相談の広場
年金を受給している66歳の方の社会保険を加入手続きをしたいのですが、本人が「厚生年金に加入することによって、退職後にもらう年金の受給額が減る可能性があるのではないか」と聞かれました。
こちらのサイトでも調べさせていただいたのですが
”支払った保険料は、退職後の受給額に反映する”
とあるのですが、これまでの年金額の基となったものより、今回の収入がかなり低い場合、退職後の年金額が減ってしまうのでしょうか?
どうか教えてください。
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退職後の年金額が減ることはありません。
年金受給者の場合、在職中も年金は支給されますが、受給すべき年金額と報酬の額によっては、一部もしくは全額支給停止されることもあります。以下のサイトを参考にして下さい。
http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/todokede_ans02.htm#sanko2
しかし、会社を退職すると、支給停止は解除され、更に在職中の報酬を加味して年金額は改定されます。
厚生年金額計算は複雑なので簡略して説明します。年金額は
平均標準報酬額×給付乗率×被保険者期間月数×1.031×0.985
= A×平均標準報酬額×被保険者期間月数
で計算されます。
簡単なシミュレーションをしてみましょう。
入社前が被保険者期間24ヶ月で平均標準報酬額30万円であって、入社後1年で退職しその期間の標準報酬月額が10万円としたら、
入社前 A×300000×24=7200000A
退職後 A×((300000×24+100000×12)÷(24+12))×(24+12)=8400000A
となり、退職後は増加することになります。
もしかしたら66歳の方は、前段で説明した在職中の年金の減額を心配されているのではないでしょうか? 在職中は、年金と報酬を合わせれば総額は増えるということと、退職後は年金額が増加しその後はずっと変わらないということで納得してもらえるのではないでしょうか?
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