相談の広場
弊社では、作業員主体の安全衛生委員会を推進しています。安全・衛生両面の現場目線での意見を積極的に出してもらい、検討、実施と進め、意識の向上へと繋げています。
しかし、作業員の意識がなかなか向上せず、良い策はないものかと相談をさせていただきました。
安全パトロールへの参加、危険予知訓練、リスクアセスメント洗い出しを現場にあったレベルで進めてきましたが、委員以外の作業員への浸透が、全くないといってもいいくらいです。上から「やれ」というのは簡単で、それなりに動いてくれますが、自分達から「こうしよう」「これ危険じゃないか」という動きを期待しています。また、危険を危険と感じないそんな意識を変化させることを目的としています。
安全衛生委員会の議事内容について、アドバイスをいただけませんか
また、安全衛生委員会以外の活動で、効果的な活動がありましたら、ご指導いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
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SCSSAさん、
> 弊社では、作業員主体の安全衛生委員会を推進しています。安全・衛生両面の現場目線での意見を積極的に出してもらい、検討、実施と進め、意識の向上へと繋げています。
★弊社も同じ課題を持っておりました。
それで産業医にアドバイスを求めました。
以下がそのまとめです。
★もっと大きな目で社内の安全・衛生を見ること。
例えば、①過重労働 ②パワハラ・セクハラ
③コミュニケーションのあり方 ④インフルエンザ
⑤定期健康診断 など会社にはストレス源となる
ものが一杯ある。それが安全・衛生に悪影響を
与えているのがあるかも知れないので、それらを
ひとつひとつ潰してはどうか。
★事故や危険を現場レベルに放置していると、会社側の
過失責任が必ず問われる時代になっている。
本人達に任せているだけだと、最悪の場合は裁判で
必ず負けるのが今の時代。
このひと言は、効きました。
SCSSAさん、こんにちは。
「上から『やれ』というのは簡単」と仰せですが、わが社ではその「上」の問題意識がないのが現状です。うちは商社ですが、建設業の許可も取っているので、当然、建設工事部門もあります。
しかし、商社的な発想からなかなか脱却できず、全国安全衛生委員会を開催した時も、安全管理者である総務部長が最後列に座って「高みの見物」をしているだけです。社長が営業本部長を兼務しているので、営業副本部長(取締役)は大変忙しく、「安全衛生」などというのは、どうしても優先順位が最後になります。
しかも、私は内部監査室の人間です。一応、第一種衛生管理者ですが、安全衛生委員会の推進役にされています。そして、「安全衛生」というとすぐ、私のところにお鉢が回ってきます。これは、内部統制上、明らかに問題です。
このような状況と比較すれば、御社の状況は少なくともトップが問題意識を持っておられるだけ、随分進んでいると思います。後は、地道に「現場」にそれを浸透させていくだけですから。
なお、昨年、衛生管理者の能力向上教育を受講した時に印象に残ったのは、実際に「安全衛生」を担っているのは「現場」であって、決して事務局ではないということです。
JGF393様
コメント有難うございます。
弊社は、安全衛生委員会を設置してまだ1年が経過したばかりです。私自身も、安全管理者選任時講習、第一種衛生管理者試験を受け資格を持ち、2年も経過しておりません。会社としての体制も同時期から注力が始まり、形作りができたところというレベルです。
作業責任者、安全管理者、衛生管理者を兼ねての任命になり、プレッシャーを感じながら委員会を進めております。
先頭に立って、皆を引っ張ってゆく立場であり、私だけが頑張っても意味がないわけで、いかに、委員の意識を高め、末端まで浸透させてゆくかが課題となります。
現場従業員の大半が女性パートを占める現場であり、一筋縄ではいかないケースが多く、理解を得る事で精一杯な毎日です。「現場の声」を大切にし、皆さんが働きやすく、安全で快適な環境を作る為の委員会だということを訴え、沢山の要望、意見を引き出せて行けるよう、日々の作業指揮、手配、声がけから意識して、十分な信頼を獲得することも大事なのではと思っています。
安全衛生委員会が、活性化しない理由を考えてみる事が一番のポイントです。
最初に出てくる言葉は、
・法律なのだから、取りあえず最低限守っていれば十分!!
・面倒だからしょうがない!
・金と時間ばかり掛かって仕方ないなぁ~
経営者にしても、従業員にしてもこの様な意識を持っておられるのではないでしょうか?
では・・・
本当に安全衛生法が、上記の様な法律なのか?を再検討してみる必要があります。
なぜなら、安全衛生法の内容の多くは、実際にきちんと守った方が、安全かつ生産性が高くなるからです。
5Sとか色々ありますが・・・
例えば、一般的な「整理整頓」などにしても、雑然とした作業環境で作業をするよりも、整理整頓してある方が、作業性も生産性も仕上がりも良くなります。
安全衛生委員会を「作業改善・効率向上委員会」と位置づけて取組むと生産性や作業効率があがり、企業収益UPに繋がる宝の山です。
今の経済状況の中で業績UPを実現させるツールとして是非活用してください。
お返事が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
先生のコメントの通りです。
弊社では、安全衛生委員会の構成メンバーに、現場作業員(リーダー)を参加させ、5Sから、作業改善、作業効率まで幅を広げて取り組みをしていきたいと心に秘めていたところです。
取り組みが始まりまだ1年しか経過していません。安全・衛生面の意識も低レベルであり、その上、効率化などの取り組みは、現段階では期待ができない状態にあります。安全、衛生、効率、作業改善に順位はありませんが、作業環境を良くし、働きやすい職場を皆で作り上げ、その上、効率の良い作業を追及していこうという意識を持ってくれるだけでも、考え方が代わると思います。委員から意識を向上させ、その後、他作業員へ落とし込み、感化させていけたらと思っています。
委員会で上げられた声について、明確に答えてあげる事も重要であり、可能、不可能の理由を説明し、モチベーションを下げないような配慮も必要と感じております。
会社のバックアップも期待ができる環境でありますが、この経済状況の下、コストセーブも行わなければなりませんが、目先のコストにとらわれず、優先順位を決め、改善を進めたいと思っています。
お返事の文頭にあります、3つの言葉は、まさにその通りです。弊社は、請負でありまして、安全衛生委員会への取り組みには力を入れています。しかし、請負先のトップの方の意識がまさにそれであり、もがき苦しんでいたところです。
弊社がOKでも、トップがNGではどうしようもありません。
そんな非協力的な背景もあり、活性化が困難な状況なのです。
> また、安全衛生委員会以外の活動で、効果的な活動がありましたら、ご指導いただければ幸いです。
>
参考までに
http://www.jaish.gr.jp/user/anzen/sho/forum/forum_h1704.pdf
SCSSA様 こんにちは
> お返事の文頭にあります、3つの言葉は、まさにその通りです。弊社は、請負でありまして、安全衛生委員会への取り組みには力を入れています。しかし、請負先のトップの方の意識がまさにそれであり、もがき苦しんでいたところです。
> 弊社がOKでも、トップがNGではどうしようもありません。
> そんな非協力的な背景もあり、活性化が困難な状況なのです。
現在の経済状況でのご苦労お察しいたします。
そこで、少し視点を変えて、元請が欲しい協力会社とは、どの様なところでしょうか?
納期を守ってくれる・・・・
現場対応が素早い・・・・
仕上がりが良い・・・・
金額が安い・・・・
事故が少ない・・・・
究極的には、信頼関係だと考えております。
安全、衛生、効率、作業改善が会社の実績となり他社との差別化に繋がり受注が増え、仕事に係る協力会社様にも利益が出るようになって行きます。
請負先のトップの方もきっと、利益を出したいと考えているはずです。
安全衛生を通して、業務の効率化が進み、利益が出る体質になることがわかれば、積極的に参加しはじめます。
そこには、ちょとした仕組みが必要ですね。
小さな取組み1つからでも良いので、着実に進めてください。
きっと安全衛生のみならず、作業効率化の意識が少しづつ変化していくと思います。
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