうなれば、軽自動車に乗っているのに、スポーツカーの
保険料を払っているようなものですが、労基署というのは
そんなに融通の利かない組織なんでしょうか?

「遠隔地の支店の実態を把握していない担当者が、誤った
種類で申告していました」と言って、なぜいけないの
でしょうか?

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Re: 労災保険料率の見直しについて

著者たまりんさん

2008年04月28日 10:12

こんにちは、緑色の魔王さん。

 さて、ご相談の件、以下の通り回答いたします。

Q1.労基署というのはそんなに融通の利かない組織なんでしょうか?
A.私見であれば、融通が利くとか利かないとかではなく、『正論』をきっちり言う役所という印象ですね。

Q2.「遠隔地の支店の実態を把握していない担当者が、誤った種類で申告していました」と言って、なぜいけないのでしょうか?
A.良いとか悪いとかではなく、表現の仕方は考えた方がいいですね。対労基だけであれば、それでいいのでしょうが。

 例えば、先輩社員さんは、その申告(訂正)により、余計なところ(残業手当等)に影響が及ぶことや、悪く考えれば、自身の管理責任を問われる可能性があることも懸念されているのでしょう。

 少し緑色の魔王さんよりサラリーマン経験の長い私からすると、特に後者の考えの人は沢山いますよ。
 残念ながら、日本のほとんどの会社は「なーなー」で済ませていることが多々あり、納得いかないでしょうが『勧善懲悪』or『白黒』で判断してはいけない場面があります。日本の文化といいますか…。

 勿論、それで見過ごせと申しているわけではありません。
 本件のような場合は、少し言い方を変えて「適切な保険料率で申告すると、○○円→△△円と××円経費が少なくて済む」といった“提案”をすればいかがでしょうか?
 多分先輩社員さんは、「誤り」という言葉に反応しているんだと思いますよ。

 これから仕事をされるに当たり、多々納得いかないことがあろうかと思います。
 しかし、物事を正すためには、会社内において、根拠(例えば資格)や政治力(例えば業歴や役職)が必要な部分もあるのです。
 それらを念頭に、一気に変えようと思うのではなく、着実に正すようにした方がいいですね。


以上

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